もの・こと・ひと
パテでパーツの隙間を充填|はじめての金継#5|仕上げ編
簡易金継シリーズごあんない
1.はじめに:ヘラ作り 2.小さな欠けを直す①(パテ埋め) 3.小さな欠けを直す②(うるし&蒔絵)
4.割れた茶碗を直す①(パーツを接着) 5.割れた茶碗を直す②(うるし&蒔絵) 6.割れた土鍋を修理
前回、割れたうつわのカケラをエポキシで接着後、彫刻刀と耐水ペーパー(やすり)で研いたところまで書きましたので、今回はその続きです。
はじめてのかんたん金継|欠けた器を修理する|準備編 簡易金継シリーズごあんない 1.はじめに:ヘラ作り 2.小さな欠けを直す①(パテ埋め) 3.小さな欠けを直す②(うるし&蒔絵) 4.割れた茶碗を直す①(パーツを接着) 5.割れた茶碗を直す②(うるし&蒔絵) 6.割れた土鍋を修理 はじめての金継ぎ(エポキ...
エポキシでうつわの欠けを補修|はじめての金継ぎ#2|パテ埋め編 簡易金継シリーズごあんない 1.はじめに:ヘラ作り 2.小さな欠けを直す①(パテ埋め) 3.小さな欠けを直す②(うるし&蒔絵) 4.割れた茶碗を直す①(パーツを接着) 5.割れた茶碗を直す②(うるし&蒔絵) 6.割れた土鍋を修理 エポキシと本漆(うるし)...
1.パテを作ってヒビの隙間を充填
エポキシと木工用パテを混合したエポキシパテを作ります。(作り方「エポキシでうつわの欠けを補修|はじめての金継ぎ#2|パテ埋め編」)
それをヘラですくって、接着したパーツとパーツの隙間に、ヒビ割れ線に沿って塗り込んでいきました。
前後左右にヘラを動かして、ぴっちりとエポキシパテを押し込みます。

エポキシパテがはみ出したままでも、後で削るのであんまり気にせずやりました。
そのまま硬化するのを待ちます。

硬化後、彫刻刀と水をつけた耐水ペーパーで研いていきます。
※耐水ペーパーは、水をたっぷりとつけて研くとうつわに傷がつきにくくなるそうです。


できる限り彫刻刀でキレイにしておいてからヤスリがけをしたほうが効率的だと思いました。
(耐水ペーパーでは厚めのパテはあんまり削れませんでした)
2.うるしを塗る
いよいよ、うるしを塗っていきます。

割れた線をなぞるように、細く、そしてエポキシ部分を覆うように、筆を運ばなくてはなりません。
筆にうるしをなじませてから、何度か試し書きをして、筆に含ませるうるしの量を調節してから本番です。
お茶碗の内側のカーブしている部分と、へりが難しくて、線がすこしプルプルしましたが、なんとか塗り終えました。


とっても目立つ黒いうるしの線…。
この日の湿度は85%でしたので、うるしが乾くのには十分な湿度です。
ふうーっと息を吹きかけて、青白く曇るようになったところで、粉を蒔いていきます。
あとは完全に乾くまで、即席の室(むろ)に入れておきます。
だいたい、4〜5日で乾くそうです。
3.完成

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割れたかけらもしっかりと接着できまして、修理したことを忘れるくらい普段通りに使っています。
よかった、捨てなくて・・・。
次回は割れた土鍋を修理します!
派手に割れた土鍋を修理する|簡易金継ぎ#6簡易金継シリーズごあんない1.はじめに:ヘラ作り 2.小さな欠けを直す①(パテ埋め) 3.小さな欠けを直す②(うるし&蒔絵) 4.割れた茶碗を直す①(パーツを接着) 5.割れた茶碗を直す②(うるし&蒔絵) 6.割れた土鍋を修理 エポキシで簡単金継ぎシリーズ最終回で...
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