[後編]ユーザー車検に落ちてから再検査で受かるまで|ジムニーJA12
2年ぶり2回目のユーザー車検に落ちるところから、後日再検査を受けて車検を通すまでが書いてあります。
車は、軽自動車のジムニー(JA12)です。
[必須支払いまとめ:ジムニー(平成8年|21年前の車の場合)]
・自賠責保険(25ヶ月):25880円
・自動車税:12900円
・自動車重量税:8800円
・申請手数料:1400円
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合計:48980円
[当日、試験場に持っていくもの]
・自動車検査証(車検証)
・軽自動車税納税証明書
・自賠責(自動車損害賠償責任保険証明書)
・印鑑(認印でok)
△予約番号をメモしておく
△試験場に着いたら走行距離をメモしておく
一時使用中止手続き(一時抹消)の車の、「中古新規」車検については以下にまとめてあります。
ユーザー車検を受ける前にやったメンテナンスと対策はこちら
ユーザー車検当日の日記と、再検査日の日記はこちら
[車検場に行く前に準備すること]
【これからの説明は、「継続」検査(通常の車検)の場合です】
・自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)を継続契約しておく
今回取得する予定の車検2年間をカバーしていなくては車検を受けることが出来ないので、24ヶ月か25ヶ月の保険に加入します。
新しく加入しても、車検当日はまだ古い自賠責の方が有効の場合が多いと思いますので、二枚とも持っていきます。
・自動車税(軽自動車税納税証明書を用意する)
都道府県から毎年4月頃に送付されてくる納付書の支払いのことです。
支払った証明書を持っていきます。
確かコンビニで納税しました。
※軽自動車は一律10800円ですが、僕のジムニーは13年超の車なので、12900円と、少し割高になります。
◎軽自動車検査予約システムで予約をしておく
軽自動車検査予約システム
https://www.kei-reserve.jp/pc/index.html
ここで事前予約が必要です。
僕はうっかり予約を忘れており、当日車検場近くのコンビニのwifiを使って最終時間になんとか予約することが出来ました。
混んでいて当日の予約が取れなければ、検査を受けられないところでした。
皆さんは忘れないようにしましょう。
[当日、試験場に持っていくもの]
・自動車検査証(車検証)
・軽自動車税納税証明書
・自賠責(自動車損害賠償責任保険証明書)
・印鑑(認印でok)
△予約番号をメモしておく
△試験場に着いたら走行距離をメモしておく
さて、軽自動車検査協会に到着しました。
(住所:〒406-0034 山梨県笛吹市石和町唐柏792番地1)
[試験場で用意するもの]
・継続検査申請書(窓口で用紙を渡されます。書き方は見本があるので心配いりません)
△点検整備記録簿(これは当日の必須書類ではありません。今回の車検に合わせて24ヶ月点検をやっていない場合は、「ありません」といいましょう。)
・自動車重量税:8800円(窓口で税金を納めた後に、その金額分の印紙を貼って貰えます。)
・申請手数料:1400円(窓口で支払います)
[備考(重量税)]
古い車は重量税が高くなります。
一般:6600円
13年経過:8200円
18年経過:8800円
車検場では、書類の書き方見本が並んでいるので初めてでも安心です。
書類内には、「住所コード」というものを書く欄があります。事前に調べても構いませんが、車検場の端末でも調べることが出来ます。
【基本的に車検場では、最初に行く「0番窓口」の受付の方が次にやるべきことを教えてくれるので、予約と持ち物さえ忘れなければ大丈夫です】
[検査START!]
初めての人には「初心者マーク」が渡されます。
2回目の人でも、受付の人からみて不安だと思えば渡されることがあるようです...。
僕は初心者扱いなので、2番レーンに並ぶように指示されました。
この施設内で車検が行われます。
施設内の写真。
注意:試験中は写真を撮ってはいけません。
[外観チェック]
検査コースへ入る前に、外観のチェックがあります。
指示された通り操作するだけです。
・左右のウインカー
・ヘッドライトのLow、Hi
・ハザード
・クラクション
・ウォッシャー液&ワイパー
・バック時の白いライト
[ボンネットを開けての検査]
バッテリーにグラつきがないか、また、タイミングベルトなどをチェックしていたように見えました。
※バッテリーと車内のインバーターを繋いでいた真っ赤な配線についてはなにも言われませんでした。
[車内チェック]
運転席の警告灯のチェック時に、[シートベルト警告灯が点かなかったのでいきなりのNG]
[シフトレバーのシフトパターンは手作りではダメ]市販のものを貼るか、直接油性ペンで書くかしてくれ、とNG
運転席から見てフロントガラス左上に貼ってある[24ヶ月点検の丸いシールは、期限切れになるので剥がすように]と言われNG
前もって用意しておいた新しい発煙筒は今回もノーチェックでした。
[検査コースへ]
ここでも担当の検査官の指示に従うだけです
[排気テスト]
検査棒をマフラーに差し込み待つだけです。
前回もそうでしたが、僕の車は判定までにやたらと時間が掛かります。
不安になりますが、なんとかOKでした。
[サイドスリップ]
言われたように線の上をゆっくり進むだけです。
[スピードメーター]
スピードメーターが[40km]を指したところを[ハイビーム]で伝える
※何故か変速してはいけない気がしたので、1速で40kmを出そうとしていたら、「2速に入れてもいいですよ」と検査官に言われた...。
[光軸テスト]
古いクルマなので[ハイビーム]で検査を受けるようにと指示される
自分で取り替えたヘッドライトを自分で調整しているのでとても不安でしたが、無事一発で通過しました。
[光軸調整はこちら]
[ブレーキテスト]
「ブレーキを踏んで下さい」「サイドレバーを引いて下さい」と言われるのでそのとおりに操作するだけ。
ブレーキはそれほど強く踏み込むことなくOKサインが出ました。
[リフトアップをして下回りの検査]
ホイール含め、各種ボルトの緩みやフレームのヒビなどをチェック。
ハンドルを左右に回したり、ライトを点けたりとここでも言われた通りに操作するだけです。
リフトが下がり始めたので検査終了かと思いましたが、検査員が近付いて来て、「前タイヤの左側がボディーからはみ出している」とここでもNGが出てしまいました。
[再検査までにやったこと]
24ヶ月点検のシールは期限切れとなるので剥がしました
手作りのシフトパターンはダメだと言われたので...
カー用品店で100円だったシフトパターンのシールを貼りました。
間違えて6速用のパターンシールを買ってしまったので、当日は黒ペンで「6」のところを塗りつぶしました。
使っているうちに、また「6」が出て来てしまっています...。
車検場近くのカー用品店で焦って作業をしていたので、若しかしたら書き忘れがあるかもしれません。
スピードメーターなどが入っているBOXを取り外し、シートベルト警告灯の電球を新しいものに取り替えます。
青枠内のランプが、「シートベルト警告灯」です。
これを点灯させる電球が切れていたので取り替えます。
[メーターパネルの取り外し方]
先ずは灰皿とエアコンのツマミを取り外します。
緑の四角がエアコンのツマミです。これは引っ張れば取れます。
次に黄丸のネジを外します。
ネジは目に見える場所以外にも、灰皿を外した奥にあったり、エアコンを取り外した奥にあったりします。
適合する電球が分からないので、カー用品店の駐車場で取り外し作業をやらせてもらっています。
特に都会や週末など、混んでいるときは迷惑になるので控えた方が無難だと思います。
※作業前には店員さんに断りましょう。
このプラスチックカバーは爪で止まっているだけなので、エアコン回りのカバーが外れていれば、マイナスドライバーなどを使って取り外すことが出来ます。
リアワイパーのスイッチ回りのコネクターを取り外し、メーターパネルのカバーを取り外します。
取り付けネジを取り外せばメーターパネルを引き出すことが出来ますが、その前に、、
[重要]
ここにある「ハザードランプ」のツマミを外さなくてはメーターボックスは取り出せませんでした。
これに気が付くまでに相当時間が掛かり、ハンドル周りの余計なところを沢山外してしまいました。
ただ、ハザードランプのツマミを外しても、メーターパネルの取り出しは狭くて結構大変です。
力ずくだと直ぐにプラスチックの爪が折れたり、ネジを落としたりしてしまうので注意しましょう。
ライトの上のカバーを透かしてみて、「シートベルト警告灯」のランプを探します。
ランプは小さなコネクターに刺さっているので、コネクターごと回して取り外します。
コネクターからランプを取り外しました。
ランプは切れて真っ黒になっていました。
取り外したランプと同じものを買って来ました。
上にも書いていますが、シフトパターンは間違えて買ってしまいました。
赤、青、黒と3種類あり、僕は色で決めてしまいましたが、自分の車と合ったものを買いましょう。
ランプの交換が終わったら取り外しと逆の手順を踏むだけですが、取り外す際は、可能ならスピードメーターのケーブルは外さない方が無難かもしれません。
僕はこの作業でスピードメーターの調子が悪くなってしまい、調整に大分時間が掛かってしまいました。
さて、今回の作業で一番頭を悩ませたのはこれかもしれません。
純正タイヤを用意出来たら良かったのですが、僕はお金があまりないので悪あがきをしてみました。
[前回の悪あがき]
ホームセンターで買った、700円くらいのモールを半分に切って使ってみました。
しかしこれでは認めて貰えませんでした。
[今回の悪あがき]
今回は、Amazonで車検対応と書かれたモールを買ったのですが、何故か注文した商品とは違う商品が届きました。
時間がないのでハサミで切って使うことにします。
ユーザー車検の日取りが車検有効期限最終日になってしまっていたので、今回は相当切羽詰まっていたのです...。
注文したのはこれでしたが、
届いたのはこちらでした。
車検で認められるモールの飛び出しは、[片側1cm]までです。
これでは幅広過ぎてNGなので、ハサミで切って使いました。
※半額以下の商品が届いたと思い込んでいましたが、よくよく調べてみたところ、注文したものより高い商品でした。ですがあまりラッキーとはいえないと思います。
両面テープがしっかりとくっつくように、[灯油]を使って油分を拭き取ってから貼り付けましょう。
モールのはみ出しは[1cm]までです。
一応これで完成です。
ここまでしか出来なかったので、再試験が終わるまでの数日間は不安で寝付きが悪かったです...。
下げ振りという、垂直を見る道具を使って検査をしていますが、、
家の土地が水平ではないので測る場所が違うと下げ振りの結果も変わってしまいます。
ますます不安が募りました...
[再試験START!]
持っていくものは前回と同様ですが、試験の事前予約はもう一度必要です。
また、再試験料として、1200円が掛かりました。
200円まけてくれたようですね...。
車検場の受付で、「前回落ちてしまったので、再試験に来ました」と伝え、再試験用の書類を作って貰います。
再試験の用紙には、前回引っかかった項目が書き込まれ、更に「限定」という判子がつかれました...。
今回の再検査はコースに入る必要はなく、出口付近で検査員を待つようにと言われました。
この時の様子は、「車検有効期限の最終日にユーザー車検を受けて来た結果…|荒川良々からのトランペッター|森のテロル」に詳しく書いてあります。
是非、こちらもよろしくお願いします。
再検査はものの数分で終わりました。
苦労しましたが、念願の車検証を手に入れることが出来ました。
肩の荷が降りるという感覚に痺れました。
最高の気分です。
再試験日が車検有効期限の最終日でした。
もしこの日に車検が通らなかったらまた、「仮ナンバー」からやり直しでしたね...。
恐ろしいことです。
次からはもっとゆとりを持って、車検に臨もうと思いました。