[トラブル編]写真で見る小屋暮らし
2018/05/02
「写真で見る小屋暮らし」の第四弾は、小屋で暮らし始めて最初の頃に起きた「トラブル編」です。
「写真で見る小屋暮らし」シリーズは、一先ずこれでお終いです。
このトラブル編では、地元の方から怒られたとか、脅迫に近いようなことを言われたと感じてしまうような書き方になっているかもしれません。
また、当事者同士でしっかりと話し合うこともなかったので、基本的には僕の主観で書くことになります。
当然相手にも僕の考えの及ばない事情もあるのだと思います。
現在は当初の希望通り、とても静かな生活を送ることが出来ています。
軽い気持ちで読み進めていただけたら幸いです。
[ゴミ捨て問題]
移住後暫くはゴミを捨てることが出来なかったので、薪ストーブや庭で燃やしたり、購入したスーパーでリサイクルゴミを捨てたりしていました。
少し想像して貰えたら分かると思いますが、どうしても捨てることが出来ずに溜まっていくゴミというものもあって、移住当初は非常に困りました。
僕の移住した先は、別荘の多い地域でした。
このことが関係しているようで、町内会や地元の消防団への勧誘は一切ありませんでした。
その代わりに、地元の人が利用しているゴミの収集所を利用することは許されなかったのです。
これをどう思うかは人それぞれですが、少なくとも「ゴミが捨てられない」ということは、とても辛いものでした。


[川の利用について]
始めの頃は何度か、真冬の川に汗を流しに行ったり、泥の付いた野菜を洗いに行ったことがありましたが、真冬の水の冷たさは、頭痛が始まるくらい強烈なものでした...。
とても綺麗な川の水ですが、冬は刺すような冷たさになります。
また、川の近くに住む人びとには不審がられるので、落ち着いて汗を流すことは出来ませんでした。



[大雪]
関東・甲信
14日夕方から15日朝にかけては特に甲信地方の山梨県で記録的な大雪となり、甲府市(1894年観測開始)で114cm、河口湖(1933年観測開始)でも143cmといずれもそれまでの過去最深積雪を大幅に塗り替える積雪を記録した他、関東地方でも秩父市(1926年観測開始)で98cm、前橋市(1896年観測開始)で73cm、熊谷市(1896年観測開始)で62cm[11]、宇都宮市(1890年観測開始)で32cm[12]と過去最深積雪を記録、東京都心でも8日に続いて東京都千代田区大手町で最深積雪27cmを記録[11][13]。大手町から1キロ離れた北の丸公園試験観測場では大手町を大きく上回る39cmの積雪となった。
この大雪から2日経った2月17日には東シナ海上に再び低気圧が発生。低気圧を伴った前線が14日から16日の低気圧と同様のコースを進む予想だったため、17日の予測では関東地方で過去2回の積雪と同規模かそれを上回る大雪が予想されたが[14]、低気圧は陸地から離れたため雪は観測されなかった。
移住して数ヶ月後、記録的な大雪が降りました。
これまでに見たことのない大雪に驚いたり喜んだり、そして眠れなくなるくらい恐怖したりしました。
今でも当時の怖かった記憶は鮮明です。
雪に埋もれてしまった小屋の中は、まるで外界から隔離されてしまったかのような静けさに包まれていました。
怖いと思いながらも、妙な心地よさも同時に感じていました。
貴重な経験が出来たと思っています。
朝起きたら車が雪に埋まっていました。
除雪しなくては玄関扉すら開けることが出来ませんでした。
外の水タンクは完全に凍っていたので使い物になりませんでした。
しかし雪が無限にあったので、それを溶かして使うことが出来たので助かりました。
通り道を確保するだけで一日作業でしたが、この時はまだ雪が新鮮だったので、非常に楽しんでいました。
屋根の上に雪が降り積もっていくにつれ、小屋の倒壊を想像するようになってしまい、次第に恐ろしさが襲いかかって来ました。
明くる日、意を決して屋根の上の除雪を試みましたが、兎に角雪は重たいし、足下は滑って危なかったし、雪がまた降ってくるしで、作業は遅々として進みませんでした。
薪ストーブの効きがいつもよりも向上していました。
雪が雑音を吸収するのか、川が凍って流れなくなっていたからか、これまでに感じたことのない静けさでした。
小屋の前のアスファルト道路も雪に覆われてしまったので、車で移動することが出来なくなってしまいました。
まさに「陸の孤島」という状況です。
[赤松問題]
丁度初めてのチェーンソーを買ったころ、隣の農作業小屋の赤松の伐木を依頼されたという地元の男から、僕らの住んでいる小屋を潰してでも危険な赤松を切った方が良いと言われてしまいました。
万が一我が家の赤松が倒れ、隣の農作業小屋に被害が出てしまった場合の保証が出来るのかと強い口調で言われた時は、頭を抱えてしまうくらい不安になりました。

まだ完全に移住が完了していない時から、地元の方から別荘の方まで、赤松に関しては指摘されっぱなしでした。

しかし伐木は命にかかわるとても危険な仕事です。
実際に身近な人が伐木作業中に命を失いました。

無理をして自分でやろうと気負わないこと、また、他人に切って貰うとしても、過度に値引き交渉をして、ゆとりのない作業をさせることがないようにしようと心に誓いました。

森の巨人こと、鉄さんには今だに頭が上がりません。
いつまでも感謝は忘れません。
[おまけ]
[倒した赤松のその後]


[おまけ2]
電気が無くなって暗いのですが、これはいただいた高級?メロンです。
メロンが被っていた網状のクッションは、ミシェルにあげました。
よく似合っています。
[第一弾]

[第二弾]

[第三弾]

[第四弾]
