タイニーハウスピリオディカルズ

タイニーハウスピリオディカルズ|30代で脱サラして小屋暮らしに挑戦するブログ

「 本 」 一覧

小屋に引きこもって本を読めない冬

 2017年の秋から冬にかけては、ほとんど雨が降らず、だから雪の積もる心配もなくていいんですが、外の仕事――風呂小屋建設なんかをほぼ休みなしで行っているため(か、どうかはわかりませんが)読書 ...

守屋さんの顔想像図

オルゴールをぢさんの、まぼろしの小屋

2017/08/17   -本にまつわる話
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 このごろでは、映画を見るときでも、本を読むときでも、「小屋」の登場に敏感になりました。 「小屋」でなくても、私の考える「小屋暮らし」に沿うような建物や生活などが描かれているのを、どこか象徴 ...

明治時代の、わずか一畳の小屋

2017/08/10   -もの・こと・ひと
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 東京三鷹市のICU(国際基督教大学)の敷地内の一隅に、ちいさな書斎が建っています。「泰山荘高風居」または「一畳敷」と呼ばれる、たった一畳のその書斎を建てたのは、幕末の探検家、松浦武四郎。松 ...

デンマークの白樺の木とコテージ

サバイバルにシタッが便利なはなし

 遠くからでも簡単に見分けのつく特徴的な白い身体の「白樺」の木。 別荘やペンションの庭に植わっているのをよく見かけますが、山にも自生しています。 そこにあるだけで、不思議と「さわやかな高原」 ...

中国の箸

捕物はいかがでせうか

2017/06/15   -本にまつわる話
 

 「捕物帳」と呼ばれる読み物が好きです。捕物帳(とりものちょう)は江戸時代に活躍した岡っ引きや御用聞きなどを主人公にした時代物の犯罪推理小説です。 坂口安吾が言うには、探偵小説の祖 ...

アホウドリ

船乗りになって遭難した気分で

 鑑真号という大きな船に乗って、海路中国へ行ったことがありました。たった2日3日波に揺られただけでしたが、ベッドに横になっていても、起きて船内を出歩いているあいだも船体の微かな揺れに落ち着か ...

小さな家を建てる前に考えること

2017/04/28   -もの・こと・ひと
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一年ほど前に発売された漫画雑誌に、次のようなコラムが掲載されていました。「スモールハウス・ムーブメントとは」というタイトルの1000文字ほどのコラムです。前半部はムーブメントについて、後半部は著者のD ...

地球家族

家の中の物を全部、外に並べたくなる本「地球家族」世界30か国のふつうの暮らし・その後

 世界30カ国のふつうの暮らしを集めた写真集がありまして、それぞれの国の平均的(と思われる)家族の所有物を屋外へ持ち出して、並べて、持ち主である家族と一枚の写真に収めるという、地味に壮大な企 ...

小屋入門

ひっそり続くよタイニーハウスムーブメント

 日本でも海外でも、ひっそりとタイニーハウスムーブメントは続いているようです。 先日図書館で「小屋入門」という本を見つけました。この本は「小屋で暮らす」ことよりも「物置としての小屋 ...

チベット

脱国家的、逃避農業のすすめ

 「定住」って、意外と新しいライフスタイルだというのはご存知ですか?新人類と呼ばれる、現在の人間とおんなじような人類が出現したのが約20万年前といわれていますが、人類が定住をはじめたと考えら ...

らっこ

らっことわりばし

2017/01/28   -本にまつわる話
 

西日本へと遊びに出かけた知人が、いいもの手に入れたんだけど、と引き出しから取り出して見せてくれたのが「割り箸」だったので、「?」という心境だったんですが、くれるというので何膳か頂いてきました。その割り ...

森と沢

鎌倉時代のポータブルハウス|本に登場する小屋

 小屋界隈では鴨長明といえば、ちいさな庵をむすび、質素な隠遁生活を送ったことで有名(?)ですが、その草庵についても語った長明の随筆「方丈記」が、思いのほかおもしろくておどろきました。&nbs ...

川合健二コルゲートハウス 砂利が柱

楕円で鉄で自給自足の家

 前回紹介しましたとおり、川合健二さんはエネルギーの人なんですが・・・ 彼の設計した「コルゲートハウス」も独自の考えから計算・設計されたエネルギーの家なのです。 「独立独歩」川合健 ...

川合健二マニュアル

川合健二のコルゲートハウスに再び出会う、そしてエネルギー

 11月下旬。突然の雪、それも20センチちかくも積もったり、それに引き続いての雨なんかでどうにも外での作業が進まなくて読書などしていました。それとずいぶん前に貸していただいた「川合健二マニュ ...

ベアジョンソンさんの一年間のゴミ

ゼロ・ウェイスト・ホームとタイニーハウス

 最近手に取った本「ゼロ・ウェイスト・ホーム」(ベア・ジョンソン著)は、家庭から出るゴミを限りなくゼロにしようと奮闘するさまを書いた本です。著者のベアさんは現在、夫とふたりの男の子とチワワと ...

最期に贈る本|昭和初期の本の奥付けから

(これは03/06/2016の「今日のニテヒ生活」の記事です)前回からのつづきですところで現在ですけれども、「久坂玄瑞の妻」(田郷虎雄著)を読んでいます。久坂玄瑞は高杉晋作とともに松下村塾の双璧と呼ば ...

ロシアの教会

冬は氷点下、小屋にこもって薪ストーブの傍で本を読みます

(これは03/04/2016の「今日のニテヒ生活」の記事です) 本を選ぶ理由はさまざまですが、作家さん基準のときもあれば誰かのオススメ作品のときもありますし、同じトピックをハシゴするときもあ ...

cook book

ごちそう空想|片付けられないレシピのはなし

(これは02/15/2016の「今日のニテヒ生活」の記事です)  料理の記事の切り抜きや、メモしたノートの切れ端・・・気づくとレシピ帳はいつもぱんぱんです。 でも、それを参考にしてアレコレ作 ...

station at Jordan

記憶の中の本と、本をめぐる冒険|小屋暮らしとは関係ない話#3

 先日なにかの拍子に、映画「落下の王国」の一場面の画像を見かけまして、ストーリーは忘れたけれど、そういえばきれいな映画だったなあと思い出し、YouTubeで予告動画を再生しました。&nbsp ...