[DIY]廃材利用の靴箱|お気に入りの材を放出
2017/03/10
小屋の中で使う棚や箪笥、食器棚、ハシゴなどの入れ替えに伴い、既存の手作り棚などの撤去、解体をしました。
これは住みやすくなるだろうと自負したのも束の間、靴箱がなくなってしまったことに気が付きました。
気がついてから約1ヶ月後、重い腰を上げ靴箱を作りました。
そしてその2ヶ月後、こうしてブログ記事としてようやく昇華させることが出来ました。
過去記事の添削作業にかまけて、あらゆることが後手後手となっている気がしますが、ここは一つ、頑張ろうと思います。
資材の調達
廃材が貰える機会に恵まれれば、出来るだけそちらを優先し、ストックを重ねてきました。
その中には変わった形や素材のものもあって、そういった材は往々にして大事にし過ぎ、いつまでも使わないということがありました。
それでは勿体無いので、今回は2本だけお気に入りの材を放出しようと思っています。
小屋暮らしを始めた当初に作った棚を解体して出た合板と、貰ってきた廃材を使います。
発電機や丸のこ、差し金にスケール、鉛筆などを集めて、DIY作業の準備が整いました。
僕が出し惜しみをしていた材とは、中心に2本並んだ少し変わった形状をした材のことです。
いや、これは良い。
Dole(ドール)とスタンプされています。
果物を運ぶ為に異国から輸送されて来たのかもしれませんね。
設計図は作らず、入れたい靴を並べ、それに合わせ建材をカットしていきます。
家は「タイニーハウス / スモールハウス」なので、一番大きな靴の外周+数センチと、出来るだけ奥行きを浅くすることにしました。
これが一番下の段です。
Dole(ドール)のえぐれた部分がポイントとなりますが、長所は短所にもなるようです。これはいかにもホコリが溜まりそうに見えます。
「かわいいものは何よりも優先されるべきである。」
そんなニュアンスの格言があったような気がするので、ここは強気でいこうと思います。
※適当を言っていますので、検索しないで下さい。
枠のサイズに合わせ、棚板(合板)を切り出しました。
靴箱は3段程度のものを考えているのですが、さて、柱はどのように立てようか?
これまでの棚の作り方は、先ず長い柱を立て、それに棚受けを付けてから棚板を乘せるのといったものでした。
しかし今回は短い柱を複数切り出し、それぞれを棚板で挟むといった作り方にしてみました。
棚受けが無くなる分だけ、靴の出し入がスムーズになるところと、見た目がすっきりしたら良いなという考えからです。
さて、うまくいくだろうか?
一段目の棚板を四角枠に固定する前に、柱を棚板の四方に木ねじ(コーススレッド)で打ち付けます。
柱を付けた後に、棚板を四角枠に固定します。
同じ要領で3段目まで作りました。
一番上には、天板を乗せる為の横木を付けました。
ちょっと休憩
今日、セミを見ました。
— メメント・森のテロル (@morinoterror) May 12, 2016
いや、早過ぎだろ?と思ったけど、土を掛けてあげるわけにもいかないので、結局静観しました。
あれ?早いで良いよね?
梅雨明けとかだったような気がしてるけど。セミシーズン。 pic.twitter.com/t2RG1gxXVM
靴箱の天板を探しに建材置き場へ行ったところ、時期外れかと思われたセミを見つけました。
インターネットの凄いところで、このTweetにはリプライ(返信)がつきました。そしてこのセミは、「ハルゼミ」だと教わりました。名前の通り、4月末から6月にかけて見られるセミのようです。
Wikipedia - ハルゼミ / [特徴]より抜粋
成虫の体長はオス28-32mm、メス23-25mmで、ヒグラシを小さく、黒くしたような外見である...ある程度の規模があるマツ林に生息するが、マツ林の外に出ることは少なく、生息域は局所的である。市街地にはまず出現しない...日本ではマツクイムシによるマツ林の減少、さらにマツクイムシ防除の農薬散布も追い討ちをかけ、ハルゼミの生息地は各地で減少している。各自治体レベルでの絶滅危惧種指定が多い。
完成と猫対策
天板を乗せたら完成なのですが、少しだけ手を加えたいと思います。
というのも、この靴箱を置く場所がちょうど、ロフトに掛けられたハシゴを下りた先にあり、それは猫の通り道でもありました。
横からの侵入に備えて、ラス網を貼ることにしました。
このラス網は、外壁にコンクリートを塗る為の下地に使いました。そのコンクリートの上には漆喰を塗りました。
残念ながらこの時の作業はブログを始める前のことだったので、写真を撮ってはいませんでした。
靴箱の搬入
靴箱を入れると、扉が開けられなくなることが判明したので、仕方なく切断しました。
バランスが悪くなったので残念です。
室内で使うので、天板は無塗装としました。
そのため、サンダーがけもしていません。
失敗談:実は、鉄板入りの外作業用長靴の存在を忘れて作ってしまいました。雨が降ると、野外に置きっぱなしの長靴が濡れることになります。
その度に靴箱の設計ミスを思い出します。
惜しい...