地元イベントに出店|フレーバーコーヒーで稼いで冬を越せ!
2018/04/04
去年の暮れ、毎年1日だけ出店させてもらっている地元のイベントに、今年も参加してきました。
他の出店者には見られない特徴ですが、これまでの僕のお店は、屋号と商品が一致しませんでした。具体的には、◯◯コーヒーという屋号なのに、古道具を売ったりチャイを売ったりしていたのです。
今回の3回目はやっと、コーヒーを売ることが出来そうです。
[豆乳チャイ][レシピあり]地元イベントに出店|チャイ屋で稼いで冬を越せ!僕は年に一度、「◯◯コーヒー」という屋号で出店することがあります。 それは地元の小さな会場で行われる、主に食べ物や採れたて野菜が中心のお酒も飲める縁日のようなイベントです。 「◯◯コーヒー」という屋号なのに、去年は『古道具』を売りました。今年こそはコ...一昨年のものは記事にしました。
この時の商品は、〔豆乳チャイ〕〔古道具〕でした。
〔豆乳チャイ〕は原価が高すぎたので、もとを取るので精一杯でした。
〔古道具〕の売上だけがそのまま儲けになりました。
本格派のコーヒー屋さんには敵わない
飲食が中心のイベントであれば、「焼きそば」や「たこ焼き」などと並び、「コーヒー」も花形の一つといえそうです。
地元の気張らないイベントでのコーヒー屋さんは、手軽で手堅いというイメージがあり、また、素人の僕でも頑張ればそれなりにやれそうな気がしたので、3年前に◯◯コーヒーという屋号で出店希望を出しました。
その後に知ったのですが、このイベント会場にはなんと、地元では唯一?の、本格派コーヒーショップが毎年出店していました。
今回で3回目の出店になりますが、それでも本格派のコーヒーショップに真正面からぶつかる気にはなりませんでした。
ではどうするか...?
仕方ないので、ここは変化球で勝負することにしました。
値段は張りましたが、豆自体に香りの付いた、「フレーバーコーヒー」というものを何種類か購入し、夜な夜な飲み比べたり、抽出を工夫したりしてみました。
※インターネットでも沢山のフレーバーコーヒーが売られています。
出店準備
去年は缶タイプの消火スプレーで対応出来ましたが、今年からは本格的な消火器を持ってくるようにと指示がありました。
場代はタダだし、毎年呼んでもらえているのでそのうちに黒字に転換するはずです。
先ずは少し遠目のホームセンターで消火器を買ってきました。
部屋が暗くて分かり難いですが、指定された「10型」というサイズのものです。
コーヒーだけでは不安なので...
美味しいフレーバーコーヒーは、イベント当日の大盛況を予想させます。
とはいえ今回で3回目ですので、過度の期待は禁物だと心得ています。
まだ出店までには時間があるので、「フレーバーコーヒー」の脇を固められるような商品を模索しました。
思いついたのはこの2商品
・牛乳と水と砂糖だけ用意すればok!「本格派のチャイマサラセット」
・剥がして食べよう!「焼きマシュマロ」
未開封のアッサムCTCがあったので、チャイマサラを作って小分けにしました。
炭を熾してマシュマロを焼く為に、普段七輪として使っていたペール缶を良く洗っておきました。
看板とポップ
商品の準備が出来たら終わりではありません。
商品の特徴がひと目で分かるようなポップや、店の雰囲気を決定づけるような、インパクトのある看板が欲しいと思いました。
ポップはダンボールで
古材に彫刻刀でお店の看板を作りました。
いざ、イベント当日!
普段使っていないけど、雰囲気が良いので連れてきたツーバーナー
これは見た目もいいし、何より非電化なのが便利
今年もこの、弛緩した会場の雰囲気を変えることは出来ませんでした。
テーブルクロスとポップを変えて、テーブルの上をもっと片付けた方が良かったかもしれませんね。
営業スタート!
イベント開催の合図が打ち鳴らされました。
あとは張り切って売るだけだと思っていましたが、今年も天候に左右されることになりました...
というのも、当日は予想外の寒波に襲われ、会場のテントが吹き飛ばされてしまうくらいの強風が吹き荒れました。
※因みに去年は雨降りでした。
隣でベビーカステラやお好み焼きを販売していたおじさんが言うには、これほど酷いコンディションはこれまでにないとのことです。
少し離れたところの焼き鳥屋さんでは、「強風のため、1時間ほどお時間をいただきます。」と、急遽ダンボールのポップが貼られるような状況でした。
あまりの強風のために、ガスコンロの炎が安定しなかったり消えたりしてしまうのです。
僕のコーヒー屋も同様でした。
用意していた灯油のコンロも、殆ど飾り目的で持ってきたツーバーナーの炎も、強風が吹き荒れる度に消えてしまい、これではコーヒーの一杯だって作れそうにありませんでした。
あまりの寒波に晒され、僕を含め会場の人々はガチガチと震えています。
本音を言えば、今直ぐ帰りたい気持ちでしたが、イベントの開始が告知された後はもう会場に車を乗り入れることは出来ません。
つまりは、午後3時ころまでは会場でコーヒー屋さんをやらなくてはならない状況になったのです。
これはもう腹をくくってやるしかないので、必死に強風対策を考えました。
作業台の下に灯油コンロを運び、この回りをダンボールで囲いました。
水が沸騰するまでの時間が普段と比べ酷く長く感じられましたが、他のお店に比べれば、まだまともに営業が出来そうです。
ただ、子供の集客を考えて用意した、〔剥がして食べよう!「焼きマシュマロ」〕は、販売を断念しました。
楽しみにしていた子供もいたようだったので、僕も残念でした。
しかし、この会場で子供たちの興味を著しく惹いたのは、働く重機たちや、大量の空気で満たされたアトラクションだったようです。
売上結果は...?
ライバル店だと一方的に意識していた本格派コーヒーの影響などは気にすることが出来ないほど、その日は終日大寒波に見舞われたままで、残念ながら最悪な環境でした。
それでも5時間足らずで「フレーバーコーヒー」は40杯ほど売れました。チャイマサラのセットも1/3ほどは売れました。
コーヒー豆の仕入れや消火器の購入代金、どうしても欲しくなって買ったドリップケトル(古道具屋さんで2000円くらい)のことを考えると、今年も儲けは微々たるものでした。
売上金。※一番下のお札は千円札ではありません。
他のお店で、〔安納芋〕が安かったので買ってみました。
これだけの量で500円でした。※大寒波で売れ行きが悪く、安くしていたのかもしれません。
湿らせた新聞紙とアルミホイルで包んで、薪ストーブの中に入れてみようと思います。
おまけ
大寒波の翌日は大雪になりました。
雪の上で冷やしながら生クリームを泡立てると、あっという間に角が立ちます。
売らずに残ってしまったマシュマロは後日美味しくいただきました...
今回も悔しい思いを積み重ねることになったので、次こそは目に見える形で手応えを感じたいと思っています。
おしまい...