無限タマネギを手に入れた!
2017/07/06
去年の夏に挑戦した「無限タマネギ」。
→そのときの様子はこちらでどうぞ(夏のあいだの、ささいなできごと)
例によって失敗したので、今年もやってみました。
4月2日 無限タマネギの採取
新タマネギが大きくておいしそうだったので、思わずたくさん購入したものの、使い切れずに放置しておいたら案の定芽がでてきたので、それを採取しました。
芽と根が出てきている中心部分を取り出しました。
シロネギのような姿になったタマネギです。
2日ほど水を吸わせておきました。
4月4日 無限タマネギの植え付け
今年はサルに横取りされないように、鉢に植えて、小屋の入り口のすぐ近くに置いておくことにしました。
大きな鉢の数には限りがあるので、ひと鉢に2株ずつ。
落ち葉は乾燥防止と寒さ対策のために掛けておきましたが、効果は不明です。
タマネギなどのネギ類はアルカリ性の土壌が好みだそうで、植えつける前にはアルカリ分を混ぜ込んでおく必要があります。
先日、園芸店でアジサイを購入した際に、花の色について店員さんに質問したんです。
「アジサイの花の色は、土壌のpHによって変化しますが、日本の土壌は基本的に酸性なので、普通に地植えしたアジサイは青系の花が咲きます」
とのことでした。
・・・ということは、タマネギを植えるには石灰などでpHを調整しておかなくてはならないということですが、まあ、やらなかったですね。
で、酸性の土壌に植えると、いつのまにか苗が溶けて無くなってしまうことがあるそうで。
そういえば小口ネギを再生させたときも、植木鉢に植えて、しばらくの間は収穫して薬味にしていたんですが、気づいたら溶けていなくなりました。
6月6日 無限タマネギの収穫
タマネギの収穫時期は、タマネギ自らが教えてくれます。
地上部の葉っぱがパッタリと倒れたら収穫のしるしです。
しかしわたしはそれを無視して、引き続き植えっぱなしにしました。
それは何故か・・・。
1、一部を収穫してみたものの、あんまり大きくなっていなかった
2、葉っぱが青くて立派だったので、まだいけると思った
それで、収穫したものも再び鉢に戻したのでした。
↑鉢から抜いてみたら、ペコロスのような小さなタマネギができていました。
が、また植え直しておきました。
6月23日 今度こそ収穫する
見てください、あんなに青かった葉っぱの枯れ果てた姿を・・・。
タマネギの大きさも、17日前(6/6)からほとんど変わっていない!
収穫したタマネギを保存するのには、葉にヒモを結わえて吊るして置きますが、葉が枯れてしまった上に短く千切れてしまった無限タマネギは、どうにもなりません。
仕方ないので、ザルに並べて干しておくことしました。
タマネギの収穫は、やっぱり「葉が倒れたとき」が目安で、完熟させてしまうと著しく保存性が落ちるそうですよ!
また、収穫したタマネギの青い葉を切ると、切り口から液が出てきて、それがタマネギに付着すると、そこから腐ってきてしまうことがあるそうで、収穫後5~6cmは残すようにするか、切らずに残しておくとのこと。
地上部の葉が枯れてから収穫したり、保存時に葉を短く切ってしまうと、ひと月も保存できないということなので、今回の無限タマネギは早くに消費して、第二の無限タマネギにしなくては!
ところで、タマネギを半分に切ると、下部の真ん中にちょっと黄色になった固い部分があります。
それがタマネギの「芯」のような部分で、その「芯」から新しい根や葉が出てきます。
包丁の先を使って「芯」だけを切り出したものがあれば、そこから再生できるとのこと。
↑このタマネギでいうと、真ん中の一番下に肌色になった部分がありますが、そこが「芯」です。
無限タマネギの第2ループは、芯だけを取り出してやってみようと思います。
土もアルカリ性にしよう・・・。