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[セルフビルド]風呂&トイレ小屋を自作しよう!⑨|薪風呂編ⅴ|煙道の掃除口とパーライトを使った腰掛け

2019/02/20

previous:[セルフビルド]風呂&トイレ小屋を自作しよう!⑧|薪風呂編ⅳ|イラスト図解で分かりやすい薪風呂の作り方|ブロック積みとスパイラルダクトの煙道

 

前回は、薪風呂制作の為にコンクリートブロックを積み重ねたり、風呂桶のまわりをスパイラルダクトの煙道でぐるりと囲んだりしました。

今回は、スパイラルダクトの煙道を掃除するための掃除口の制作と、ブロック積みの続きです。

 

おさらい

前回の記事から時間が空いてしまったので、先ずは薪風呂制作の簡単なおさらいから始めます。

これは薪風呂の焚口を真上から見た図です。

耐火煉瓦と耐火モルタルのメガネ石を使って作りました。

画像手前で火を熾し、熱された煙は奥の吹上口からメガネ石を通って排出されます。

 

焚口の上に、鋳物製の風呂桶を乗せた図です。

水の排出口に向かって若干傾斜をつけて設置しました。

排出ダクトとの位置合わせと隙間埋めが難しかったです。

この薪風呂の一番の特徴である煙道を、スパイラルダクトを使って制作しました。

排熱を利用することで、湯を沸かす時間の短縮だけではなく、一層冷めにくい風呂となりました。

 

掃除口の制作

薪風呂の四隅には、90度エルボや、チーズと呼ばれる三叉になったパーツを組み込んであるので、これを支える為のメガネ石を自作します。

 

スパイラルダクトと同経のメガネ石を作ってしまうと、ダクトを通すことが困難になるので、新聞紙で厚みをもたせ、また、コンクリートが乾いた後に剥がしやすくなるように、ガムテープを巻いてみました。

 

サイズ調整はコンクリートブロック側で行うので、メガネ石の大きさはアバウトです。

 

型がずれないように、コーススレッドで固定しました。

 

今回はモルタルではなく、砂利を混ぜたコンクリートでメガネ石を作ることにしました。

熱くなりそうだと思ったので、少しでも強度を上げようと思ったのですが、効果の程はわかりません。

 

風呂休憩

コンクリートが固まるまでは作業が出来ないので、試しに風呂を焚いてみることにしました。

 

いつかは蛇口をひねるだけで風呂桶を水で満たしたいのですが、今はまだ用水路で水汲みです...。

 

水位は、最低でも煙道より上まで入れるようにしています。

※前日が台風や強風だと、用水路の水には細かい砂利が混ざってしまいます。スノコを敷くとはいえ、目の細かい網で砂利を取り除いてから入浴しています。

 

まだ煙道が丸出しなので煙が漏れていますが、思惑通り排熱でスパイラルダクトは熱々でした。

 

焚口は大きくて使いやすく、吸い込みもまずまずです。

そのうちに、焚口には扉や蓋のようなものを取り付けたいと思います。

 

煙突の長さが足りないので、焚口近くはとても煙いです。

※煙突の為のスパイラルダクトを追加で注文しました。

 

園芸用のアーチにタープを巻き付け、即席の風呂場を作りました。

 

まさに露天風呂ですが、怪しさ満点です。

薪風呂自体はプロトタイプの時から入っていますが、今回は水平を出したりスパイラルダクトで煙道を作ったりと、だいぶ真面目に作っているので、無事に風呂が焚けたときは安堵しました。

もう風呂に入ることが出来るようになったので、ある意味これ以降はおまけのDIYなのかもしれません。

 

コンクリートが固まるまでは...

風呂に入る為の小屋なので、すべてを木材で建てるのではなく、水の掛かりやすい下部にだけはコンクリートブロックを使うことにしました。

打設した基礎コンクリートのサイズと、積んでいくコンクリートブロックのサイズを考慮しつつ、小屋サイズは決めなくてはなりません。

実際にコンクリートブロックを並べてから、先ずはガイドとなる水糸を張りました。

 

コンクリートブロックの並べ方や鉄筋の入れ方は、薪風呂の囲いと同様です。

 

水平をみたり、、

 

モルタルを流し込んだり、、

 

目地を整えたり、、

 

ブロックの穴をモルタルで満たしたり、、

 

直角を見たりして、一日に3~5個くらいのペースで積んでいきました。

※ブロック積みはとても難しいです...。

 

2日後...。

厚みやセメントの詰まり具合がまちまちになってしまいましたが、先ずはメガネ石が出来上がりました。

 

メガネ石の設置

自作したメガネ石は、加工したコンクリートブロックで挟み込むようにして収めます。

 

コンクリートブロックの加工は、前後からディスクグラインダーで溝をいれ、ハンマーで叩いたり、木部に叩きつけたりして割るのですが、、

 

まずまずの確率で失敗しました...。

 

割り出したブロックは、グラインダーでバリを削り落とします。

 

目地の厚み(約1cm)を考慮しつつ、ブロックを切り出していきます。

 

煙道の位置をもう少し工夫できれば、コンクリートブロックをこれほど加工しなくても済みましたね。

 

煙突の延長

追加で頼んでおいた、煙突用のスパイラルダクトが届いたので設置します。

 

1m×2本です。

地上から計測すると、排煙部はおよそ2m50 cmくらいの位置となりました。

 

小屋の屋根の高さがまだ未定ですが、とりあえずこれでいこうと思います。

 

モルタルの充填と腰掛け

風呂桶の囲いが大分出来上がってきたので、風呂桶とコンクリートブロックの隙間に、土とモルタルを充填していこうと思います。

 

地元の人の中には良いという人もいますが、河原から砂を持ってくると多方面からクレームが入るので(主にインターネットで)、一袋200円くらいだし、僕はホームセンターで購入するようにしています。

 

モルタルは、一輪車の中で捏ねます。

次の日に持ち越すということが出来ないので、面倒でも少しずつ作らなくてはなりません。

 

スパイラルダクトの煙道がすっかり埋まりました。

 

思いつきで、腰を掛けられる凹みを作ることにしたのですが、排煙ダクトがあまりに熱くなりすぎるとわかったので、モルタルの中にパーライトを入れ、断熱してみることにしました。

火を入れてみたところ、煙道とパーライトを入れたところの違いが、目に見えて現れました。

パーライトの断熱力は凄いと判明したので、今後も活躍しそうです。

 

関係ない耐火煉瓦が邪魔ですが、一応腰掛けが出来上がりました。

※最終的には何かで化粧をします。

 

(オススメの)日記:薪風呂の凹み|iPadの初期化方法とスキャンスナップ(自炊)|森のテロル

 

全ての隙間をモルタルで埋めようとすると大変なので、途中までは土を入れ、そこに蓋をするようにモルタルを流し込みます。

 

大分出来上がってきました。

 

今回はここまで

いよいよ薪風呂パートも大詰めですが、これから先は風呂小屋建築と合わせて進めて行くことになります。

我ながらのろまな進捗状況だと思いますが、建築費用もそうですが、食べていくための費用を捻出するのも大変なので、まだまだ頑張らなくてはならないようです。

 

次回からは、ようやく小屋の建築パートに突入します。

在来工法に挑戦したいので、先ずは図書館で本を借りてきます。

 

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