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[豆乳チャイ][レシピあり]地元イベントに出店|チャイ屋で稼いで冬を越せ!

2017/03/16

僕は年に一度、「◯◯コーヒー」という屋号で出店することがあります。

それは地元の小さな会場で行われる、主に食べ物や採れたて野菜が中心のお酒も飲める縁日のようなイベントです。

「◯◯コーヒー」という屋号なのに、去年は『古道具』を売りました。

今年こそはコーヒーを売りたいと思いましたが、封を切っていないアッサムの茶葉が大量にあるのでこれを消費したいと思ってしまいました。

アッサムの茶葉なので、まぁ妥当にチャイを売ろうと思います。

通常のチャイではなくて、豆乳を入れたものにチャレンジします。

小金を稼いで、より充実した冬を迎えられたらと思っています。


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さて、レシピ本やネット情報を集めそれっぽいものを買って来たら、後はあれこれやってみるだけですね。


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当初は一杯150mlと考えていましたが、用意した耐熱の紙コップに入れると少なく貧相に見えたので、200mlにしました。

高い値段では売れない会場なので、量を増やしても値段は据え置きにしました。

少し不安になります。


3日前くらいから準備を始めたのですが、砂糖も牛乳も豆乳も入ったチャイです。飲み過ぎて1日目の後半からは苦行でした。

本心ではチャイ屋の経験が積めればそれだけでも良いと思っているのですが、どうせなら赤字にならない程度にうまくやりたいところです。

そんなことを考えて出来上がったレシピです。

参考になれば幸いです。

《豆乳チャイのレシピ》

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※東京とは違って、スパイスを手に入れるのも大変でした。インターネットでも買えるので、もう少し早くから材料集めをするべきでした。

大分高くつきました。

【200ml/100杯目安】
※会場では調理が出来ない為、ホールのまま使うクローブ以外全てパウダーを使用しています。家庭で作る場合は、細かく刻んだ生のジンジャーを使うともっと美味しいです。

《チャイマサラ》
※マサラは粉状にした香辛料をブレンドしたもの。つまりチャイマサラとは、チャイを作るための香辛料があらかじめ混ぜられたものです。

  • クローブ(ホール):20g(少量を作る場合は砕くか、パウダーを買った方が良いかもしれません)
  • ブラックペッパー:80g
  • シナモン:80g
  • カルダモン:60g
  • ジンジャー:80g

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《用意するもの》

  • アッサムCTC※CTC (Crush=押しつぶす、Tear=引き裂く、Curl=丸める):茶葉の成分を短時間に抽出出来る
  • 牛乳
  • 豆乳
  • 砂糖
  • 蜂蜜

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《豆乳チャイ1杯分(200ml)の作り方》

1.水100mlにアッサムCTCを小さじ山盛り1杯入れ、火にかける。
火にかけてからチャイマサラを小さじ1杯(気候や好みに応じて量を調節する)入れる。

2.沸騰してから1分煮出す。火を止め、牛乳50ml、豆乳50ml、砂糖小さじ山盛り1杯、蜂蜜一玉を加え再点火。

3.沸騰したら火を止め1分間待って馴染ませる。

4.茶漉しでろ過して出来上がり。

 

《イベント前夜》


地元の方が中心のイベントに出店させていただくので、せめて身なりだけでも綺麗にすることに。
緊張して父親のことを思い出していますね。嫌ですね。

《イベント当日》

眠い目を擦りながら会場入り。

運営の方に挨拶してハッピを受け取る(青いハッピの着用が義務付けられている...)
消防の方に火災対策が出来ているか確認してもらう(消化スプレーを準備すればOK)

遠くのステージで開会の挨拶と、大きな花火の打ち上がる音が聞こえてきます。

さぁ、始まりです!

始まりと同時に、左隣でクレープを売っている奥様が一杯頼んでくれました。
頼まれてから作ると、たっぷり5分は掛かりました。

お客さんを待たせるのは悪いし、自分自身も焦ってしまいそうです。
チャイの作り方を工夫しないとならないかな?と思ったのですが、お客さんが全く来ません。

たまに向かいのお店のコーヒー(200円)が売れていきます。
僕のチャイ(200円)は全く売れません。

当日は生憎の雨模様でした。
去年に比べると入場数は大分減ったようです。

「えっ?ウソ!?」

始まって1時間。売れたのは3杯程度。
チャイを作って売る経験が出来れば良いのだと強がってはいましたが、これほど売れないとは思いませんでした。
このままでは本当に”赤字”もあり得ます。

お昼どきになるとお客さんが増えて来ました。
少しずつチャイも売れ出します。

この時から鍋を3つ使うようになりました。

1.1つめの鍋でマサラ入りの紅茶を煮出します。

2.2つめの鍋で牛乳と豆乳、蜂蜜、砂糖を温めます。

1つめの鍋で出来上がった紅茶をを2つめの鍋に移します。牛乳を使った鍋だと紅茶が上手く煮出せないと思いますので、1→2の鍋へ一方通行で使います。

3.濾したものを3つめの鍋に入れて保温します。

屋号が◯◯コーヒーのため、「コーヒーちょうだい!」というお客さんが結構いらっしゃいました。

当然だと思います。

「ごめんなさい!コーヒーはやってなくてチャイなんですよー、どうですか?チャイ?」

と続くのですが、すると、、

「チャイ?えっ?なに?」

となる方が多いことに気が付きました。

これは大失敗でした。

上のTweetにあるように、手探りでポップを書き換えながら販売を続けます。


お昼が過ぎて会場も大分落ち着きました。
すると、右隣で貝を焼いて売っていたお店の奥様からチャイが飲んでみたいと注文が入りました。

美味しかったようで、自分の娘に飲ませたりお友達に飲ませたりして盛り上がっているようです。
続いて娘さんも注文してくれ、チャイについて興味を持ってくれたようでした。

チャイとは何か?奥様、娘さんに説明していると、娘さんの友達や、焼かれた貝を肴にお酒を飲んでいた隣のお店のお客さんも興味を持ってくれ、除々にチャイの知名度が上がっていきました。

2時くらいになると、この日一番の売れ行きを見せました。
しかし3時前にはこのイベントも終了です。

どうやらお客さんだけでなく、他の出店者の方々もチャイとはなんだ?ちょっと飲んでみたいけどどうしよう...
といった状態だったのかもしれません。

もっと早くから売り方を工夫していれば良かったと思いましたが、これも良い経験だったと思います。

終わってみると、用意した材料の半分程が売れました。
何とか赤字は脱したといった感じでしたね。

チャイは一杯200円で売り、一時間平均7,8杯といったところでした。

しかし、チャイ屋の空いたスペースには去年からの売れ残りを中心に、少しだけ古道具を並べておきました。
下記のものを買っていただけたので、その分だけ儲けとなりました。

・鉄瓶
・手動のジューサー
・琺瑯のボウル×2

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昭和のコップは一つ30円でも売れませんでした。この手のものは田舎では珍しくないのかもしれません...

あれ、田舎で仕入れて都内で売れば...いや、手を広げすぎるのはやめておこう。

《まとめ》

  • チャイとはどういうものなのか、どのような物が入っているのか説明が必要だった
  • 僕はスパイスの効いたチャイが好きだけど、お客さんの希望は様々でした。3種類くらい選べるように出来たら良かったかも?
  • スパイスと同じく、砂糖と蜂蜜の量も選べるようにするか、お客さんが後で自由に入れられるようにするかしても良かったかも?
  • 田舎で古道具は売れない気がする
  • 牧歌的?な雰囲気のイベントとはいえ、古道具もチャイ屋も自分でクロスを用意したり、陳列棚を作ってみたりと、外観を工夫したいと思う。

《おまけ》


写真には撮りませんでしたが、大量の大根やネギ、カボチャをいただきました。
これらが一番の収穫だったのかもしれません。

とても楽しい一日でした。

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