冬の食糧難にバードフィーダー
2017/03/02
熟れすぎたみかんがあったので、半分に切って木の枝に刺しておきました。
鳥にあげようと思ったのです。
夜になると気温はマイナスまで下がるので、きっと冷凍みかんになってしまうんだろうなあと思って翌日見に行ったところ・・・。
千切れてひっくり返って地面に落ちていました。
表に返すと実が残っていたので、また枝に刺しておきました。
そしてそのままみかんのことは忘れてしまい、一週間以上経ったころ確認しましたら・・・
カラカラになった皮が落ちていました。
結局、鳥が食べたのか不明なままみかんは無くなりました。
そこで思い出したのが、タコ壷のような形をしている自作の網です。
亀甲編みでカゴを作る練習をしようと思って編み始めたけれど、不器用すぎてどんどん萎んでしまった網です。
これを使ってバードフィーダーを作ろうと思います。
アルミの空き缶を切って笠のように丸めたものも作りました。
鳥の餌について調べていたら、亀甲網を使ったバードフィーダーが紹介されていまして、亀甲網を筒状にしたもの(チューブフィーダーという)にパンや牛脂や、バードケーキを入れておくと鳥が食べにくるらしい。
バードケーキというのは小麦粉や種などを油で練った固形の餌で、別名ファットボールとも呼ばれます。
野鳥にあげる場合には、食料が少なくなる秋から冬だけに提供するものだそうです。
バードケーキは市販されていますが、手作りしてみました。
レシピでは小麦粉250グラムとありましたが、これは相当な量なので
小麦粉2:砂糖1:牛脂(サラダ油)1
の割合を目安に混ぜました。
↓ よく捏ねます
小麦粉50gで、卓球玉2つ分のケーキができました。
これを焼いたら、甘いクッキーになるはず(焼かないけど)
鳥もよろこぶかなー
バードフィーダーに入れて、小屋の窓から見える木につるします。
雨除けのために笠をつけたけれど小さすぎました。要改良。
それから網自体も、錆びてしまう素材を使ったので要変更です。
さて。
鳥は餌があることに気が付くのでしょうか・・・
3日後。
外に出て、「あ、バードフィーダーどうなったかな」と思って視線を向けたら、一心不乱にケーキをむさぼっている鳥と目が合いました。
と、その瞬間、あわてて鳥が飛び立つ場面に遭遇!!
尾っぽの長い、灰色の鳥(中型)が「ギャー!!」って叫びながら逃げていきました。
バードフィーダーを確認すると・・・
減ってる!!
お手製バードケーキは鳥に好評のようで大満足。
野鳥たちはなぜか知りませんが牛脂やラードが好きなんだそうで、参考にしたレシピでも牛脂を使っていましたが、代わりにサラダ油を使いました。
小麦粉だけでなくてパン粉を加えてもいいし、鳥の好きなタネ類を混ぜてあげるのもいいみたいです。
それから、ピーナツバターにコーンミールや小麦粉などを混ぜて、ベタ付かないように仕上げたものも食べるようです。
(ピーナツバターをそのまま与えると、くちばしにくっついて鳥が困るとのこと)
「鳥が牛脂を食べるの?」と少しギモンに思ったのですが、どうやら牛脂は、野鳥たちの体内で消化・代謝しやすいので、冬季限定の高エネルギー食品になるとのことで、人間がスポーツの合間に食べるエナジーバーなどと同じようなものですかねえ。