安価な薪ストーブを使った耳よりなオーブン情報
2017/02/24
周囲をタープで覆っただけの、地面そのままのさしかけ小屋の入り口をくぐると、左手奥にステンレス製時計型ストーブがありました。
足もとには小粒の砂利が敷き詰めてあって、砂利の上に直接、数枚のブランケットが広げられ、タープの壁に沿うように、木製の椅子がふたつ並んでいました。
椅子とは反対側の壁には、小さな木製のワゴンがあって、いつでもコーヒーが飲めるよう道具が揃えてありました。
さしかけ小屋は、温室のようでした。
「そうそう、ストーブの下でクッキーが焼けるの」と奥さんがいいました。
「脚の下に鉄板を敷いて、ストーブに火を入れると、鉄板が熱くなるのね」
「そうしたら、オーブンを買うと付いてくる金属のトレイがあるでしょ、あれにクッキーを並べてストーブの下にセットするだけ」
「ピザだって焼けるし、ほら、クリスマスのときなんて、クッキー焼いたら楽しいでしょう」
「まさにオーブン」
それを聞いて、わたしはとても興奮しました。
しかし、考えてみればわが家のストーブは、炉内にレンガを並べた耐火仕様になっているので、ピザが焼けるほど底が熱くなることはありません。
かといって、ストーブからわざわざレンガを取り出してまで試そうというまめまめしさもないので、そういう技もあることを覚えておこうと思って、これを書きました。
さて、薪ストーブの季節なので、
ストーブトップで作る温かいレシピを探したんですが、そのなかで材料も工程もかんたんだったイギリスの料理を参考にして、かぼちゃとマメのトマト煮を作りました。
かぼちゃ、じゃがいも、人参、にんにく、ピーマン、豆、トマト缶。
味付けは塩、コショウ、クミンのみ。
どうしてトマトとクミンを組み合わせるとカレーになってしまうの。
レシピではキドニービーンズでしたが、かわりに手持ちのひきわりひよこ豆を使いました。
おそらくこれがカレーを助長したんだと思います。
ごはんがなかったらクスクスと合わせても美味しいとのこと。
わたしはお昼にチャパティで。
カレー度倍増です。
クスクスってあると便利そうなので一度試してみたい食材です。