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やってしまった!?半ベソで交換したジムニーのプラグコード&プラグ

僕のジムニーは、JA12系というものですが、どうやらプラグコード、プラグの交換に関しては、JA11系も同様だと思われます。

F6A型エンジン搭載のジムニーに乗っている方は、この記事が参考になるかもしれません。

 

大雨が降った翌日など、たまにですが、アクセルの反応が悪くなり、ノッキングのような症状が現れるようになりました。

車を停車させ、プラグコードをプラグ側に押し込んだり、または、だましだまし数分間走っていると改善したりしていました。

 

試しにプラグコードとプラグを交換したところ、症状に改善がみられたので、これらの交換方法について書いていこうと思います。

注意:非常に苦労したので、あまりオススメは出来ません。また、しっかりとした工具を用意してから臨むべきだと思います。

 

購入したもの

T型ロングのプラグレンチ(21mm)

スパークプラグ✕3

プラグコード

 

プラグ交換時に邪魔となるインタークーラーなどを取り外さなくてもプラグにアクセス出来るかもしれないと思い、T型ロングのプラグレンチを購入しました。

※ジムニーのプラグサイズは「21mm」です。

 

このプラグを選んだのは、値段が安かったからです。

高いプラグを定期的に交換するのが最も良いのですが、仮に高いプラグをたまにしか交換しない場合と比べると、安いプラグでも定期的に交換する方が、車にとっては良いと聞いたことがあります。

※歯ブラシの交換と似ていますね。

 

このプラグコードを選んだ理由は、やはり安いからということと、イグニッションコイルとディストリビューター間のコードも入っていたからです。

※青い色がカッコいいと思った訳ではありません。

 

いきなりトラブル!プラグコードが外せない

最初にやること!

車の配線を触る時は、先ずはバッテリーのマイナス端子を外しましょう。

 

緑丸で囲んでいますが、あの遠くて深くにみえるのがプラグコードの末端で、このプラグコードを外すと、スパークプラグが出てきます。

先ずはこのプラグコードを取り外そうと力を込めて引っ張ったのですが、ネジ式?と思ってしまうくらいにびくともしませんでした。

 

狭い場所に手を突っ込んで作業をしているので、どうしても力を込めることが出来ません。

このままでは埒が明かないので、結局インタークーラーを取り外すことにしました。

 

(ビックリマークの)インタークーラーを外すのが面倒だと思い、T型ロングのプラグレンチを買ったのですが、いきなり予定外の作業が増えてしまいました。

※黄色の矢印は、かろうじて見えているプラグコードを差しています。

 

インタークーラーは、3本のボルト(10mm)で固定されています。

 

ボルトを外した後は、インタークーラーのホースバンド(黄丸)を緩め、ホースを外し、インタークラーを邪魔にならない位置までずらします。

「?」のマークがついているパーツが、「イグニッションコイル」です。

イグニッションコイルは、バッテリー電圧を昇圧し、ディストリビューターへ送る役目を担っています。

 

インタークーラーを止めているボルトには、このようなカラーが付いているので、無くさないように注意しましょう。

 

インタークーラーを外しても、ホース横に見えている鉄板が作業の邪魔になります。

3本のボルトで止まっているのですが、写真手前のボルトには、僕の持っているラチェットではアクセス出来ませんでした。

※僕は貰い物の、非常にチープなラチェット(3/8インチ(9.5mm)を使っています。3/8インチ用の12mmソケットも欠品しているので、1/4インチ用(6.3mm)の12mmソケットを、変換プラグを使って使用しています。この関係で、ヘッドサイズが大きくなり、上のボルトにアクセスすることが出来ませんでした。

 

WD-40とメガネレンチを使って、なんとかボルトを緩めることには成功しますが、指2本くらいを使ってボルトにメガネレンチをあてがうくらい狭い場所なので、数ミリも回すと邪魔なステイやコードに引っかかってしまいます。ボルトを緩めるには、その都度メガネレンチを外し、角度を戻し、もう一度ボルトにあてがう必要があります。

長い時間をかければボルトを外すことは可能ですが、ふと、作業完了後、このボルトを締め直すことは可能なのだろうかと不安になってきました。

 

僕はこの潤滑剤を、お守りのような感覚で常備しています。

 

またまたトラブル!プラグコードが千切れてしまう…

インタークーラーを外しただけでも多少は作業がしやすくなったので、これでなんとかプラグコードが外せないだろうかと再度コードを(かなり力一杯)引っ張ってみたところ、

「ブチッ!」

なんとプラグコードが千切れてしまいました。

これにより、プラグコードを交換しない限り、まともなラチェットを買いに行くことすら出来なくなってしまいました…。

 

この時の僕の頭の中では、現状でプロの整備士にバトンタッチは出来るだろうか...?やはりレッカー移動なのか!?などと、想像上の整備士の笑顔に腹を立てたり、「時間が戻ってくれないかな...」などと、非常に弱気になったりしていました。

 

賢いことだったとは思えませんが、僕はこの邪魔な鉄板を外すことなく、プラグコード&プラグを交換することにしたのです。

 

千切れたプラグコードの端子部分を取り除くには?/プラグを取り外す

千切れたプラグコードの下から出てきたプラグには、プラグコードの金属端子が残っている状況でした。

これではプラグレンチ使ってプラグを取り外すことが出来ないので、金属端子をなんとかペンチでつまんで取り外しました。

 

さて、いよいよプラグレンチの登場です。

プラグはそれほど硬く締まっていないと思っていましたが、このプラグはサビが酷くて、かなり硬かったです。

「ギギギッ」と変な音がしたので、『曲がって刺さってる!?』と心配になったくらいです。

 

プラグの取り付け方について

プラグはシリンダーヘッドに刺さっていますが、このヘッド部分は非常に柔らかい素材が使われているので、プラグが斜めに刺さった状態でも、プラグレンチやラチェットなどで力一杯回せば、プラグはシリンダーを傷つけながら入っていってしまいます。

シリンダーヘッドの交換をしなくてはならなくなった場合、この作業は素人には難しい作業になることは間違いなく、また、お金も時間も掛かります。

少なくとも暫くの間は車に乗ることが出来なくなるので、慎重に作業すべきです。

 

正しい角度でプラグが刺さっていれば、途中までは指の力だけでも簡単に回るはずです。

プラグレンチを使うのは、最後の締め付け時のみというのが正しいプラグの締め付け方だと思います。

 

偉そうに書いてしまいましたが、プラグの入っていた箱の裏にもイラストで説明が載っていました。

誰にでも分かるようにイラストで書いてあるということは、本当に大事なことなのだと思います。

 

 

取り外したプラグと、金属部分を残して切れたプラグコード

 

注意:ここからはプラグコード、プラグを取り外し、それぞれ新しいものに交換するという同様の作業を繰り返すことになりますが、誤結線を防ぐためにも、一本ずつ確実に取り付けてから進んでいくことをおすすめします。

ディストリビューターにプラグコードを取り付ける作業は、それほど苦労はしませんでしたが、、

プラグ側に装着する際は、とても固くて苦労することもありました。

※プラグコードが完全に根本まで刺さっているか、ライトを当てるなどしてしっかりと確認しましょう。

 

僕はこの作業をする前に、なんとなく小屋の中でプラグとプラグコードを繋いで遊んでいたのですが、一度繋いだプラグコードは、若干金属端子部分が広がるのか、本番ではスムーズに装着出来たように感じました。

 

イグニッションコイル、ディストリビューター間のコードを取り替える

プラグコードの中で、一本だけ短くて形状の違うものがあると思うので、このコードを、ディストリビューターとイグニッションコイル間に使います。

邪魔になるものがないので、このコードの交換は難しくないと思います。

 

完成

インタークーラーの下の鉄板が取り外せていれば、もっと作業は簡単だったと思います。

 

上手く交換出来たのかどうか半信半疑だったので、エンジンを掛ける瞬間は緊張しました。

試運転中も不安だったのですが、結果としては、すこぶる快調になりました。

エンジン音は静かになったし、走り出し、加速共に向上したような気がします。

 

二度と触りたくないと思ってしまうくらい大変な作業でしたが、プラグによっては1年ごとに交換するのが理想だと聞くので、また次にやることがあれば、その時はしっかりとした工具を用意してから臨みたいと思います。

 

おまけ:取り外したプラグとプラグコードたち

プラグコードがスムーズに外れたのは、2番だけでした。

 

サビが酷いですね

 

 

無事に交換が出来てホッとしました。

 

お疲れ様でした...。

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