小屋暮らしの土地探:その6のつづき(千葉編・公売物件を見学したけれど・・・)|タイニーハウスに暮らしたい
2017/02/24
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公売物件のつづきです。
早朝出発にもかかわらず、ディズニー渋滞に巻き込まれてずいぶん時間が掛かってしまったけど、お昼過ぎに現地に到着。
(よく見えないけれど、バスの行き先表示が東京ディズニーランドなのです)
山を背負った小さめの平屋と、その向かい合わせ、坂道沿いに少し崩壊した納屋。
庭先には草が生い茂りガラス戸には蔦が這っている・・・人が住んでいないような?
(納屋の様子)
ポストを確認すると登記簿(納屋)に記載のあった名前が。
近くの東屋に地元の方が数人集まって酒盛りをしていたので、おじゃまして話を伺ってみることにしました。
公売物件の所有者の名前を言うと公売にかけられていることを皆知っていて、あそこはいくつも抵当に入っていると教えてくれました。そして「今も住んでいるよ」と。
ちょうどその場に物件の所有者をよく知る人がいて、その人によると家の中は大荒れで、床もいくつか抜けているし天井も状態がよくないので、たとえ安価で手に入っても修理にそれ以上かかると思うから止めといた方がいいとのこと。
あれこれ雑談してる中で「住むところを今いろいろ探していて・・」と言うと電気代だけ払ってくれれば空き家を只で貸すよ、と言ってくれた人も居たけれど何分お酒の席のことなので、一応連絡先を頂いてお暇したのでした。
見て行けというので、帰る前に只で貸してくれるというお宅を見学に行きました。
綺麗な2階建て住宅。
庭を散策すると、裏手に小さなソーラーパネルを発見。
今回も見送り、振り出しにもどる
収穫があったのか無かったのかよくわからないけど、今回の物件のある集落は過疎ではあるけれどまだまだ元気で、お付き合いも大変だろうことが想像できました。
たまに越してくる人もいるけれど、しばらくしたら出て行ってしまうんだそうです。
つい「田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫) 」のamazonレビューにある文章 を思い出してしまいました。
「田舎暮らしをするにあたって、土地柄というのは非常に大切な条件です。」
という著者の言葉と、
「決断はくれぐれも慎重にすべきです。中止の答えを出すことのほうが真の勇気である場合もあるということをお忘れなく。」
の一文。
(決してここの集落の方々がamazonレビューにあるようなクセのある人たちという意味ではないです。)
今回只で貸してくれると申し出てくれた方は、そこのところを良くわかっているようで、只で貸すからこの集落について勉強して、しばらく住んでみてやっていけるかどうか見極めたらいい、と仰っていました。
また、以前貸したことがあったけれどそのときにすぐに退去されたからあまり貸したくないとも。
すこし遠いけれど、無料で汲める水場がありました。ポリタンクや大量のペットボトルを持ってきて汲んでいる人がいました。
いいなあ、こういう水場が近所にあったらありがたい。
濃い付き合いを望まないのならば、近隣の家と距離のある土地や移住者の多い場所にする、もしくは別荘地のような場所が良いということを再確認しました。
今回、集落の人たちと話ができていろんな意味でよかったです。
安さに釣られてはいかん
しかも公売に手を出すなら、明け渡しまでの流れと物件の購入費以外の費用を分かった上で入札しなくてはなりません。今回は時間が無さすぎたことと、知識不足を痛感。
勉強不足で公売の建物付き物件に手を出したらいけません。
つづく。