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小屋暮らし - その他

《小屋暮らしと雪》《ジムニー(JA12)四輪駆動への切替方法》|雪が降った時のリアルな対応

2016/11/17

《 16/02/07更新の記事に「加筆修正&写真の差し替え」をしました 》

 

半月ほど前のことです。寒冷地に住んでいるので、簡素な小屋暮らしにも例外なく雪が降りました。これが続けば当然積もります。

「今年は暖冬だから雪が沢山降るよ!」

複数の方から別々に同じことを聞かされると、あくまで予想だった筈のものが、いつの間にか確証に近い心持ちになるのだなと、半月前を振り返っております。

そしてこうも思いました。

「みんな同じニュースを見たという可能性もあるよね?」


さて、辺鄙なところに住んでいるからこそ気になるというものがあります。

その中の一つに「天候」があります。

そこで今回は「雪」について書こうと思います。

雪が降った時の、僕のリアルな対応をお伝え出来ればと思っています。


〔雪の積もったある日のこと...〕

この日は不覚にもお昼過ぎまで寝ていました。

目が覚めると、明らかに小屋内が明るいことに気が付きました。

雪が太陽の光を乱反射させているのです。

玄関を開けた先の景色が一変していました。


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※小屋から少し離れた集落の写真です。


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※AM2:30頃

雪が積もって驚いている体で書き始めたものの、昼過ぎに起きた僕は昨日の夜のことを思い出していました。

夜更かしをして、はしゃいで、雪の積もる様を写真に撮っていたのです。



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次に見たのは10時間ほど経過した昼過ぎですから、太陽熱によって枝に乗っていた雪は溶け落ちています。

それでも地表の雪は大分増えたように見えました。



ざっと小屋の周りを見て回ろうとも思いましたが、雪に足を取られながら態々見に行く価値のあるものがあるでなし、まぁ良いかと、玄関の目の前に停めてある車に積もった雪を落とすことから始めました。

〔ジムニー(JA12)四輪駆動への切替方法〕

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四輪駆動へ切り替えるためのレバーを「トランスファーレバー」といいます。


4駆に切替えられる車
を買ったのは、この日の為です。

車内に入って仕様書を見ながら、2駆から4駆の切り替えを行います。

必ず車を停止させてから、切替え操作を行います。

☆通常のマニュアル車の場合

1.「2H」から「4H」へとトランスファーレバーを操作します。

2.車外に出て、両前輪のハブを「FREE」→「LOCK」に切替えます。

※H=ハイ ※L=ロー

※「4H」→「4L」に切替える場合も同様に、必ず車を停止させてから操作します。

※「4L」レンジが一番悪路には強いのですが、スピードは出ず、燃費も最も悪くなるので、極端な悪路かスタックした場合に使うイメージです。

☆オートフリーホイールハブ装着車の場合

一旦停止し、「4H」or「4L」にシフトしてから発進すれば、車外に出ることなく、自動的に両前輪は、「FREE」→「LOCK」に切替わります。

 

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「FREE」→「LOCK」へ切り替えました。


本格的に4駆に切り替え、シーズンを通して車を走らせるのは初めてだったので、少し慎重になります。

2駆から4駆に切り替えた時の体感の変化ですが、出だしは重く感じ、軽やかさは多少失われ、ハンドルは重く感じます。

少しくらいの凸凹ならもろともせず、アイスバーンの坂道でも大分ぶんばります。

新雪の中でもそれ程深くなければ入っていこうと思えるくらいに凄いです。

周囲の方々の、「2駆は駄目だ、4駆の車に買い換えるべき」といった忠告を疎ましく思ったこともありましたが、まぁ、そう言いたくもなる気持ちも今では分かります。

※疎ましく思っていたのは、お金が無くて4駆の車に乗り換えたくてもそれが出来ない状況だったからです。忠告してくれた方には悪かったと思います...



Q:雪が積もって怖いことはなんですか?
A:屋根に積もった雪の重みで天井が抜けることです。

冗談みたいな話ですが、初年度は記録的大雪だった為、とても怖い思いをしました。

恐怖心からそう見えただけかもしれませんが、1m以上の雪が積もった天井はたわんでいるように見えました。その屋根の下で寝るのことは、少しの勇気と鈍感さが必要だったように思います。

※ド素人の建てた小屋なので尚更だと思います。やっぱり怖かったので、翌日には屋根に登って、足を滑らせながら雪下ろしをしました。

しかし、今回の雪は予想に反して大したことはなく、雪下ろしの必要はありませんでした。


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実際に雪かきしたのは、車が舗装路に出るまでのほんの数メートルだけです。


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雪が降っても大したことはないと、少しゆとりのあるところを見せたかったのですがそうもいきません。

家の近くを歩いてみたところ、雪の重みで折れた赤松によって道が分断されていたようです。

誰かのチェーンソー処理の跡がありました。


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同じく直ぐ近所ですが、こちらでも赤松が折れていました。

強風が吹いたり、大雪が降ったりして怖いのは、赤松が折れるという二次災害も含めてのことなのですね。

これは脅威です。



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電線の上に枝が乗っかっています。

これは電力会社に電話をしてあげた方がよいだろうと思いましたが、残念ながら僕は携帯電話を持っていなかったので直ぐには対応出来ず、暫く散歩をしているうちに忘れてしまいました。

次に気がついた時にはもう枝は無くなっていました。

電力会社もNTTも同様ですが、木の多いところは大変だなと思います。

僕の暮らし方だと、どちらの電線が切れたところで普段と変わらず、大きな影響は出ないと思います。それでも将来は使わせてもらうかもしれない電線なので、景観が悪いから嫌いだな、などとそう邪険にするのは控えようと思っています。


《二日目》

寒波がやって来た明くる日は良く晴れました。多少雪も落ち着いたようです。


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氷柱が日々成長していきます。


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こちらは玄関(当初はお勝手口の予定でした)前です。

ここにも氷柱です。


《雨水タンクから水が出なくなった...》

やっぱり少しは大変なこともありました。

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しかしそれも、雨樋を分解すれば原因は直ぐに分かります。


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雨樋の中が凍っていたのです。これは珍しいです。

体感ですが、-10℃を下回る日は要注意かもしれません。


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...そうでした。

敷地から舗装路までの雪かきをしたと書きましたが、では舗装路の雪かきはどうするのか?と不思議に思われた方がいるかもしれません。

これは運が良いというのか、立地がそのようになっているというのか、大雪が降った日は、日の出に合わせ舗装路の除雪が始まります。その為、僕が目がさます頃には、除雪はとっくに終わっているのです。


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※雪かき用のシャベルの他に、念の為もう一本積んで運転します。


《除雪が終わる仕組です》


僕の家は山道の途中にあるのですが、山に向かって更に登った先の住人の中には、毎朝仕事に出かける方がいます。

その方々(ほぼ一人)が軽トラのバンバーの先に除雪用のアタッチメントを付けて、あっという間に除雪をしてしまうのです。

山を下った先にある集落の大きな道ともなれば、市の要請を受けた除雪車があっという間に雪を一処に集め、融雪剤を撒いて行くので、僕ら移住者たちはこの大通りまでの道さえ確保出来れば、雪が降っても特別心配することはないのです。


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敷地内での被害は、赤松の細枝だけで済みました。


早起きをして家の前だけでも雪掻きするのが筋ではないかとも思いますが、全工程の1/100程度を手伝おうと道に出る方が邪魔になるようです。

今年は雪が少なかったので、雪かきを手伝うことはないかもしれません。


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屋根の雪が溶けて滑り落ちそうです。


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玄関前には灰をすべり止めとして撒いてます。

雪も溶けやすくなるのでお勧めです。


別荘の多い地域に住む人の多くは、無理して出かける用事がない、のんびりと過ごしている方が多いようで、よっぽどの大雪でも降らない限り、助け合ったり、誰かに干渉したりすることはありません。(初年度の大雪では、みなさん珍しく力を合わせ、雪掻きをしました。)

彼らにとっては、道で顔を合わせれば挨拶をし、少し世間話をする程度の距離が心地良いのかもしれません。

そして不思議なことに、雪で埋もれてもそれほど困らない人々の位置に、僕もいるのです。

これは別荘暮らしを装う、『下手くそな擬態』と言えるかもしれません。


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折れた枝がアーチを作っています。


力を合わせて雪掻きするよりも、「1時間歩いてスーパーへ行くことも悪くないな」と思ってしまう人は、夏のシーズンよりも、人の少ない静かな冬のオフシーズンに多いのかもしれません。

別荘でくらいは人付き合いの煩わしさから距離を置きたいと考えている人もいるのかもしれませんね。


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除雪にはユンボを使うことも多いです。

その為、このような引っかき傷が残ります。


隠居後の生活をこの地で送りたいと定住している人も多く、それだけに体調不良や病気が心配になります。

歳を取る以上、これは僕も例外ではありません。

今は雪が降っても困らないと強がっていられますが、やはり最悪を想定することも大切だと思います。


生命保険や火災保険、車の保険に地震保険だけでなく、警備会社と契約したり顧問弁護士を雇うなど、お金を掛けることが出来ればそれだけ不安を遠ざけることが出来ると言えるのかもしれません。

それだけでなく、その気になれば人との繋がりも最小限に留めることが出来ると思います。

実際そのように考え、実行している人がいることも事実ですし、この考え自体は尊重すべきだと思います。


では、「お金もなく、人付き合いもしたくない」という人がいたら、その人にはどのような選択が残されているのでしょうか?

そのように思ってしまう人間に、心地良く生きることは許されないのでしょうか?


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除雪の行き届かない山道は凍っていて、ツルツルと滑ります。


とはいえ、人の気持ちは変わります。

過去の発言や、志が足かせとなる場合は、思い切って断ち切ることも選択の一つだし、ちょっと冒険して満足(後悔)したら、またいつもの生活に戻るというのも良いのかもしれません。


いつの間にか《雪》というテーマから脱線してしまったので、この辺りで終わろうと思います...


《おまけ》

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※謎の足あとに高揚します。



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少し散歩をするだけで、売地の看板が沢山見つかります。


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この辺りの売地の相場は幾らだろうと興味を持って調べたことがありますが、見た通り辺鄙なところなのにも関わらず、値段だけは強気だと思った記憶があります。


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ある程度の広さが欲しい場合(300坪くらい)、「プリウス」で買えたら良い方で、多くの土地は、「ジープ」クラス程度の覚悟が必要かもしれません。

因みに僕の土地はもっと小さいこともありますが、相場よりは安く買うことが出来ました。

しかし相場より安く買えたということは、それだけ不人気になる理由があるということです。

ただ、自分がどのような生活を送るつもりでいるのかが明確であれば、不人気になる理由が必ずしも自分にとってもマイナスであるとは限りません。

先ずはこの辺りのことを具体的にまとめておくことは、「田舎暮らし/小屋暮らし」への近道になるのかもしれませんね。


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この用水路を辿って進めば、小さな作りかけの小屋が見えて来ます。

どんな生活をしているのでしょうか?

案外部屋の中は暖かく、美味しい夕食を食べているのかもしれません。


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日が暮れてきました。

マジックアワーが楽しみです。


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大分暗くなって来ました。

少し急ぎ足で帰りましょう...


おしまい。

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