小屋暮らしの土地さがし:その5(伊豆編:中古物件&古井戸&畑つきの土地:不動産屋から)|タイニーハウスに暮らしたい
2017/02/24
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最近見学に行ってきた物件の敷地の片隅に、傷痍軍人の慰霊碑が建てられていました。
もともとは山の中にあった墓を移動したもので、慰霊碑の横には身寄りのない傷痍軍人を住まわせていたという粗末な小屋がありました。
次にこの土地に住む人が嫌がるだろうから、この慰霊碑はお経をあげたのち砕いて地面に敷き詰めるということです。
今回はそんな異色な土地を見に行った話です。
今回見学に行った物件について
広めの敷地内に平屋が一棟、そのほかに廃屋が数棟という中古物件つきの土地でしたが、ある程度の広さと水が確保できそうだったので、住みながら再生していったらいいと思ったのです。
建物のほかに古井戸、畑つき。すぐ裏が山なので燃料の調達ができそうです。ただし現状敷地内に車が進入できない点と、残置物が大量にある点も気になります。
不動産屋に見学の予約の電話すると、値段が値段なので問い合わせが多いとのことでした。
夜に台風が到着するという大荒れの天気のなか、冠水した道路のせいで車が壊れないか心配しながら、のろのろ現地に向かいました。
物件見学
不動産屋に到着しさっそく現地を案内してもらいます。
担当者が言うには、すでにその日朝いちで他のお客さんを現地案内していて、さらにこのあとにも一組案内予定とのこと。さすが激安物件です。
町の中心部から車で15分ほど走った、田んぼと畑が広がる山あいの集落に目的の物件がありました。
物件に行くには幅2m、深さも2mくらいの川を渡らなくてはなりません。
この川にかかっている手作りの専用橋が問題で、軽ならかろうじて渡れるくらいの幅しかなく、いつ作られた橋なのか不明なため強度の保障がないのです。現状車は進入不可。
そもそも橋として届け出がされておらず、もし架けなおすとしたら今度は許可が下りるか不明、さらに工事にかかる代金はおそらく100万以上とのこと・・・。
(橋には合板が敷いてありました)
橋を渡ってすぐの右手に物置小屋(右端に写っている赤い屋根)
その隣に畑。
ずっと使っていないため草が生い茂った荒地になっていました。
崩れたコンクリート舗装の小道を進んだ突き当りが住居です。
すでに6年以上も空き家になっているため、メインの平屋は床が一部ふにゃっとしていたけれど、雨漏りのあともなくちょっと直せば十分住めそうです。水は上水道のほか、沢から引いているという。
住んでいたそのままの状態で放置されていたため、残置物がたくさん。
キッチンはまだマシでした。
その2につづく。