[薪ストーブ][越冬準備]ヒノキの間伐材を手に入れ暖をとる[針葉樹の薪]
2017/03/10
『我が家の冬支度として思いつく3つのこと』
- 越冬資金を稼ぐ - 夏季に集中して働く
- 食材の確保 - 保存出来る野菜を安いうちに沢山買っておく。缶詰やインスタント物の備蓄
- 寒さ対策 - 暖をとる手段は薪ストーブが主柱となるので、薪を集めておく
今回は三番目の、「薪集め」についてです。
間伐材の回収について
小屋から少し下ったところにある集落では、多くの方が田んぼや畑をやっているのですが、中には山を持っている人もいます。
木を育て、建材として売るのです。
スギやヒノキを植えた場合、15~30年程経過すると林の中は混み合ってくるそうです。
そこで、「間伐」という作業が必要になります。
しかし、高齢化が進む集落ならではの問題かもしれませんが、間伐された材を持て余す方もいるようです。
・間伐した材の使いみちがない。
・邪魔だから回収したいけど、体力的に厳しい。
・業者に回収を頼むとお金が掛かってしまう。
そこで白羽の矢が立ったのが《小屋暮らし》の僕でした。
間伐材が「建材」にも「薪」にも見えてしまう僕にとっては、願ってもない話です。
それは、木を真っ直ぐに成長させる為だそうです。競争相手がいると、苗木は日光を求め上へ上へと真っ直ぐに伸びていくのです。
また、伐木するまでに50年とか100年ほど掛けることもあります。植える人と伐木する人が違って当たり前の考え方には"ハッ"とさせられるものがありました。
『針葉樹』の薪について
針葉樹を薪にするというと驚いたり、嫌な顔をする人がいます。
鋳物製の高価なストーブを使っている方は特に神経質になると思います。
※針葉樹はヤニを多く含んでいる為、火のつきは良いけど高温になり過ぎることがあります。
※燃え尽きるまでの時間が短いので、薪を焚べる頻度が高くなります。
※煙突内に煤が溜まりやすく、掃除が大変になります。
※鋳物製ストーブは、余りに炉内が高温になるとヒビ割れてしまうことがあるそうです。
冬になれば時間はたっぷりとあるので、煙突掃除にも対応出来ますし、1万円ちょっとの安物ストーブを使っている僕にとっては、針葉樹の薪はライバルの少ない、比較的手に入りやすい薪となります。
移住者の先輩によると、広葉樹の薪と針葉樹の薪を組み合わせて使えば、鋳物製の薪ストーブでも問題なく使えるそうです。
また、建材として考えればヒノキは腐りにくいし白蟻にも強い優秀な材となります。
作業場はこのような林の中
500坪以上はあると思います。
敷地内には、間伐されたヒノキがまんべんなく倒れています。
長いものは、、
このようにチェーンソーで車の荷台に入る大きさに玉切りします。
または、このように引っ張り出せるものは車の近くまで運び出し、そこで玉切りして車に載せました。
軽トラも軽バンも無いので、ジムニーで地道に運びます。
建材に使えそうな長尺物はキャリアに載せ、ロープで固定しました。
少し太めのものを運ぶと直ぐに荷台が一杯になります。
建材に使う長尺物は別に避けておき、、
薪に使うヒノキは、このような土台を作りその上にのせていきます。
以下、似たような写真が続きます。
似ている写真ですが、よく見ると少し薪の量が増えていることが分かると思います。
この増えた量が一往復して手に入れた薪ということになります。
気が遠くなります。
他にも仕事があるし、言葉では言い表せない苦労もあるので、1日に3往復も出来れば上出来です。
チェーンソーの混合油を作ります
『ノコギリかミヤマクワガタ!』
『使っていたロープが切れたので、ゴムバンドとラチェット式固定バンド?を新たに投入しました』
『整地して、薪を積むスペースを確保』
『終わり』
※本当は置ききれなかった薪が他の場所にも積まれています...
『オマケ』
薪を積んだ状態で山道をバックしていたら切り株にぶつけてしまいました。
接着には「エポキシ」を使いました。100円ショップのオススメ品です。
欠片が一つありません。
※[後日談]林の中を探しに行ったところ、奇跡的になくしたパーツを見つけることが出来ました!
とても長くなってしまいました。
読んでくださりありがとうございました。