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[セルフビルド]風呂&トイレ小屋を自作しよう!⑪|小屋制作編ⅱ|コンクリートブロックの土台と木部の接合

2019/04/17

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前回の振り返り

薪風呂が実用段階になり、いよいよ風呂小屋の建設に入りました。

先ずは図書館で借りてきた本を読み、在来工法の技術を学び、模型や設計図を作り、必要な材のピックアップを始めました。

 

今回の作業予定

コンクリートブロックの土台の上に、ほぞ加工した木材を乗せていく。

 

まずは「ほぞ継ぎ」と「墨付け」を学ぼう!

・ほぞ継ぎについて

今回の小屋に使用する古材はどれも太いので、「在来工法」という技法で建てることになります。

「在来工法」とは、柱、梁、筋交いなどを建物の軸として組み立てていくものなのですが、この組み立てには、「ほぞ」「ほぞ穴」というものが必要になります。

 

僕はこの本を参考にしました。

 

前回の記事でも触れましたが、ほぞ穴を作るには、「角のみ」という機械が便利だと本に書いてあったので、僕も(中古で)購入することにしました。

 

(大分歪んでいますが、、)「ほぞ」と「ほぞ穴」のイメージです。

※画像内のページ数は、「自分でわが家を作る本。」とリンクしています。

 

 

今回の「ほぞ」「ほぞ穴」のサイズは、概ね90×30mmで作りました。

※「ほぞ」の長さは、使う材の太さよって調整します。

 

 

これが「角のみ」ですが、まともに買うと高額です。

 

「角のみ」で開けたほぞ穴に対して、今度は「ほぞ」という出っ張りが必要となります。

「ほぞ」はノコギリだけでも制作可能ですが、僕はタイミングよく「ほぞ取り」という、丸鋸の刃が2枚ついたような機械を入手することが出来たので、ノコギリと併用して「ほぞ」を作ることが出来ました。

 

「ほぞ取り」を修理しているところ...。

※僕が使った「ほぞ取り」は、重量があるしスイッチを離しても回転がなかなか止まらないし、保護カバーのようなものもなかったので、使用にはとても気を遣いました。

 

[ノコギリだけで「ほぞ」を作るには?]

一日に何十個もほぞを作るのは大変ですが、数個程度なら、(頑張れば)ノコギリだけで事足りるような気がします。

 

【先ずはノコギリの刃の種類を知ろう】

・縦方向に(木目に沿って)切断したいときは「縦引き」の刃を使います。

・横方向(木目に対して直角)に切断したいときは「横引き」の刃です。

※この写真の両刃鋸だと、右側の細かい刃が「横引き用」で、左の荒い刃が「縦引き用」です。

 

先ずは縦方向に切れ目を入れていきます。

 

縦方向に切れ目が入りました。

 

材を横に倒したら、次は横引きです。

 

「ほぞ」の完成です。

 

作業自体は単純ですが、腕はパンパンになり、額からは汗が吹き出します。

 

・墨付けについて

在来工法は、「墨付け」という作業がとても重要になります。

特に梁など、曲がった材を使うときには必ず「墨付け」が必要です。

「墨付け」せずに建てようとすれば、きっとガタガタの家になってしまうでしょう。

柱と梁には必ず「墨付け」をし、寸法は、全てこの墨線からの距離を計ります。

※矢印のある点線が、墨付けをするところです。

この墨線が真っ直ぐになっていれば、どんなに曲がった建材を使おうが、小屋が傾くことはありません。(赤いラインが重要です。)

※画像内のページ数は、「自分でわが家を作る本。」とリンクしています。

 

コンクリートブロックと木材を接合する

コンクリートブロックの土台の上に木材を這わせたいので、まずはブロックの空洞を埋めようと思います。

 

ある程度砂利を詰めたら、、

 

モルタルで蓋をします。

 

コンクリートブロックと木材を接合する為には専用の金具が必要です。

その金具を通す穴だけは、まだモルタルで埋めずに開けておきます。

 

角材に空けた丸穴は、その金具を通す為のものです。

 

角材の末端をコンクリートブロックと同サイズにしてしまうと、ほぞ、ほぞ穴の加工が複雑になってしまうので、「自分でわが家を作る本。」を参考にして、少し長く張り出させることにしました。

 

コンクリートブロックと木材を繋ぐ金具は、このような形状のものを買いました。

L字になっているところをコンクリートに入れて固め、ボルトに角材を通し、ナットを締めて固定します。

 

風呂まわりの木部には水濡れ防止の養生を

お風呂のお湯がかかってしまいそうなところの角材には、トタンのようなものを取り付けることにしました。

 

意味があるか分かりませんが、トタンと木材の間には「透湿防水シート」を貼っておくことにしました。

 

トタンと木材をコーススレッドで固定しました。

 

飛び出させたトタンをハンマーで叩いて折り曲げます。

 

同じ要領で、もう一本加工しました。

 

ぶっつけ本番は怖いので、一度平地で仮組みをしています。

 

暖かくなってくると、作業も捗ります。

 

いよいよ角材とコンクリートブロックを接合する段となりました。

接合金具が入る穴にもモルタルを充填し、(効果があるか分かりませんが、)少しでも隙間を埋めるべく、シリコンのようなものを充填してみることにしました。

 

ほぞ接ぎ部には、木工用ボンドを塗りました。

 

他の場所にも角材を乗せていきます。

 

何度も平地で仮組みしながら加工してきたので当然なのですが、それでもピタリと収まると嬉しいです。

 

雰囲気を損なう恐れがあるので、古材によっては塗装しない場合もあるのですが、この土台に使った角材には防腐剤を塗ることにしました。

 

キシラデコールは一流の保護塗料なのですが、良質な分、値段が高いのが難点です。

 

キシラデコールを塗り終わりました。

コンクリートが固まったら、金具のナットを締め付けます。

 

今回はここまで

ブログに書いて振り返ってみると、別段難しいことをやっているようには見えないのですが、作業工程の一つ一つを考えたり調べたりするのは大変で、また天候にも(自分のモチベーションにも)左右されるので、あっという間に時間が過ぎていきました。

改めて思うのは、伝統を受け継ぐ大工さんの偉大さや、プレカット材(ほぞ継ぎ加工を予め工場で済ませた材のこと)の素晴らしさです。

しかし大工さんのような技術の習得は難しいし、ホームセンターではプレカット材は売られていません。

そこでプロに作業を頼めるほどお金に余裕がないという人たちの救世主となったのが、2×4工法だったのではないかと思います。

近い将来には、集大成となる小屋を建てるという目標がありますが、どのような建て方で、どのようなものにしていこうかと考えながら作業をしています。

 

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