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ニテヒ生活 ネコ

ツナヨシの嘔吐と動物病院のことで悩んでいる話

2021/01/29

自分と同じようにネコの体調不良で悩んでいる飼い主さんの参考なればと思ってこれを書いています。
私自身ネコの病気に関する記事やほかの飼い主さんの体験談にとても助けられていますので、少しでも誰かのお役に立てればと思います。

はじめに

わが家には4匹のネコがいます。
親であるクロは年齢不詳(おそらく13-14歳?)、クロの子どもたち3匹は現在12歳です。体調不良で悩んでいるのはオスネコ、ツナヨシです。

↑湯呑から水を飲むツナヨシ

ツナヨシの症状

主な症状は嘔吐です。

特徴的なのは、吐くタイミングも、吐くものも、毎回同じであることです。

食事後、約4時間~6時間の間に吐く

・吐く数時間前から腹鳴がある

・腹鳴が始まると飲食をしなくなり、反応が薄くなって動かなくなる。

・嘔吐する数分前に口をくちゃくちゃし始め、大量の吐瀉物を噴水のように吐き出す。

・吐瀉物は黄色く濁った液体で、数時間前に食べたフードが未消化のまま、ふやけた状態で入っている。(吐く量は、おそらく100 mlくらいはあると思います)

・嘔吐の前後以外では、食欲も元気もある体重もほぼ変わらない。
(嘔吐後に数日飲食できなくなった場合は体重の減少がありますが、回復して食欲が戻ると体重も戻ります。)

1日に連続で何度も嘔吐するということはありません。

また、吐いたあとすぐに水を飲んだりフードを食べたりするときもあれば、数時間たってようやく水が飲めるときもあったり、ひどい時には数日間飲食できなくなるときもあります。

そこまでひどい状態になるのは大抵、2日3日連続で(1日に1度の嘔吐ですが)嘔吐してしまったときで、そういうときは決まって鼻づまりを併発して、ますます食事ができなくなるようです。

 

嘔吐が始まったのは1年半以上前。

約1年半前の夏のある日、ネコベッドに吐かれたこの吐瀉物をみつけました。それが初めてだったと思います。
それ以降同じものを吐くことがありましたが、吐いた後も具合が悪そうな様子もなく、頻度も今よりずっと少なかったと思います。

嘔吐の頻度

嘔吐の記録を取り始めたのが症状が始まって約1年後の8月からですが、それ以前は月に1‐2回あるかないか程度だったと思います。

2020年8月2日に「ツナヨシ風邪をひく」とメモ書きがあって、このときはひどい鼻づまりをおこして飲食できなくなっていたのですが、実はその前日に例の嘔吐をしていました。食欲もないし脱水が気になったので、病院(以下A病院)へ連れていきました。
嘔吐での体調不良はこれが初めてでした。

越してきてから動物病院へ行ったことがなかったため、自宅から一番近いA病院を選びました。

病院では皮下輸液と、抗生物質のコンベニアを注射してもらい帰宅、すぐに食欲が戻りました。

獣医師は「年齢が年齢なので、おそらく腎臓病からくる吐き気だと思います」「年内に一度血液検査をしましょう」と言っていました。

それからというもの、嘔吐の頻度が増加して嘔吐後に飲食できなくなることも増え、月に1-2度ほど病院へ行くようになりました。
具体的には6-7日に1度は嘔吐するようになり、2日連続での嘔吐がふつうになりました。

 

獣医師の診断

9月17日、2度目にツナヨシの具合が悪くなったとき、前回行った病院(A病院)の休診日だったので、その日市内で唯一診察していたB病院へ行きました。

点滴に吐き気止めを入れてもらい、さらに血液検査をしてもらいました。

以下、B先生が赤エンピツで印を付けた項目です。

PCV:50.7%(正常値 29-48):血液中の赤血球の割合
BUN:77 (正常値 16-36):尿素窒素の割合
CRE:3.3(正常値0.8-2.4):クレアチニンの値
ALT(GPT):362(正常値12-130):肝酵素(肝疾患)

このとき自分にもう少し知識があれば、これは大変な数値だということがわかったはずですが、なにしろ初めてのことでしたし、B先生も特に何も言わないのであまり気にしませんでした。

水様のものを吐いて調子が悪くなる旨話したところ、B先生は「水を…ねえ…?」と首をかしげていました。

「…どうも頼りないな」と思ったので、それからB病院には行っていません。


3回目のとき(10月3日)はA病院へ行きました。

この日、ツナヨシの嘔吐するタイミングやどんなものを吐くのか、頻度、普段の食欲や体重について、私は紙に書いたりしてまとめていたのですが、検査前からA先生は「ツナヨシは腎臓病である」と断定していて、加えて私の話を遮るようにして話をしてくるため、ほとんど伝えることができませんでした。

そして前回(9月17日)のA病院での血液検査の結果を見せると、「この結果だったらウチでは即入院レベルですよ」と言われました。
そして改めて血液検査してもらうとともに、レントゲンも撮りました。

で、血液検査の結果ですが、前回と比べてずいぶん普通の数値になっていました。

以下前回の数値との比較です。
正常値については、各病院で設定にばらつきがあるようです。例えばGPTはB病院:12-130ですが、A病院:22-84になっています。

PCV:50.7→40(正常値25-45):血液中の赤血球の割合
TP:8.7→6.4(正常値5.7-7.8):総蛋白
GPT(ALT):362→172(正常値22-84):肝酵素(肝疾患)
BUN:77→46.5(正常値17.6-32.8):尿素窒素の割合
Cre:3.3→1.42(正常値0.8-1.8):クレアチニンの値(腎疾患)
P:N/A→3.7(正常値2.6-6.0):無機リン(腎疾患)

気になるのはBUNとALTの値です。

口の中も口内炎などなくキレイだといわれました。
触診とレントゲンでの腎臓チェックも問題ないようでした。
結石なども見当たりませんでした。
ただしツナヨシのお腹の中はガスで一杯で、レントゲン写真が白くかすむほどでしたが、先生は「ガスがたまっていますね」とだけ言いました。

腎臓病からくる嘔吐なので、とりあえずフードを療法食に切り替えること、次回から腎臓の糸球体に働きかける薬を検討しましょう、ということで、点滴とコンベニア注をしてもらい帰宅しました。

そしてその後、オメプラゾールという胃薬と、ベナゼプリルという腎臓病の薬を処方されるのですが・・・。

処方された薬について調べてみたら・・・?

病院では「胃の薬と腎臓の薬です」とだけ聞いていて、薬の名前を聞き忘れてしまったので、錠剤にプリントされた名前から調べました。

ベナゼプリルは比較的初期段階の腎臓病に使われる薬で、腎臓の糸球体の血圧を下げ、タンパク尿や腎臓の負担を軽減することを目的としたものです。

しかし、この薬を飲ませてしばらくすると、それまで元気にしていたツナヨシが突然泡を吐いてしまい、その後体調不良になってしまったので、病院に電話をしてその旨伝えると「薬が合わないのかもしれません。療法食を食べているのなら、薬は一旦やめましょう」ということになりました。

つぎにオメプラゾールですが、これが厄介な薬でした。

ネコの腎臓病によくみられる食欲不振や嘔吐は、尿毒素物質および胃酸過多に起因することが多いと言われています。

オメプラゾールはPPI(プロトンポンプ阻害剤)の一種で、胃酸分泌の最終過程であるプロトンポンプを阻害して胃酸の分泌を強力におさえる薬です。
同じように胃酸の分泌を抑える薬にガスターなどのH2ブロッカーがありますが、PPIはそれらよりも強力な薬と言われています。

H2ブロッカーの効果の持続時間は12時間なので1日2回投薬する必要がありますが、PPIは24時間持続するので、1日1回の投与で済む点がよいところです。

ただし、PPIは胃酸による分解を抑えるための腸溶性コーティングがなされているため、薬を分割したり砕いたりすると十分な効果が得られません。
そして悪いことに、ネコのように体重の軽い動物では、投薬量の関係からどうしても分割する必要がでてきます。

実際ツナヨシは半分に分割された錠剤を処方されていました。

PPIを動物に処方する場合。

そこでPPIの錠剤を小さな動物に処方する場合について調べてみました。

小型犬やネコなど、体重の軽い動物にPPIを処方する場合は、オメプラゾールではなくて、分割・粉砕可能なランソプラゾール(タケプロンOD錠など)が処方されるようです。

アメリカにはカプセル錠のオメプラゾールがあって、カプセルの中身を取り出して量を減らしてから投与できるとのこと(日本には錠剤しかないようです)

それから、PPIを飲む期間について、
(人間では)14日を1セットとして飲むこと。セットとセットとの間隔は4か月あけること。
と、ありました。

また最近では、PPIと腎臓病の関連性が指摘されていて、PPIを長期服用した場合、腎機能の低下の原因となる可能性があるとのこと。

今回ツナヨシは2週間分を処方されていますので、この点は大丈夫かなと思いました(実は大丈夫ではなかったのですが。)

しかしPPIを分割している点がどうしても気になったため、電話で病院に確認したところ「人間用の薬なので分量的に分割する必要があります。それで大丈夫です」とのことでしたので、ツナヨシに飲ませることにしました。
ランソプラゾールに替えてほしいとは言えなかったです。

ところが、薬を飲ませられない!

ツナヨシに薬を飲ませるのは初めてのことで、それにA病院では帰りに薬を受けとる際に軽く投薬方法の説明をしてもらっただけだったので、YouTubeで勉強して、薬を包んでおやつのように食べさせるピルポケットや、投薬補助器を購入したり…とにかくいろいろ試しました(投薬方法については、また、まとめて書きたいと思います)

ですが、次第にツナヨシは投薬のため抱っこするだけで激しく嫌がるようになり、うまく口に入れて飲み込んだと思ったら、あとで薬をペッと吐き出してしまったりで、2週間分処方された薬でしたが、まともに飲んだのは一週間くらいでした。

投薬がツナヨシにも自分にも大変なストレスになって、あんなに懐いていたツナヨシが怯えて逃げるようになってしまったことがショックで、2週間後の通院の日に「投薬ができなくてつらいです」というようなことを相談したのですが…。

↑琺瑯カップから水を飲むツナヨシ

A動物病院のこと、動物病院との信頼関係について

現在住んでいる市内には数件しか動物病院がありません。

しかも田舎のことですので、一番近い病院でも車で40分くらいかかります。
一応の主治医であるA病院は、自宅から一番近い病院だったので通うことにしたのですが…

じつはA動物病院に何度か通院するうちに、A病院の先生の対応や診断に信頼がおけなくなってきていました。看護師さんは優しく対応してくれます。

初めてツナヨシをA病院に連れて行ったときも、「食欲がなく食べていないので、ヒルズのA/D缶をシリンジで少し与えた」ことを言ったら「あんなもの子ネコの食べ物だから!」と怒られました。
引越す以前に通っていた病院では、A/D缶は病気や衰弱したときに与える回復食だと言われていたので、びっくりしたことを覚えています。

 

そしてその日も、嘔吐後に飲食のできなくなったツナヨシをA病院へ連れていき、何回目かの血液検査をしました。

結果はとくに変わらず。
やはり、GPTとBUNだけが気になります。

PCV:50.7→40→49.1(正常値25-45):血液中の赤血球の割合
TP:8.7→6.4→8.6(正常値5.7-7.8):総蛋白
GPT(ALT):362→172→149(正常値22-84):肝酵素(肝疾患)
BUN:77→46.5→44.5(正常値17.6-32.8):尿素窒素の割合
Cre:3.3→1.42→1.5(正常値0.8-1.8):クレアチニンの値(腎疾患)
P:N/A→3.7→3.6(正常値2.6-6.0):無機リン(腎疾患)

しかしA先生は口癖のように「B病院の検査結果を見たでしょう、あれは尿毒症の一歩手前の数値ですよ!」を繰り返すばかりで、現在のツナヨシの状態については言及してくれないので、ずっと気になっていたGPTとBUNの数値について聞いてみますと、A先生は、

「原因はうちではわからない。どうしても知りたいのなら、内視鏡検査できる病院へ行って調べてもらってください。でもこの子もう高齢でしょう…原因がわかったところで…ねえ」というようなことを言いました。

臆病で繊細なツナヨシは、病院へ連れていく間中ずっと大声で泣き続けるというのに、何時間もかけて遠くの病院へ連れていくこと、加えて12歳という年齢で、全身麻酔をかけて検査というリスクとストレス、それに体力の面から内視鏡検査を受けさせることはとても考えられないことでした。

それからこの日、ツナヨシの体に合わなかった腎臓病の薬、ベナゼプリルの代わりの薬を検討してもらいましたが、血液検査の結果、ツナヨシの腎臓病はそこまで進行していないため、現在処方できる薬はベナゼプリルしかないとのこと。
もっと進行したら違う薬を出せます、とのことでした。

ですので、腎臓病の薬は飲まないことにして、療法食を続けることになりました。

A先生の(ひどい)対応…。

そして、胃薬のPPI(オメプラゾール)ですが。

念のためPPIをどのくらいの期間飲ませることになるのか聞いてみましたら、「ずっとです。そのうち1回半錠では効かなくなってきたら、1錠に増やします。吐き気のある子はみんなそうしてきているんです。」と言うのです。

「あれ?長期服用して大丈夫なの?しかも増量するなんて…」と思いました。

そして先にも書いた通り、錠剤をツナヨシに飲ませることができないといいますか、これ以上ストレスを与えたくないと思ったので、「錠剤を飲ませるのは難しいので、何か良い方法や、飲ませやすい薬はないでしょうか?」と相談したところ…

その日、もともと不機嫌だったA先生がますます不機嫌になり、「PPIだったら一日一回の投与で済むから処方したんですよ!」そして「水に溶かして飲ませる薬ならありますが、そのかわり一日2回飲ませることになりますよ」と断ったうえで、おそらくH2ブロッカーだと思いますが、粉薬を出してきました。

そして与え方を実演するよう看護師さんに指示しました。

看護師さんが胃薬を水に溶かしてシリンジに吸い取り、保定したツナヨシの口に入れたとたん、ツナヨシが見たことのないくらいに激しく暴れて、口から大量の泡を吐きました。

それを見て「泡吐いてる!!」と心配の声をあげた私に向って、「泡くらい吐きますよ」と平然と言い放つA先生。

私はYouTubeで見ていました。苦い粉薬をストレス少なく投与する方法を紹介している動物病院の動画を。

そこの先生は水ではなく、シロップに溶かしていました。


A病院のA先生は、動物に対しても、飼い主に対しても、やさしさと配慮に欠ける不親切な獣医師だな、と思いました。

薬を飲ませるのが難しいと相談したツナヨシに、こんなに嫌がって暴れて口から泡を吐くような薬を出してくるなんて。  

例えば医療用ちゅーるなどの投薬補助トリーツや、オブラート、ピルガンなど、何かしら薬を飲ませる方法を提案してくれるわけでもなく。

また、いずれ自宅輸液の指導&用品を販売してくれるとのことだったのですが、それすら「こんな状態(暴れて投薬できない)では自宅で点滴なんて無理でしょう」などと突然約束を反故にされました。
(ツナヨシの通院のストレスを考えて自宅輸液をできるようになることが一番の望みでした)

さらには、

「治療はあきらめて、自宅でゆっくりと、自然にまかせたらどうですか。それも愛情ですよ」

「つまりこのまま(死んでしまう)…?」と聞きますと、

「そういうことですね」と。


医者に見放された瞬間でした。


結局、脱水緩和の点滴をしてもらうために通院しているような状態だったので、今後は自宅でできる限りのことをして、次からは他の病院(移住者の何人かにおすすめの動物病院を聞いたときに名前の挙がった病院です)へ行くことに決めたのでした。

そういえば東京に住んでいたときは、自宅マンションから徒歩で数分のところに実に評判のよい動物病院がありました。
どの先生も看護師さんも丁寧で、設備も常に更新されていて、早朝から夜遅くまで診察してくれて、しかも良心的な価格で診てくれました。ツナヨシをこの病院に連れていけたらどんなにいいことか…と、何度思ったかわかりません。

A先生の機嫌が明らかに悪くなったのは、オメプラゾールを分割することについて電話で質問してからでした。
先生の治療方針や指示について、飼い主が疑問を持ったり指示以外のことをするのが嫌なのだと思います。

以前、便秘で悩んでいるクロ(A先生の診断済)が、先生に勧められたフード(ロイヤルカナンの消化器サポート可溶性繊維をどうしても食べないので、「ヒルズの腸内環境を整えるフードを与えている」という話をしたときも、「そんなものは効果ない!」と、ピシャリと怒られたこともありました。

それはさておき、ツナヨシの様子から、次第に腎臓病からくる嘔吐とは違うのでは…?という疑問を抱くようなっていました。

 

その2へつづく…

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