森のテロル DIY 作ったもの 趣味 - 古道具、カメラなど 日々の暮らし
[DIY][古道具][1/2]年代物の窓をリメイク|トリマーで溝掘り|厚みのあるガラスを切断
2017/03/16
なかなか完成を迎えられない南向きの採光取りですが、古い窓を見つけて来たことで解決が近いはず!?
はず!?としたのは、このブログを書いている今も窓制作の真っ直中だからです。
これまでの傾向として、『作り始めたものが完成してようやくブログを書き始める』というスタイルだったのですが、今回は途中経過の報告です。
※地面が凍結してしまうとやれることが限られ、ブログとして書けそうなネタが減ってしまいます...
1.窓の解体、清掃
2.トリマーで溝掘り
3.ガラスを切り割る
1.窓の解体、清掃
木の加工を工夫することで、釘を使うことなく窓枠を組み立ててしまうような人のことを『技工士』というのでしょうか?
凄いなあ、と思います...
手に入れた窓には薄いガラスが2枚残っていましたが、今回は冷寒地に適した厚みのあるガラスに入れ替えたいと思います。
この古い窓は、古道具屋さんで見つけて来たものです。古道具に興味のある方は下のような記事もあります。
ローラーが付いているということは、元来この窓は引き戸として使われていたようです。
マイナスドライバーを持ってきましたが、少し引っ張っただけでローラーは簡単に取れてしまいました。
何を今更という気もしますが、以前、カリモクの椅子を修理した時と同様、一度分解し、再度組み立てるという作業は良い勉強方法だと思います。
窓枠を傷付けない為に、プラスチック製ハンマーを使っています。
ただ今回の窓枠の接合には木工用ボンドが使われていた為、全ての接合部を綺麗に引き抜くことは出来ませんでした。
接合部が折れてしまったものもあるので、再度組み立てる時には何か別の方法を考えなくてはなりません。
釘や木ねじ(コーススレッド)を使わないのであれば、「ダボ」で接合することになると思います。
※Wikipediaより抜粋
ダボ(太枘、駄枘、ドイツ語:Dübel)は、木材同士をつなぎ合わせる際に使用する木製の棒。つなぎあわせる木材の大きさにもよるが、直径6mm,8mm,10mm,12mm,長さ2cmから10cmのものが規格としてある。また、棚受としても用いられる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%9C
出っ張りをのこぎりで落とし、簡単にヤスリがけをしました。
ブラシを使ってよく水洗いをしました。
今の時期だと夜中には凍ってしまうので、面倒でも日没前には小屋の中に取り込みます。
2.トリマーで溝掘り
最初から掘られている溝幅では、今回用意した厚みのあるガラスを入れることが出来ません。
掘られている溝の上から5mmのドリルで溝幅を広げます。
トリマーや丸のこを取り付け、作業効率や精度を高める為の作業台(テーブル?)です。
貰った当時は使い方が良くわからなかったのですが、あるとないでは大違いでした。
良いものをいただきました。有り難いです。
貰い物については下記にまとめました。
5mm厚のガラスと比べると、元から入っていたガラスは大分薄いです。
持っていたトリマーと貰ってきたトリマー台の取り付け金具の位置が偶然合ったので使うことが出来ました。
とてもツイていたと思います。
作業にトリマーが出てきた時は毎回のように書いているかもしれませんが、トリマー台から突き出すドリル歯は欲張らず、最初は数ミリから始め、希望の深さまで、「段階的」に掘っていくようにして下さい。
※トリマーは少し危険だと思いますし、難しいと思うこともあります。精度を上げるための様々な工夫がインターネット上にはあります。辺鄙なところでもインターネットがあればそこは「学び舎」に様変わりします。いい時代ですね。
《加工前》
《加工後》
クランプで固定した木をガイドにし、高速回転しているドリル歯に加工したい材をスライドさせて溝を掘る。といった流れでしたが、作業中は集中してしまい、写真を撮り忘れてしまいました。
3.ガラスを切り割る
ガラスを切り割るというのは初めての経験です。
ホームセンターで売られていたガラスカッターは2種類ありましたが、5mm厚のガラスに対応していたのは上のものだけでした。筒内に灯油を充填させることの出来るタイプで、これにより細かいガラス粉が舞わないようになるようです。
価格は忘れてしまいましたが、2000円もあれば買えるはずです。
※Amazonベストセラー1位のガラスカッターです。切断可能板厚:2~8mmというのは凄いと思いました。
※切断したいガラスが薄ければ、もっと安価なガラスカッターがあると思います。
元から入っていたガラスと、今回使う厚みのあるガラスを重ねてみると、縦横それぞれ長さが違います。
一方は『厚みのあるガラスを切断』し、もう一方は『窓枠をリサイズ』することで対応します。
ガラスカッターの裏書によると、カッターをガラスに押し当て一気に筋付するとあります。どうやら『一発勝負』らしい。
上から下まで戻ることなく一発でガラスに筋付けをします。
で、緊張しつつやってみたわけですが、案の定下側に進むにつれ力が抜け、最後の方は筋どころか、カッター跡といった心もとない結果となってしまいました。
これでは無理だと思ったし、そもそも力を込めて溝を掘ったつもりの上部ですら、1mmだって掘れていません...
半ばあきらめつつ、それでも裏書を尊重し、二本目の筋は付けずそのまま作業を進めることにしました。
筋を付けた面とは反対側から、筋に合わせ、カッターの後ろについた丸い金属で叩きます。
するとガラスは、筋に沿って呆気なく割れ落ちました。
いや、これには驚いた!
試しにそれっぽく窓枠にガラスを入れてみました。
一方は丁度良さそうな位置に入りましたが、もう一方はガラスの長さが短いので、それに合わせ窓枠を切断し対応しなくてはなりません。
今回はここまでです。
※現在は窓枠のリサイズに手こずってます。
《おまけ》
丸の中の細工のお陰で、接合部が綺麗に見えます。
感動的ですね。
※この細工は機械加工のように見えます。近くに木工屋さんがいるので話が聞けたら良いな、と思っています。
〔つづく...〕