初夏の小屋、冬じまいと夏支度にすること6つ
電気を引いていない小屋では、不便で、面倒くさいことがたくさんあります。
おまけに水道もガスもないのですから、暮らしは更に不便になります。
ですが、これだけ長くそういう環境で暮らしていると、さすがに慣れてくるというか、ほんとは出来ればインフラが整ってくれたらいいのにと思いながら、淡々と雑事をこなす毎日です。
本日は、そんな小屋暮らしの冬じまいと春夏を迎える準備の様子を紹介したいと思います。
クーラーボックス、野菜室から保冷庫へ。
冬の間は屋外が天然の冷蔵庫になるので、クーラーボックスはお休みと言いたいところですが、野菜室として使っています。
冬の屋外は寒すぎて(時にはマイナス10度以下に!)野菜がダメになってしまうので、室内で保存しなくてはなりません。
ところが、小屋内は薪ストーブによってかなり暖かくなるため、フタを外したクーラーボックスに野菜を入れて、上から新聞紙を厚くかけて温度が上がらないようにしておきます。
フタを外すのは、大根や白菜などの大型野菜が収まり切らないからです。
で、春になって気温が上がってくると、クーラーボックスをきれいに洗って、フタを装着して、夏の間は冷蔵庫として使います。
氷はスーパーで買い物をするときに貰ってきています。ありがたや。
クーラーボックスはRYOBIのもの→詳しくはこちらの記事に
ボックス内の2/3ほど氷を詰めておくと、盛夏以外でしたら3日くらい氷が残っています。
溶けたあとの水も冷たいので、5日くらいは10度以下に保つことができます。
ポットの洗浄
薪ストーブでヤカン2杯ぶんのお湯を沸かして、2本のポットを満タンにしておくのが冬の夜の習慣です。
2本のポットのうち1本はその日に使う分として、もう1本は翌日分として使い分けています。
基本的に日が暮れてからストーブをつけるので、気がねなくじゃぶじゃぶお湯を沸かせる機会は夜間のみ。
しかも電気ポットではないため、文字通り満タンにしておかないと翌日湯温が下がってしまう少々不便なポットですが。
それでもお気に入りのサーモスなのです。
そんなポットも春には使わなくなるので、きれいに洗ってしまっておきます。
沸騰させたお湯をいっぱいに入れて、クエン酸を投入。
お湯1リットルに対してクエン酸大さじ1杯が目安です。
一晩そのままにしておくと、翌日、ポットの底に透明のガラス片のようなものが堆積しているのが見えます。
2リットルのポットに対して小さじ2杯くらいしか入れなかったときには”透明のガラス片”がまったく出なくて、失敗に終わりました。次に大さじ2杯入れて洗浄したら、沢山のガラス片が!
クエン酸は多めに入れるのが良いようです。
中身を流して、よく洗って乾かせば、驚くほどピカピカに!
左:洗浄前 右:洗浄後
冷蔵庫の掃除
冷蔵庫はあるけれど電気はないので、冷蔵庫の中には、ビン詰め・缶詰め・乾麺・乾物・ラップやホイルなどを保存しています。
年に2度、春と秋に冷蔵庫の中身を全部出して、クリーナーで拭きあげます。
仕切棚や引き出しも取り外して、ゴシゴシ洗います。
それから庫内に入れていた缶詰めなどを布巾で拭ってから、賞味期限を確認しつつ戻していき、冷蔵庫の掃除は完了!
↑冷蔵庫・上段。
ラップやホイル、パスタ・コーヒー豆などの乾物、瓶詰・缶詰など。ぎゅうぎゅう。
↑冷蔵庫・下段(冷凍)。コーヒー豆の瓶と、乾物の入ったタッパー、砂糖、コーヒーフィルターなど。
やかんを交換
冬用のヤカンは、2リットル以上沸かせる大きめのものを使っていますが、夏はそんなにたくさんお湯を沸かすこともないので、小さなヤカンに交換します。
左:冬用のアルミやかん 右:夏用の銅やかん
冬のヤカンは、極細のスチールタワシでこすってピカピカにしてから、埃除けの袋にいれてしまっておきます
↑スチールたわしで磨いたやかん
夏用のやかんに合わせて、1リットルくらいの小さなポットが欲しい。
(今のところ、保温ポット代わりに水筒を使っています)
↑以前ヘリオスの750mlポットを使っていましたが、小さすぎたため手放したことを今後悔しています…またヘリオスがほしい!
落ち葉の布団を片付ける
宿根草あるいは多年草の越冬のために厚く掛けておいた落ち葉を取り除いていきます。
→越冬のための落ち葉のかけ方について「笹を抜いた庭に多年草を植えてみた→1年後の様子」
この作業をしてあげないと、発芽がかなり遅れたり、モヤシみたいな芽が出てきたりするのです。
落ち葉の中から、冬眠しているカエルがころんと出てきたりして、少しかわいそうですが、やります。
室内越冬植物を外に出す
主に多肉植物たちですが、寒さに弱いため室内で越冬させていた鉢植えを外に出します。
雨のかからない、日当たりのよい軒下がベストポジションとのことなので、今年は風呂小屋のまわりに並べてみました。
月に2回の水やりでいいとは言うものの、あまりにカラカラで気の毒になってしまい、ついあげてしまいそうになりますが、がまんです。
一年経って、みんな少しだけ大きくなりました。
それから。
今年の植物たちですが、例年通り死亡者が続々出ています。
…と、このお話はまた次回にいたします。