[夕涼み][DIY][2/2]雨対策には常設テント
2019/05/26
[前回]

上記記事のとおり、快適な夕涼みがしたいとパレットでベッドを作り、蚊帳を吊るすまでが前回までの内容でした。
多少蚊帳が視界を遮るのですが、真剣に星空を観測するときは蚊帳の外へ出て行うので、その点は支障ありません。
「ただゴロゴロする」という目的においては、とても快適なものが出来上がりました。
では何が「問題」だったのでしょうか?
それは「雨に弱い」という点です。
野外での遊び道具として、ルーターやiphone、双眼鏡、カメラ、口琴、ラジオなどが常連となっていますが、これらは毎回小屋に持ち帰っています。
問題はベッドの上に敷きっぱなしとなる寝具です。
より快適に過ごすために試行錯誤を繰り返した結果、最終的にはパレットの上に、ヨガマット→クッションとしての寝袋(猫用のものを借りました)→寒さ対策としての寝袋の順番に重ねてあり、枕代わりのクッションまで持ち込んでいました。
予め雨の予報が出ていれば事前に取り込むことも出来ますが、山の天気ですし、急な夕立の多い季節でもあります。
これらの寝具が雨で濡れてしまったら目も当てられません。
その為、毎回ではないものの、頻繁に寝具一式と蚊帳を外し小屋へ取り込むという、まぁ面倒な作業をしていました。
いつかは大きな庇の下とか、東屋的なものを作って、、などと夢想しながらウトウトと寝具一式を抱えて小屋へ帰るのです。
そんな面倒なことをしていた矢先、驚くタイミングである素晴らしいものをいただきました。
その素晴らしいものとは、「テント」のことです!
ある方が、ジッパーの調子が悪いから捨てたいのだけど、大きくて処分に困っているというのです。
ファミリーサイズで大きいのですが、登山に持っていく訳ではないので、いただくことにしました。
よくあるコールマンの4、5人用のテントですが、これならば雨が降っても問題ありません。
寝具一式を持ち運びする煩わしさから開放されることになります。
今回はより快適な夕涼みの為に、もうひと頑張りしてみました。
土地の整地と土台作り
先ず最初にやることは、土地の整地です。
何をやるにも付き纏う作業ですが、最近ユンボで笹を掘り起こしたので、整地作業は大分楽になりました。
テントの底面サイズは3m×3mですので、それに合わせて出来るだけ丁寧に地面を均しました。
テントを地面に直接張ると、汚れるだけではなく湿気るし、ジメジメしたところが好きな虫達が喜びます。
それを避ける為に、ストックしていたパレットを総動員しました。
集まったのは4枚でした...全く足りませんね。
まぁ、ベッドとなる2枚のパレットをテント内に搬入すれば合計6枚です。
通常、ベッドの上にいることが多くなるはずなので、ギリギリいけそうです。
... 本当?
この際なので、元作業台として使われていたパレットの鋼鉄束を外し、もう一枚と同様に廃材で足を付け、同じ高さとなるように加工しました。
ベッドの足の下にはコンクリートブロックを置く予定ですが、扱いやすいように切断することにしました。
切断作業中は、嘘みたいにコンクリート片が飛び散り、ホコリも舞うので、少なくとも防護メガネはした方が良さそうです。
僕のオススメは花粉用メガネです。普通のメガネより密着しているし、ゴーグルより脱着が容易なのです。
実際にベッドをコンクリートブロックの上に乗せ、位置の調整をします。
どれほど効果があるかわかりませんが、念のためビニールシートでカバーをしました。
これは100円ショップで売られていたレジャー用のものを4枚買って繋いだだけのものです。
選択肢は青か緑の二択でした。
テント設営
テント設営の様子は割愛します(撮り忘れました...)
※写真は180度反対側に回って撮りました。
最近のテントは良く考えられており、説明書を読みながらであれば誰にでも容易に組み立てられると思います。
テントを設置したらパレットのベッドを搬入し、位置などを微調整したら完成です。
オマケ
テント設営が完了したら、ロープとペグを使って地面に固定します。
その際、便利なロープワークを一つご紹介します。
ロープの長さを容易に変えられるという結び方です。
覚えておくととても便利です。
今回はこのロープを購入しました。
登山用ではないので注意して下さい。
その代わりとても安価です。
一端をペグに通したらスタートです。
写真だけだと少し解り辛かったですかね?
僕は見ることが出来ませんが、youtubeなどで検索すれば見易い動画があるかもしれませんね。
下準備が出来たら、ロープのもう一端をテントに結び、ペグを地面に打ち込みます。最後に結び目をスライドさせ、出来るだけピンとロープを張ったら出来上がりです。
ロープワークを覚えておくと確かに便利なのですが、世の中には便利な道具もありまして、、実は「自在金具」というものがあります。
これを使えば容易にロープの長さを調整することが出来ます。僕も一つ持っていたので使ってみました。
※写真を見て思い出しましたが、切ったロープの端っこは火であぶるとほつれ防止になります。
ペグはこのように、抜けづらい角度で最後まで打ち込みます。
※今回使ったの「自在金具」は上記のものですが、もっと安くて沢山入ったものもあります。「自在金具」と検索するとたくさん出てきます。