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農業大国キューバを夢みる畑!

2018/06/13

 

6月です。


今シーズンの畑は、思い切った模様替えをしてみました。

その効果に期待する一方で、張り切って準備した芽出しセット(貰いもの)は不発に終わり、なんだかなぁ、という出だしです。


畑を始めて数シーズンが経ち、毎年のごとく草抜きを怠け、追肥を怠け、少ない収穫をサルに盗られ、今年こそはと思いながら、只々それを繰り返していましたが!

6月の段階で宣言するのはいささか早過ぎる気もしますが、模様替えをした今年は!なかなかに!良い畑になってます!

 

手軽に始められて、世話のラクな畑の話をする前に、まずは芽出しセットのご紹介から…。

近くに住む人から頂いた芽出しセットです。

芽だしセット
プラスチックのトレイと、アミと、極小セルトレイがワンセットになっています。


プラスチックトレイは、下図のように夜間や雨天時、気温の低い時に、カバーとしても使えます。

去年採取しておいた種を蒔いていきます。


坊ちゃん・ロロン・バターナッツなど、かぼちゃが数種類と、トマト、パプリカなど。

種まきをしたのが4月のことで、しかしどうしたことか、その後一切芽が出てこないという……。


と、いうような事態になるとは露も知らない頃…。


今年はついに、予てから欲しいと思っていた「キューバ式の畑」を作ることに。

お風呂小屋の建設で余ったコンクリートブロックを使って、安価に済ませる予定です。


「キューバ式」とは言うものの、それは私が勝手に呼んでいるだけで、一般的には「ガーデンベッド」「レイズドベッド」などと言われています。

都会で狭いながらも畑を作っている人や、庭を計画的に使いたいという人、気軽に家庭菜園を楽しみたい人を中心に、海外では割と普通に見られるスタイルの畑です。

簡単に説明しますと、木枠や、トタン、レンガなどで囲いを作って、その中に土を詰めて野菜などを育てるという、つまりプランターが大きくなったような畑のことです。

利点は、土作りや管理がしやすいこと、見栄えが良いこと……あとは、実際に試してみます!

 

ガーデンベッド(キューバ式の畑)を作る


大まかに場所を決めたら、地面を耕し、水糸(ロープなど)を張って、ブロックがまっすぐに並べられるように準備します。




水糸とペグを使いました。


水糸に沿って地面を均し、ブロックを並べていきます。


本来ならばコンクリートで固めるのが良いとは思いますが、いつか場所を変えたくなった場合のことを考えて、今回はただ並べるだけにしました。
※今のところ、ブロックが動いたり倒れたりなどという不具合はありません。

木枠などでベッドを作る場合は、均した地面にそのまま据え置くだけでOKだと思います。
※そういえば、6年前に木で手づくりしたプランターが先日崩壊しました。
それを鑑みるに、木枠のベッドは、遠からず腐って使えなくなることを顧慮する必要がありそうです。木材は土に触れていると、だんだんと分解されていきます。

 

枠ができたら、土を入れます。

腐葉土、牛糞、米ぬか、おがくずを混ぜ込みました。

 


用土の配合は、図書館で借りてきた本を参考にしましたので、備忘録としてメモしておきます。

 

1、有機肥料の種類と効能

・元肥

ゆっくり効く。本格的に効き始めるのは3ヶ月後くらい。

植え付けの2、3週間前に、土によく混ぜておく。

例えば、米ぬか、油かすなど。


・追肥

早く効く。

例えば発酵油かす(元肥にも使える)、発酵鶏ふん(実つきが良くなる。化学肥料並なので量に注意)、ぼかし(元肥にも)。

 

2、土質を確認する

我が家の土は、砕けた花崗岩の白い細粒の多く混じる砂質で、加えて土の乾燥時には、水がまったく浸み込まずに、滑るように表面を流れていってしまうという、全くよろしくないものです。

 

3、砂質の畑を改善する

・砂質の畑には、初回に大量の堆肥を全体にすき込んで、一気に土作りをする。
・畝は平畝が基本で、刈り草やワラを敷いて乾燥予防を。
・追肥中心の育て方が向いている。
・夏の追肥は液肥を。

 

4、堆肥の選びかた

品質の良いものは、無臭またはよい香りがする。
※ホームセンターなどでも、店によっては袋を開けたサンプルを置いてあるところもあります。

・植物質の堆肥
窒素少なめで、炭素が多いため、分解に時間がかかる。
そのため、米ぬか・フンなどの窒素の多いもので発酵を促す。


・動物質の堆肥
窒素が多いので、そのままでは腐敗しやすい。
炭素の多いものを混ぜておく(ワラ・おがくず・もみがらなど)

※もみがらを畑にすき込むと、水はけと通気性の改善につながる。もみがらは1年以上野ざらしにしたものを使う。

 

・植物質は、土壌生物が好む炭素を多く含むので土作り効果が高い。新規の畑向き。

・動物質は、土作り効果プラス肥料効果。

・鶏ふんは、即効性があるので肥料として使う。土作り効果は望めない。

私にもう少しの計画性があったならば、寒いうちに「ススキ堆肥」を仕込むことができましたが、計画性なんてものはなかったので、今シーズン終わりにできればと思っています。

 

そんなわけで、植物質の堆肥として腐葉土・おがくず・米ぬかを、動物質として牛ふんを混ぜることにしたのでした。

こうして、畑の準備も万事済んで、あとは芽が出るのを待つのみとなったわけですが。

先にも書いたとおりですね、芽が出ないんです。

畑に直接スジ蒔きした葉物野菜も芽が出ない。

もっともこちらは5年前の、しかも当時ですら古くなっていた種だったので、発芽しないのもやむなしかなと思うんですが、去年採取したばかりの種は一体……?


今年は4月早くからぽかぽか陽気で、けれど昼と夜との寒暖差が、ひどい時では20度近くにまで達するときもありました。

調べてみますと、種子の発芽温度というのは、例えば「発芽温度15度」の種子なら、1日を通して15度以上あるときに発芽するという意味だそうで。

うーん、それが原因なのかな……。

発芽セットを外に置きっぱなしにしないで、夜間は室内に取り込むくらいの世話は焼くべきであったなあと反省です。

 


まあそんなわけでホームセンターに野菜苗が並び始めた頃、痺れを切らして、あれこれと買い揃えてしまったのですが。

買ってきた苗を畑に植え替えるときに、根元周りをギューっと鎮圧して、そのときだけ水をたっぷりとあげて、その後は天候任せにして、手のかからないようにしました。

例えばタネを蒔いたあと、しっかりと鎮圧しておくと水が蒸発しにくくなって、その後の水遣りが不要になるという、ずぼら式を踏襲したものです。

また、苗周りにはワラを敷いて乾燥予防も忘れません。

 

 

さて今回は、全部で4つのガーデンベッドをつくりました。


第1ベッドには、サルに盗られる心配のある野菜を植えました。


いずれネットでがっちりと囲う予定です。

↓植え付けから一ヵ月半後・・・・


きゅうりもインゲンもいっぱい花が咲いて、トマトも、ナスも巨大化中。

ピーマン・唐辛子系は、成長遅めですが花が咲き始めています。

 

ちなみにナスは浴びるように水遣りをすると、実つきが半端なく良くなると教えて貰いましたが……。

ピートモスとか、使い終わったロックウールなんかをナス周辺の用土に混ぜてみたら保水効果が上がっていいかも?と思いつつも、水遣りはしていません。
が、ある日、一向に成長しないナスの実を見て、なんとなく水を遣り始めてみたら……。

その日を境にグーンと太り始め……

さらには、葉っぱがバケモノみたいに大きくなって……

ナスってよっぽど水が好きなんだな!と思いました。いっそ水耕栽培でいいじゃないかと思いました。

 

ズッキーニは未だ1つしか芽が出てきません。好きなのに……。

現在のズッキーニは、手のひらよりも大きな葉を茂らせています。

 

第2ベッドには、葉物野菜を中心に、サルに盗られる心配のないものを。

サラダ用にレタス数種類とルッコラとターツァイ(これもずっと植えたいと思っていた野菜。ついに!)、オクラ。
葉物系は去年、種取りを怠ったので、今年は種を新調しました。

↓1ヶ月半後


左端にサルの好物玉ねぎが植わっていますが、一向大きくなりません。むしろ溶けて無くなっています。


現在ちょっとしたコンポスト状態になっているので、葉物野菜第2弾を植える予定。

 

第3ベッドはイチゴ畑。


しかしここには植えきれなかったので、同時期に移植した柿の周りにも同じくらいイチゴを移植しました(画像右上あたりのもじゃもじゃしたところ)

↓1ヶ月後

今年もイチゴは大漁で、何回もイチゴパフェを作っては食べています。


第4ベッドは多年草とこぼれ種で育つものを集めました。


日陰がちな環境から移植してきたのは、ミョウガ(植えてから一度も収穫できたことがない)、ニラ、ディル。コリアンダー。

何故か玄関先に生えてきてしまったカラシナ(→死亡)、青・赤シソ。

日々活用できる食材をもっと増やしたい。

 

それと、ようやくのことで発芽したけれど、植える場所が無くなってしまったかぼちゃたちと、トマトも第4ベッドに。


発芽率かなり悪い。

かぼちゃはベッドの外に向かってツルを伸ばしてもらう予定。

 


で、ガーデンベッドの使いごこちは?といいますと……。


とっても良い!


ぱっと見たところ、整っている感じがするのがまず良い!

予想通り、雑草抜きも捗る!

決められた枠内のみ、抜けば良いので、これまでのように「何処まで抜いたら終わるのか……」などと途方に暮れることがなくなりました。


6月といえば、雑草の伸び盛りですが、ベッド内には雑草が生えていません!
これは快挙といってもいいくらいです!

また、ベッド内は平畝であることプラス、ブロックで囲ってあるため水が流れ出さず、「乾燥時に水遣りをしても、水が土の上を流れてしまって浸透しない」という、我が家の土の問題点を解決してくれました。

それから追肥をしたら、その養分が枠内に留まると予想されるので、その辺も良いかなと思います。

 


さて、このガーデンベッド、果たしてこのままうまく行くのでしょうか!


シーズン終わりにまたレポートいたします!

今のところ、とっても気に入っているので、今後いくつか増やして行きたいくらいです。

 

そして今年は苦手だった間引きもしています。

間引きしたルッコラとターツァイでそのままサラダ。

 

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