山で出会った野生動物
2017/02/24
1月のおわり。
朝起きて外にでると、家のまわりに何ものかの足跡が。
うっすら積もった雪の上に、ちょこんちょこんとついた小さな足跡。
この辺りに住んでいる人たちが言うには、サルのほかにいのししや鹿が出没するみたい。
それからリスやウサギを近くの山でみかけたことがある。
リスは縞模様のあるいわゆるシマリスではなくて、全体がこげ茶色のいかにも野生といった風体。 動きが素早くて目が追いつかないほどだったけれど、あの太くてふさふさのシッポは確認できた。
一方うさぎは思いがけずシロクロのかわいいやつだったので、庭を通りかかったうさぎを、そのまま庭に囲ったという人の気持ちもわかる気がした。
サルは本当に憎たらしくて、去年はジャガイモと下仁田ネギとワケギ、レタスなど、とにかく畑に植わっている目ぼしい作物をみーんな引っこ抜いて食べ散らかして行った。
追い払ってもちょっと逃げただけで遠巻きにこちらを眺めていて、ますます憎たらしい。
どうせならリスやウサギに来てもらいたい。
シカもいいな。かわいい。
去年の冬、自転車で走る道路の前方真ん中に、唐突に派手な鳥が二羽、現れたことがあった。
そのあまりに非日常な光景に、急ブレーキをかけて距離を置いてじっくり観察した。
大人のネコくらいの大きさで、 黒を基調として赤、緑、白などが身体中に散りばめられている。
もしや、動物園から孔雀が逃げてきたのでは・・・?
「子供のころ、たまに多摩動物公園から孔雀が逃げてきて、その辺の駐車場とかに止まっていたよ。」
と、八王子に住んでいた知り合いが言っていたのを思い出す。
しばらく道路の真ん中をてんてんてんと歩いていた二羽は、何かに驚いたのか突然走って道路脇の藪の中に消えて行った。
孔雀みたいな綺麗な鳥を見た、と立ち寄った郵便局の人に報告すると笑いながら、それはたぶんキジだと思うよ、と言う。
そうか、あれがキジなのか・・・。
キジってあんなにも綺麗な鳥なんだな。
このあたりでは珍しくもないとのことだけど、めったに見かけないので、見かけたときは何か良いことがあるような気がしている。
2016年4月追記
キジというのは、オスとメスのつがいでいることが多いとのことで、私が出会ったキジもおそらくつがいだったんだと思います。
ですので出会った2匹のうち、派手だったのは一匹だけで、もう一匹は茶色っぽい地味なメスであったはずなんですが・・・記憶が定かではありません。
このときのキジも走っていましたが、彼らは飛ぶのがニガテで、まずは走って逃げるそうです。
去年(2015年の夏)用水路近くで見かけたときにも、やっぱりつがいで歩いていまして、私が近づくと大慌てで藪の中に走っていきました。
もしもわたしがワルモノだった場合、それで逃げ切れるのか心配になります・・・。