タイニーハウスピリオディカルズ

タイニーハウスピリオディカルズ|電気ガス水道を契約しないオフグリッドでDIYなセルフビルドの小屋暮らし

映画の中の小屋

他人の土地に作った小屋|Tiny Houses on Films

2017/01/16

 

今回の映画に登場する小屋は、「この映画に小屋が出てますよ!」と教えて頂いた「マイライフ アズ ア ドッグ」でございます。

1950年代のスウェーデンを舞台にした、ラッセ・ハルストレム監督の1985年の作品です。

 

話好きで、ちょっとだけ要領のわるい少年、イングマルが主人公です。

 

イングマルは4人家族。

結核を患う母親はひねもすベッドで本を読み、兄はイングマルに悪戯ばかり仕掛けてくるし、
父親はバナナ関係の仕事で南方に出かけたまま帰ってきません。




母に話したいことはたくさんあるけれど、いつも空回りして母をヒステリックにさせてしまうイングマルは、自分が家に居たら母が休まらないだろうから、家を出てゴミ捨て場に住もうと思った矢先に、火事を起こしてしまいます。

 

マイライフアズアドッグ

 


そんな自分の人生は「あのライカ犬・・・電極を埋め込まれ、宇宙に打ち上げられて餓死するまで地球を回り続けたライカ犬に比べたらまだマシだ」と言いながら、日々を過ごしているイングマル少年でしたが。


しかし母の病状が悪化したため、ひとり田舎の叔父の家に預けられることになりました。

イングマルのよき相棒である犬のシッカンは一緒に田舎に連れて行くことはできなくて、病院に預けることになりました。

 

イングマルとシッカン

(イングマルとシッカン)


シッカン!

なんといい響きの名前!!

スウェーデンではシッカンというのは普通の名前なのかと思ったら、あんまり一般的ではないようです。
しかも、オス(男性)の名前だと思い込んでいたら女性名とのこと。

犬のシッカンはメスだったのか・・・!

 

さて、イングマルは、田舎のがさつで、奔放で、面倒見の良い、不思議な人びとに囲まれてのびのびと過ごしていましたが、或る日ふとしたキッカケでひとつの悲しい事実を知ってしまいます・・・。


あまりにも悲しくて、イングマルは小屋に籠もって毛布を被りました。


イングマルのおじさんが他人の土地に建てた小屋です。

マイライフアズアドッグ小屋1

(建設途中の小屋)

 

マイライフアズアドッグ小屋2

(6角形の小屋です)

 

マイライフアズアドッグ小屋3

(完成したところ)

 

マイライフアズアドッグ小屋の内装

(小屋の内装。壁の板は、いかにも端材を寄せ集めた風体です。中央に写っているのがイングマル。ビスケットを食べているところ)

 

この映画はシッカンの他に、イングマルのモテぶりを楽しむ映画でもあります。

イングマルにはもともとガールフレンドが居ましたし、田舎に行けば女の子たちがイングマルの取り合いをするし、大人の女性も彼を特別かわいがるのです。

それにしてもこの、映画の後半部分の流れ・・・何気ない日常のエピソードが続いて、それがやがてひとつの出来事・・・大抵は悲しい出来事にぶつかって、ひしゃげそうになっても、それでも日々は続いていくんだよ、というのは、ラッセ・ハルストレム監督の他の作品「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウスルール」と同じなんだなあーと思ったことでした。

 

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