ウマカラ!病みつきDEATHソースをつくる
2019/02/04
雨ばかりだった10月もすぎて、秋晴れのうれしい11月になりました。
今年の畑はちょっとがんばったお陰なのか例年になく豊作でしたが、8月も半ばを過ぎると、植物たちも疲れ切ってしまった様子で、だから9月前にはピーマン、とうがらしとオクラ、ターツァイを残してみんな抜いてしまいました。
で、今期とくに楽しみにしていたのが、とうがらし。
タカノツメと、長いとうがらし(名前失念)、それからハバネロを植えたんですが、タカノツメは↓ごらんのとおり、収穫待ち。
長いとうがらしは青いうちにいくつも収穫して、炒め物なんかに忍ばせては辛いのを楽しみました。
そしてハバネロ!
いつだったか外国人からもらった激辛ペッパーソースの、あまりの激辛ぶりに衝撃を受けて以来常備するようになったものを、いずれきっと自作したい……と思っていまして。
そのときもらった激辛ソースというのが、BLAIR'Sの「デスソース」シリーズ。
パッケージにガイコツのマスコットがついている、辛くて有名なやつです。
そしてもう一本、デスソースが手ぬるいと思えるほど痛いやつをもらったんですが。
これが恐るべき辛さでして。
一滴で口中が痛くなって、食事をする手がストップしてしまうほど。
しかし開封してからまだ数滴しか使っていないビンを落として割ってしまい、もう一度食べたくて輸入食材店で探したけれどもどこにも置いておらず。
商品名を控えていなかったため、手掛かりは恐竜のイラストのラベルだったという曖昧な記憶のみ。
だからネットでも探せず・・・・。
もう手に入らないのならば、その激辛の恐竜とまでは言わずとも、BLAIR'Sのサドンデスに遜色ないくらいの痛辛いソースを、いつか自作したい・・・・。
長いこと、そう思っておりました。
そして、今年ついに、やりました!!
辛くておいしいハバネロソースを自作しました!
用意した材料は、
1、ハバネロ 7個
2、玉ねぎ 半玉
3、ニンジン 半分
4、レモン果汁 1個分
5、お酢
6、塩
激辛ソースの痛い感じがお好きなら、ブートジョロキアやハバネロなどの激辛とうがらしを大量に用意し、酢、塩、レモン果汁だけで仕上げるとよいかもしれません。
まるみのある辛さがお好みでしたら、これからご紹介するレシピがおすすめです。
(↑朱色のハバネロたち)
まずは、材料を切っていきますが、ここで注意をしなくてはならないのが、必ず!!「ビニール手袋を装着すること」!!
これを守らないと、地獄を見ます。
肌に自信のない人は、マスクやゴーグルなども用意すると憂いなしです。
私は調子にのって手袋のみでハバネロを切ったところ、数時間経った今も目の上がヒリヒリ痺れています。
(↑ビニール手袋を着用して、ハバネロを切っているところ)
1、ハバネロはヘタを落として半分に割り、種を取り除いてから細切りにします。
玉ねぎとニンジンはみじん切り。
2、小鍋に湯をわかし、1をゆでます。
3、柔らかくなったところで火からおろして冷まします。
4、冷めたらフードプロセッサで液状にし、そのまま食べてもいいんですが、熱湯消毒をしたビンに詰めて密封処理をしたあと数週間寝かせておくと味が馴染んでいっそう美味しくなります。
あんまり美味しそうな色ではありませんが、じつにウマイ!!のですよ!
これが食べたいがために、ピザを焼いたくらい!
ハバネロはスコヴィル値からすると、激辛とうがらしの部類に入りますが、辛さの後にフルーティな味わいが残るため、ただ痛いだけの激辛とうがらしと違って、痛いけどおいしい稀有なとうがらしだと思います。
そこにニンジンと玉ねぎの甘味が加わることで、旨辛のソースが完成したのでありました。
ちなみに、ハバネロの収穫時期は10月から11月とのことで、9月時点のうちのハバネロには恐ろしいほどの数のつぼみと、花と、実が、苗じゅうについています。
11月ともなれば、この辺りは随分と冷え込んできますが、寒さでハバネロ苗が死亡するまでいったいどのくらい収穫できるのか・・・・。
収穫したハバネロ全部を使ってこのソースを大量に作りたいので、数がそろうまで先に収穫したものを保存しておく必要があります。
冷凍保存でもできればいいんですが、ご存じのとおりわが家には冷蔵庫がありませんので、塩酢に漬けて保存することにしました。
ハバネロを切ってから、塩を適量入れて、
さらにお酢をビンいっぱいに入れておきました。
ちなみにスライスした玉ねぎを一緒に入れておけば、おいしいピクルスになります。
私はハバネロ保存のついでに玉ねぎとニンジンも漬けておいて、ハバネロを収穫し終ったらそのままミキサーにかけてソースにしてしまう予定です。
↓これは一見ただの野菜だらけの塩酢漬けのビンですが・・・・
真上から見ると、真ん中にハバネロが入っているのが見えます。
3~4個の少量でも、十分しびれます。
が、このあと収穫したハバネロを大量に追加する予定・・・・たのしみです!
こちらが10月のハバネロ
まだ青い。
これが11月のハバネロ
ちょっと、赤くなってきた。
ハバネロがなかなか色づかなくて、一体どうなってしまうんだろうかとヤキモキしていましたが、ハバネロは青いままでも、赤く色づく(=完熟)を待って収穫しても、どちらでも良いんだそうです。
青いハバネロと、完熟ハバネロとでは風味が違うそうなので、自分で食べ比べてみてお好みの収穫時期を探ってみるのもよいかもしれません。
先日、ひさしぶりにサルが襲来してきまして、まあ何も盗られるものもないし…と思って放っておいたんですが、彼らが去ったあと、大きく齧った跡のある、色づいたハバネロの実が落ちていました。
さすがに気の毒になりました・・・・