作ったもの

New![廃材]は『古材』『バーンウッド』『リクレイムドウッド』へと名前を変え支持され続ける

今回の記事内容は、以前古民家の解体現場などからいただいた「梁」「柱」に関してです。
貴重なものなので、より良く保存出来るように違う場所へ運んだという内容です。※「おまけ」では「古材」の簡単な流用方法を書きました。

2000文字程度で収まればいいなと思って書き始めましたが、あれこれ付け足したところ、2742文字になってしまいました。
※WordPressでブログを書くようになってから、文字数が分かり易くなりました。便利です。

古材について

トラックで運ばれたそれらの建材を敷地内に下ろすだけで一苦労でしたが、それぞれ使い道を考えると、夢は膨らみました。


「処分したい人」と、「貰いたい人」

「きっぱりと手放せる人」と、「どんなものにも価値を見出せる人」

並べて書いてみましたが、どちらが良いと比べられるものではないみたいですね。

 

いやいや、お前は「タダ」で貰えるから喜んでいるだけで、本当に欲しいのはホームセンターや建材屋で売られているような、角のしっかりとした材じゃないのか?と自問してみますが、これは考えるまでもなく、「否」と即答出来ます。

どんな塗料やワックスを使っても、経年による変化を真似することは出来ません。
極一部を比べるだけならば、なかなか良い塗料だと思えるものもありますが、材全体でみれば、それが自然なものなのかどうか、一目瞭然だと思います。

また、腐蝕したり虫に入られたりしたものでない限り、時間経過の長い材ほど実績があり、信頼出来るといえる部分もあるはずです。もう反ることも縮むこともないでしょうし。



少し脱線するかもしれませんが、いつの時代でもこの「経年」というものの価値は安定して高いような気がします。

僕がそう思った理由は、「廃材」に付けられた「別名」の多さにあります。

一般的には「廃材」と呼ばれるのだと思いますが、この「廃材」に価値を見出した人、若しかしたらそれは商売人かもしれませんが、先人は新たな名前を付け、「廃材」の見せ方、見方を革新し、価値を高めようとしたのかもしれません。

「古材」※僕はこの呼び方です。

「アンティークウッド」

「ヴィンテージウッド」

「バーンウッド」※コメントで教わりました。ありがとうございました。

最近では、「リクレイムドウッド(reclaimed wood)」という言葉を目にするようになりました。

解体現場などから安価(時にはタダ)で貰ってきた「廃材」に格好の良い名前をつけて商売するというのは、如何にも賢いというか、やり手な感じがします。

ブルックリンやポートランド界隈では、「環境に良い」だとか、「カッコいい」とか、「1フィートあたり6〜10ドル」「年商は約200万ドル」なんて記事を読むと、尚更そう思ってしまいます。


ただ、廃材を安価で手に入れるのは、そう簡単でもないようです。

解体現場では通常、廃棄処理の手間や経費が掛かります。廃材を手に入れるには、それを代わりに受け持つ必要があるというのです。

解体は業者に任せれば良いのでは?と思いますが、その解体方法に問題があるため、自分たちで解体作業からやらなくてはならないようです。

家を解体する場合、重機でバリバリと壊すように解体することが多いと思います。これが一番早いからだと思うのですが、もし、多くの梁や柱を再利用しようと思うと、一つ一つ丁寧に解体していく必要があります。

作業時間は何倍にも膨れ上がります。

僕は敷地に運び入れた材のクリーニングや釘抜きをしただけでも、とても大変だと感じました。

売ることを考えれば、更にここから乾燥や製材をする必要もあるのだと思います。

そして思いました。

環境に優しくするというのは手間が掛かって大変だし、販売価格は、新しい材より高くなっても不思議ではないのだと。

ただ僕の場合は、これらの「古材」で商売を考えているわけではないので、その点では気楽で良かったです。

 

古材を移動する

未熟な話ではありますが、自分の持ち物が思いがけず良い物だと知ると、見る目が変わることがあります。

貰ってきた廃材は庭にシートを掛けた状態で保管していましたが、地面からの距離がほとんどないため、草木の生い茂るこれからの季節は少し心配です。

湿気がたまったり、虫に入られたりでもしたら台無しですからね。

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長い梁や柱を運ぶのは、、まぁ大変そうなのですが、頑張って移動しようと思います。

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太い丸太を2つ並べ、その上に丈夫な材で橋渡しをします。
これを2つ作れば、その上に保管したい梁や柱を乗せることが出来そうです。

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丸太の上に渡す材もまた、貰ったこれらの古材が使えそうです。
地面からこれだけ距離を取れば大分マシになると思っています。

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釘を抜き、水拭きしました。地味ですが大変な作業です。

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早くこれらの古材を使って新しい小屋などが作りたいものです…

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雨対策として、ガルバリの屋根材をのせました。

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「材木貯金」といった人の気持が分かるようです。

傷んで使えない古材は?

明治に建てられた古民家とのことなので、100年以上経過しているこれらの材を燃やしてしまうのは忍びないのですが、時間を掛けて土に返すのも、燃やしてしまって灰にし、肥料にするものもそう変わらないと思うので、これらは薪として使おうと思います。

※一見して使えそうに見える材も、よく見ると虫に入られていることがあります。異常に軽いものは要注意かもしれません。

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芯がしっかり残っているものありますが、、


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やはり多くはこのようにボロボロです。火付は良さそうですが、直ぐに燃え尽きてしまいそうです。

おまけ

近所では、薪に使えるようにと古い梁を手頃な長さに切り分けられたものを「ご自由にお持ちください」として並べられていたことがあります。

聞くと大正時代の梁だというので、どうか切り分けずに建材としていただきたいとお願いし、一本だけですが、サルベージ出来たものがあります。

田舎であっても、都会とはまた違ったチャンスが数多くあるのだと思います。

ありがたいです。

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今のところはベンチとして使っています。

 

おまけ2

切り分けられた大正時代の梁も、使い道がなければ薪ストーブの燃料となります。
出来ればもう少し良い使い方がしたいと考えたのが、「ポストまでのアプローチ」でした。

四十雀も巣立ったので、ようやく作業が出来ます。

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大体の場所を確認したら、梁の厚みと同じくらいの穴を掘ります。

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軽くカーブするので、隙間には石を入れました。

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最初の一段はズレ防止の為に杭を打ちます。

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土を入れたら完成です。
傾斜に合わせ、少し階段状になっています。

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最後は適当な場所に植物を植えました。
そのうちに植物が生い茂り、周囲と調和することを期待しています。


おわり。

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