タイニーハウスピリオディカルズ

タイニーハウスピリオディカルズ|30代で脱サラして小屋暮らしに挑戦するブログ

もの・こと・ひと 保存食・冷蔵庫なしの生活

好きなものから食べる人VS好きなものは最後に食べる人

2018/07/11


小屋暮らしを始めて、5度目の夏がやってきました。

いまだ電気を通さずにいますので、あいかわらず冷蔵庫のない生活を送っています。

 

けれど、冷蔵庫がないとはいえ、食料品の冷蔵はしたい。

気軽に通える距離に良いスーパーがないので、ある程度買いだめしておきたい。

 

そんなわけで冷蔵庫ではなくて、スーパーで買い物をすると貰える氷を利用して、食料品の保冷をしています。

・・・・・・というスタイルは当初から変わっていませんが、保冷するための容器は年々、変化しています。

 

冷蔵庫(電源入れていない)の冷蔵室内に氷を入れて保冷。
まるで冷蔵庫のように使っていた。けれど、氷は1日も持たなかった・・・・

冷蔵室より冷凍室の方が狭いし、断熱も良さそうだと思い、冷凍室で保冷。
やっぱり翌日には氷は溶けてしまった・・・・

発泡スチロールケースを貰ってきて保冷。
冷蔵庫より断然氷が持つようになった。真夏以外なら3日くらいは冷えている(氷は溶けてしまうけど)



これに気をよくして、もっと見栄えのよいものを買おうと思い、クーラーボックスを探したけれど意外と高かったので、安くて小さなクーラーボックスを購入。
氷を入れると、食料品がほとんど入らず、氷自体も量が入らないうえ、保冷力もない。大失敗の買い物であった・・・・

発泡スチロール箱に逆戻り。今回は大きなものを選んだので、氷も沢山入って保冷力アップ。

釣り用のクーラーボックスに変更。
大容量で、全6面真空断熱と保冷素材のダブル遮断構造。水抜きのための栓もついていて、蓋もダブル&フルオープン!
・・・・というRYOBIのプロターゲットヘキサというシリーズのもの。


RYOBI PROTARGET Super HEXA-26というクーラーボックス。おそらく26リットルサイズ。冷蔵庫として使うには丁度良い大きさ。

 

現在リョービは釣具から撤退していて、だからクーラーボックスも製造されていません。

釣具といえばダイワだとかシマノだとか、そいういうメーカーが有名ですので、リョービと言うとちょっとガッカリするのも事実ですが、いやあ、今は本当に気に入っています。(古道具の買取のお仕事(の手伝い)で伺ったお宅にあったものを頂いたものです)

 

リョービによりますと、保冷力の良し悪しは、冷気の逃げ場をいかになくすかで決まるそうです。

・ボックス内の空気は底部に集中するため、底部の断熱効果をいかに向上させるか
・クーラー全面からいかに熱を逃さないか

これが保冷力を見極めるポイントです。

 

クーラーボックスの性能は、使用している断熱材で決まります。

低い:スチロール
普通:発泡ウレタン
高い:真空パネル

クーラーボックスの性能
DAIWAより

 

スチロール製のクーラーボックスは、ホームセンターなどで数千円で購入できますが、これを買うくらいならスーパーで貰える発泡スチロールの箱や、保冷バッグで代用したほうが良いくらいの性能だと思います。

発泡ウレタンのクーラーボックスは、キャンプ用釣り用として販売されているものに広く採用されています。

で、真空パネルですが、いろいろ調べてみましたが、キャンプで人気のコールマンやイグルー、イエティなどには真空パネルを搭載したモデルはない様子。

一方釣具メーカーのシマノやダイワなどには「1面真空パネル+発泡ウレタン」「3面真空パネル+発泡ウレタン」などと、いくつか性能違いで揃っているようです。

もちろん真空パネルを搭載している面が増えるほど、断熱力は上がります。

 

それでですね、リョービのヘキサなんですが、

「注入発砲硬質ポリウレタンに加え、全面に特殊真空パネルを採用して、高次元の保冷力を実現」


全面に特殊真空パネルを採用!!

さらに注入発砲硬質ポリウレタンも!!

 

あんまり正確には計測していませんが、小屋内・室温20~27℃程度の環境で、氷自体は3日経っても残っていましたし、保冷という点ではさらにもう2日は行けたと思うので、合計5日!
5日間も食品を保冷できるようになったのです!!

これは、スーパーの小粒氷での成果ですので、例えば2リットルのペットボトルを凍らせたものや板氷なんかで冷やしたら、さらに効果が上がるはず!

 

ちょっとお値段張りますが、2~3泊のキャンプだとか、釣りなんかには、真空パネル搭載のクーラーボックスをおすすめします!

 

良いものを選ぶと、結局お得である・・・・

後々まで残るのは良いものだけである・・・・・

 

小屋暮らしと、古道具の買取の経験から、最近しみじみと、心からそう思います。

 

買取りのお手伝いで伺ったお宅で、「高級な玉露」だとか「お取り寄せした良い食品」だとか、「吉野杉の割り箸」だとか、きっと楽しみに取っておいたんだろうな・・・・・というモノが出てくることがありますが、死んでしまったら最後、もちろん自身が使うことなんて出来ないし、大抵の場合はそのまま廃棄されてしまうのですから、惜しまずにどんどん食べて使っていかないと、つまらないことになるなと思うのです。

それが良い「家具」や「器」「本・絵画」などであったら、それこそ誰かが引き継いで、使ったり愛でたりしてくれるんですけれど。

 

 

 

 

 

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