[セルフビルドの小屋暮らし][DIY]キッチンの床張りと100円の塗料|タイニーハウスの作り方
2019/02/04
《 15/05/25更新の記事に「加筆修正&写真の差し替え」をしました 》
小屋を建てた際、床材には合板ではなく野地板を選びました。
選択理由は、見た目が合板よりも良いと思ったからです。
しかし、実(さね)加工のしていない野地板はゆっくりと伸縮を繰り返し、ピッタリに貼ったはずの床板は気が付くと、大きな隙間が空いていました。
対策として、コンクリートを流して土間っぽくしたり、合い決り(あいじゃくり)加工を施した床板を上から張ったりしたのですが、キッチンのところだけは何の対策もしていませんでした。
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冬は隙間があることを活かし、冷蔵品をキッチンの床に置くなど便利に使ってはいたのですが、床板の上に敷いた養生シートのおかげで、掃除は大変だし、これから暖かくなると虫の進入路を許す恐れがありました。
小屋を建てて1年半が経ちました。
ようやく床板最後の隙間対策をすることになりました。
[買ったもの]
合板2枚
キッチンなので、水がかかる心配があります。
その為、合板は無塗装で使う訳にはいかなそうです。
何色でも良いから塗装をしようと工具棚を見回しました。
すると、丁度良さそうな塗料がありました。
いかにも古そうなペンキとニス。
実はこれ、本当に古いのです。
個人商店の方が、お店をリニューアルするからと、売れ残ったペンキやニスなど、どれでも100円で良いから持って行ってくれとおっしゃるので、それではありがたくと、油性、水性問わず、ペンキやニス、パテなど沢山買わせていただいたものがついに役立ちそうです。
「相当古いから使えなくても文句は言わないで」との約束で買ったので、開けるまで少し不安だったのですが、油が分離していたくらいで、混ぜれば全く問題はありませんでした。
良い買い物だったな、と思いました。
朝ペンキを塗って、乾いたことを確認し、夕方、二度塗りをしました。
翌日、ニスを塗って乾燥するまで、もう一日待ちます。
三日目にようやく寸法を測り、丸のこでカットしました。
この隙間だらけの床に塗装済みの合板を敷きます。
先ずは一枚目。
一枚目を敷く場所には変な出っ張りはないので、長さを少し切っただけで難なく設置完了です。
冷蔵庫(電源は入ってません)と作業台を狭い家の中、移動する方が大変でした。
因みに、この写真に写っている作業台は、この家に住むようになって始めて作った家具です。
足が少し曲がってるし、接合にコーススレッドを使ったりと下手くそだけど、使った材や塗料が良かった為か、とても気に入っています。
作っている時の写真が一切ないので記事に出来なかったことが残念です。
合板二枚目は、排水の穴や柱の出っ張りがあるので、少し大変です。
何度も、キッチンから外の作業場へ合板を持ち帰り、丸のこでカットしたり、カンナをかけたり、ヤスリで削ったりし、ようやくピタリとハマりました。
次はシンクからの排水穴を開けます。
やり方は簡単です。
合板を設置したら外に出て、床下から手を伸ばし、既存の穴を鉛筆で合板の裏側になぞるだけ。
後は、合板を裏返し、マークの通り穴を開けたら出来上がりです。
この後、シンクや水台などを元の場所に戻せば完成です。
…と思いましたが、きれいになったキッチンに合わせ、シンク下に収納していたストッカーが便利に取り出せるようにと、「ローラー」をつけようと思いつきました。
ツルツルの床になったので、ローラーを付ければ使い易くなりそうです。
[おまけ]
一枚板があれば良かったのですけど、生憎合板くらいしかなかったので、適当な材を並べて作ってみました。
暗くて見え辛いですね…
ローラーの動きは良好でした。
[後日談]
ニスは一度塗りではダメでした。
良く歩く部分が早々に剥げ始めてしまったのです。
適当なマットを敷いて対処しました。
多少、目に鮮やかだけど、冷気が上がってこなくなったし、掃除がし易くなったので先ず先ずです。
おしまい。