スタードームの再就職先が決まる
2017/11/10
今シーズンのサル対策に、自信を持って作ったものの、結局惨敗を喫して終了した「スタードーム」。
たったワンシーズンだったとはいえ、やはり竹は天然素材。
ドームを覆っていた鳥獣ネットを剥いでみたら、けっこうな痛み具合でした。
↑設置したばかりの6月の様子。
5ヵ月後・・・
↑足回りが崩壊したスタードーム。
ドーム内左奥に、雑草のように生えているのは、ネコ用のレモングラス。
修理するために、一旦広いところに運んできました。
満身創痍のスタードーム。
近づいてみますと・・・
竹が黒くなってる・・・(かび?)
番線が錆びてボロボロ・・・
色は変わってしまいましたが、竹自体はしっかりしていたので、修理をしていきます。
番線のストック切れのため、麻紐を2重で。
修理完了!
さて、この役立たずのスタードーム、今度は鉢植えの植物のための「温室」として活躍してもらう予定です。
設置するのは、冬季日当たりナンバーワンスポットの「敷地奥」の一角。
枯れた雑草を取り除いて、鍬で均して・・・
ドームを設置。
農業用のビニールを被せます。
くるっと。
換気と水遣りのための人の出入り口をつくりました。
いざ、植物たちを運び入れて完成!
ビニール温室メンバー紹介
・オリーブ 2品種 耐寒性★★★☆☆(品種によって変わるが、マイナス5~3度くらい)
・ブルーベリー 4品種 耐寒性★★★★☆(品種によって変わる。強い:ハイブッシュ系、弱い:ラビットアイ系)
・スモークツリー 耐寒性★★★★★
・月桂樹 耐寒性★★★★☆(マイナス8度くらいが目安)
・黒法師 耐寒性★★★☆☆(マイナス5度以下で枯れる)※冬に室内で管理していると弱い光に慣れてしまうので注意
・多肉の寄せ植え 耐寒性★★★☆☆(去年の経験から、マイナス5度程度で枯れてしまう)
・ネコヤナギ 耐寒性★★★★★
・アロニア(別名チョコベリー。すごく不味い。鳥も食べない)耐寒性★★★★★(マイナス30度以下でもいける)
うーん、それにしても、この簡易的なビニール温室は、いったいどれほどの効果があるんでしょうか。
ビニールで覆ったときの内部の温度は、2月の厳寒期の昼間でも、天気がよければ30度近くまで上がることは知っていますが、では夜間の効果は・・・?
薄いビニール一枚で覆っているくらいでは、夜間の温度は外部と変わらないのでは?
日中換気をしてあげないと、真夏ほどに温度が上がってしまうのは、どうなのか?
しかもその後、夜間にマイナスまで下がるというのは、植物にとって残酷なのでは?
しらべてみました。
で、ビニール温室の注意点をまとめてみますと、だいたい以下のようになりました。
・ビニール温室は、雪や霜の被害をある程度防ぐだけで、役に立たない。
・ビニール1枚程度では、日没後はどんどん熱が逃げて、保温装置や加温装置がなければいずれ外気温とほぼ同じになる。
・そのため、温室内の植物が夜間の低温で枯れる恐れがある。
・天気のよい日中は、換気をしないと高温になって、植物が焼け死ぬ。
・ある程度耐寒性のある植物ならば、ビニール温室を使うよりも、鉢を軒下に置いて霜や北風から守ってあげれば大丈夫。
ええーーーっ!!
ビニール温室って、ほとんど役に立たないっていうより、植物殺しの装置のようだ・・・!!
これは・・・
やっぱり、「スタードームは役に立たない」ということでしょうか。
鉢植えたち、どうしよう!
耐寒性のあるものは、これまでどおり普通に屋外で越冬させるのが良いのかも。