[DIY]ほぞ組み(ほぞ接ぎ)で薪棚を作ろう!(No.1)
2018/07/25
現在薪棚のある場所に、増え続けた工具の収納が出来る屋根付きの作業スペースを作りたいと思っています。
そのためには先ず、現在ある薪棚と薪棚の中に入っている薪をどこかへ移動させなくてはならないのですが、この際なので心機一転、新しい薪棚を作ることにしました。
そしてどうせ作るなら、ほぞ組み(ほぞ接ぎ)の練習を積み、今後の風呂小屋制作に活かそうと思います。
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[ほぞ組み/ほぞ接ぎとは?]
ほぞ組み/ほぞ接ぎとはなにか?
イラストのように、ほぞ(凸)を作った材を、ほぞ穴(凹)を開けた材に叩き入れることで木材を接合させるという建築技術のことです。
僅か数週間で建てた我が家は、2×4工法という、コーススレッド(木ねじ)を多用する建築技術なのですが、ほぞ組み/ほぞ接ぎで建てた建築物は、このコーススレッド(木ねじ)で接合された家よりも、接合強度は遥かに強力になるのだそうです。
そもそも僕がほぞ接ぎを学ぼうと思ったきっかけは、コーススレッドで接合するのが困難な、極太の古材が大量にあるからでした。
ほぞ接ぎはとても大変に感じられたので、特にこだわりのない方は、2×4工法の方が楽だし失敗も少ないと思います。
[骨組みのイメージ]
ほぞ接ぎで建築物を建てる場合は、墨出し、ほぞ、ほぞ穴の制作が作業の大部分を占めるといっても過言ではありません。
サイズ通りの材が全て仕上がってしまえば、後は(楽しい)組み立てパートになります。
それでは作業スタート!
これは古材を使う者の宿命です。
先ずは古材に刺さっている釘やボルトを取り外さなくてはなりません。
任意の長さにカットをしたいのですが、使用する材が太いと一発では切断することが出来ません。
太い古材を何本も切ったからか、突然(もらったばかりの)卓上丸のこが停止してしまいました。
コイルの焼けたような臭いがしたので焦って分解したのですが、結局は発電機の復帰ボタンを押すだけで改善しました。
ほぞ取りの紹介
これはほぞ穴を開けるための機械で、「ほぞ取り」といいます。
まだブログには書いていませんでしたが、実は1年位前から持っていました。
ほぞ取りを使うとたくさんの木片が出るのですが、このチップは我が家の鉢植えに重宝しています。
ほぞ穴を開けたところです。
このままではバリがあってほぞが入りにくいので、最後は人間の手で削ることになります。
(僕の中では、)ほぞ穴が綺麗に仕上がりました。
ほぞ取りが使えない場合は?
材の形状によっては、ほぞ取りが使えない場合もあります。
ほぞ取りが使えない場合は、ドリルを使います。
ほぞ穴を開けたい場所に、できるだけたくさんのドリル穴を開けます。
ドリルで穴を開けた後は、ノミとハンマーを使ってほぞ穴の調整をします。
このパートでは、ちょっとだけ大工さんっぽくなることが出来ます。
またまたトラブルが発生しました。
アース線が切断されているのは中古で買った時からなのですが、今度はコンセントが切断してしまいました。
今回はすぐに直せたので良かったです。
ほぞを作ろう!
凹(ボコ)を作ったら、今度は凸(デコ)です。
可能な限り丸のこで切断するのですが、縦切り方向に刃を入れるのが少し難しかったです。
丸のこだけを使ってほぞを作るのはとても難しいので、どうしても切り残しが出てしまいます。
残ったところは人力(ノコギリ)で頑張ります。
建築場所の整地
新たに何かを建設するには、そのたびに土地の整地をしなくてはなりません。
最初に取り掛かったのは、草むしりです...。
次はコンクリートブロックを半分に切断し、束石として並べていきます。
用意した束石の下には砂利を敷き詰めます。
※束石の設置場所に穴を堀り、その中に砂利を敷き詰め、最後にタンパーで叩いて地面を締固めると良さそうです。
一つ基準を作ったら、そこからは地道な水平出しです。
設置場所が完成したら、ほぞ接ぎの下準備を終えた材を並べていきます。
遂に下ごしらえ迄が終わったので、この後は木槌で叩いて組み立てていくだけです。
簡単な作業だと踏んでいるのですが、いかんせん初めてのことなのでどうなるかわかりません...。
次回へ続く