タイニーハウスピリオディカルズ

タイニーハウスピリオディカルズ|30代で脱サラして小屋暮らしに挑戦するブログ

ニテヒ生活 ネコ

動物病院に通うのを止めました

2021/02/04

その1からのつづきです。

ツナヨシの症状についてはその1に詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください。

本当に腎臓病が原因で吐いているの

A動物病院から「自然にまかせろ」宣告をされた後の話です。


とにかく自宅で、ツナヨシにストレスを与えることなく腎臓病からくる嘔吐を緩和する方法を探すことにしました――具体的には自発的に飲むことのできる薬やサプリメントで、嘔吐の頻度を減らすか嘔吐そのものをなくせたらと思ったのです。

ネコの腎臓病によくみられる食欲不振や嘔吐は、尿毒素物質および胃酸過多に起因することが多いと言われています。

そこで胃酸過多には「スリッパリーエルムバーク」を、尿毒素物質ケアには「ネフガード」を与えることにしました。

スリッパリーエルムバーク(Slippery Elm Bark)は北米ニレの内樹皮を使ったサプリメントです。
SEBの成分には、消化器官の粘膜を保護する働きがあり、アメリカでは古くから飲まれている薬です。それを動物用に飲みやすくリキッドにしたものを今回選びました。試食してみますと、少しビターなカラメル風味でした。
ツナヨシのフードに数滴落とすと、気にしながらも何とか食べてくれるのでよかったです。

アメリカでは、吐き気のある慢性腎不全のネコのケアに、SEBは割とよく選択肢に挙げられる薬のようで、私のようにリキッドではなく、粉末のSEBでお団子を作ったりして与えている人が多い印象です。探すとレシピもたくさん見つかります。しかしツナヨシはカリカリしか食べないのでお団子は無理だと思い、リキッドを選びました。

もう一方の薬、ネフガードの主成分は植物を原料として作られた活性炭です。
その活性炭の多孔性構造体が消化管内の尿毒症物質を吸着し、糞として体外に排出することで尿素窒素を下げる効果があるということで、BUN(血液中の尿素窒素の値)の高いツナヨシには効果があるかもしれないと思い、選びました。
無味無臭でフードにかけて与えることができます。     

しかし、ツナヨシの嘔吐の頻度が変わることはありませんでした。     

 その間にもネコの腎臓病について、とにかく調べて調べて…しているうちに、本当に腎臓病からくる嘔吐なのかな?と疑問に思うようになりました。

慢性腎不全のネコの嘔吐は?

腎臓病(慢性腎不全)のネコがどんな風に嘔吐するのか調べてみたときのことです。

慢性腎不全はおおむね4つのステージに分類されています。

ステージ1 ※ネコの場合 
CRE:<1.6  臨床症状:なし
ステージ2 
CRE:1.6〜2.8 臨床症状:なし、もしくは軽度(多飲多尿等)
ステージ3 
CRE:2.9〜5.0 臨床症状:食欲不振・嘔吐・脱水などが見られる
ステージ4 
CRE:5.0< 臨床症状:積極的治療がないと生命維持が困難
(IRIS:国際獣医腎臓病研究グループ)

ツナヨシのCRE値は1.50ですので、数値的にはステージ1ですね。

一般的に飼い主が腎臓病の症状に気が付くと言われるステージ3くらいですと、嘔吐がある。食べたものまで吐く。食欲が無い。痩せてきた。口内炎。という症状があるようですが、どんなものをどんな風にして吐くのかまではなかなか書いてありません。

唯一知恵袋に「猫の腎不全のときの吐き方ってどのような感じですか?」という質問があったのを見つけましたので、回答を簡単にまとめますと、
「ほぼ水」「基本的には水を吐く」「水を飲んだあと吐く」「ご飯丸戻し」という回答と、「吐くタイミングは、毒素が回って気持ちが悪くなったらなので、さまざま」で、「胃液の時もあるし、食べた物の原形をとどめていたり、消化し掛かっていたりなど」という回答がありました。

なんだか、ツナヨシとはずいぶん違うな、と思いました。

 

↑ネコステップ兼本棚の上で佇むクロ。

CREが正常でBUNが高い場合…?

そして疑問の直接のきっかけとなったのが、「本当に腎臓病?決めつけていませんか」というブログ記事でした。

「血液検査で、クレアチニンが正常で尿素窒素が高い場合、腎臓病と決めつけるのは危険です。ほかの疾患や尿素窒素が上昇する可能性がないかどうかを必ず検討する必要があります。」

といった内容の記事です。

気になって尿素窒素が上昇する原因について調べてみますと、尿素窒素の上昇は、脱水、心不全、食事の蛋白量、消化管出血、肝疾患など腎外性因子にも強く影響を受けるとのこと。

・BUNは糸球体濾過率(GFR)が30%前後に低下してはじめて上昇するといわれるため、クレアチニンと併せて測定し、BUNが高値の場合にはBUN/Cre比を計算することにより腎外性因子の影響の程度を推定できる。

・ネコの場合、BUN値÷Cre値=10-20であればBUNの値は評価され(腎臓病の疑いがある)、20以上では他の病態に注目

ツナヨシのBUN/Cre比は 29.6 です。

これは……?

腎不全以外の可能性があるような気がしてきました。


考えてみれば、ツナヨシが嘔吐する前には必ず腹鳴があって、そういえばA病院でレントゲンを撮ったとき、お腹にガスが充満していました。

そして吐瀉物。

毎回同じものを同じタイミングで嘔吐するのです。

食事から4時間以上経過したのに、未消化のままふやけた状態のフードが混ざった、大量の黄色の液体。

ネコの消化にかかる時間

ネコの消化にかかる時間は約2.5時間くらいで、胃で消化されたフードの半分は約6.4時間で腸へ送られ、全部が腸へ排出されるのには約12時間かかるそうです。

ツナヨシの場合、胃に入って4時間以上経っても一切消化できていないということは、つまり、消化運動が止まっているということではないだろうか…?

そこで、ネコの嘔吐についてもっと調べてみました。

ネコの嘔吐から考えられる症状など

嘔吐について(桑原志都夫)」という日本獣医師学会の雑誌に掲載された論文から抜粋します。

・採食後数時間を経過して起こる嘔吐は幽門狭窄、胃アトニー、12指腸潰瘍および腸疾患によるものが多い。

・水様の吐物はおおむね胃液分泌過多をきたす。12指腸潰瘍、胃アトニーに認めるとともに、12指腸液の胃内逆流によって多量の水様性吐物の吐出を認めるが、この際においては胆汁色のものを混ずるのが特長である(注:ネコの胆汁は黄色です)

・胆汁の混入胆汁の混入は幽門狭窄のないことを証明するものであり、また狭窄が存在しても高度のものではないことを示すものである。胆汁が胃内に永く存在するときは胃液と混合して緑色を呈し、短時間なれば黄色を示す。胆汁混入は嘔吐が激しく頻発するときには必らず現われる所見で、犬においては多く認められるものである。


これを読んで、消去法で考えて、おそらくですが、ツナヨシは胃の運動機能が低下している(胃アトニー)のではないか…?と思いました。

胃運動障害(胃アトニー

胃の運動性低下による胃内容物の十二指腸への排出遅延のことをいいます。 簡単にいうと、胃から腸へと食べ物を送る能力が低下しているという

ことです。(オリーブペットクリニックより)

もちろん嘔吐が症状として現れる病気はたくさんあって、原因を特定するのは困難であることは理解しています。
ただ、嘔吐の様子や、嘔吐以外の状態(食欲や体重の増減、排泄物など)から推測すると、胃の運動能力が低下しているように思いました。

 

GPT(肝酵素)の数値が上昇している場合に考えられること

ツナヨシは血液検査でGPTが基準値よりも高い傾向にありました。
GPT(ALT):362→172→149(正常値22-84)

これは肝臓が何かしらの理由で障害を受けていることを示しているといえます。
一般的にGPTは犬:100U/L、猫:80U/L 以下が正常値とされていますが、100U/Lを超える犬猫は結構多いそうです。

GPTが上昇しているとき、一番に疑われるのは肝臓病で、例えば慢性肝炎・脂肪肝・肝硬変などがあげられますが、ツナヨシはどうなんでしょうか。A病院では特に指摘はなかったのですが…。

肝臓病の原因は、遺伝的要素を除けば、フードの質(フードに含まれる保存料など)、ストレス、薬などが考えられるとのことですので、とにかくフードを見直すことにしました。

肝臓病の治療において食事の管理は重要だそうで、肝臓(と、胃腸)に負担をかけないように、消化性の良い良質なタンパク質を摂取することを目標にします。

ネコの食生活の質の低下は病気に繋がる場合が多いといいます。

ネコの食生活の良し悪しはすべて飼い主によって決まります。
がんばって食生活を見直します!

その3につづく…

-ニテヒ生活, ネコ
-,