[ジムニー/jimny]解決!開きづらかったリアゲート(バックドア|トランク)の簡単メンテナンス
我が家の愛車、ジムニーJA12の走行距離計(オドメーター)は、190,000kmを超えました。
耐用年数のことを考えると、とてもこの成長を喜ぶという気持ちにはなれません。
今回は、数ヶ月前から開きづらくなってきていた「リアゲートのメンテナンス」を行いたいと思います。
非常に簡単なメンテナンスですが、調子の悪かったリアゲートの症状は劇的に改善しました。
同じような症状の方はお試しあれ。
症状の説明
リアゲートの開閉ノブです。
このノブを最大に持ち上げた状態を「10」だとすると、以前は「8~9」くらい持ち上げたところで開いていた気がするのですが、最近は「10」、そして「10」の状態から更に力を入れなくてはリアゲートが開かなくなりました。
しかも「ギギギギ...」という異音も鳴るようになりました。
このままの状態で使用を続けていると、いつかリアゲートが開かなくなってしまうのではないかと不安になってきました。
なにはともあれ開いてみよう
開きづらくなった原因が金属摩耗だとしたら、摩耗して減ってしまったパーツを取り替えるなどの作業になるのだろかと不安ですが、なにはともあれ開いてみることにしました。
リアゲート内側のパネルを外します。
このパネルは、「トリムピン」というプラスチック製のピンで止められています。
内側のネジを外してから、回りのリングを取り外します。
このリングの取り外しはやや面倒なので、Amazonなどで「内張り剥がし」と検索すると、便利なグッズが続々と出てきます。
とくに愛車を傷付けたくないという方は、このような専用工具を使ったほうが良いと思います。
※オススメはしませんが、僕はニッパーを使って取り外したので、リアゲートパネルには細かい傷がつきました。
先ずは中心部の+ネジを取り外してから、、
「トリムピン外し(※ニッパーなど)」を使って回りのリングを取り外します。
取り外された「トリムピン」
完全にリアゲートパネルを取り外す場合は、あらかじめ熱線のピンを取り外しておきましょう。
トラブル発生:トリムピンが外れない
中心部の+ネジが延々と回ってしまってトリムピンが取り外せない場所がありました。
力ずくで取ってしまうか悩みましたが、完全にリアゲートパネルを取り外さなくても作業出来るかもしれないと思い、やめておきました。
リアゲートパネルの下は?
リアゲートパネルを持ち上げてみると、更に4つのネジで閉じられた蓋が出てきました。
ドライバーでネジを緩めていきましょう。
蓋の下は、雨よけのようなビニールが、ボンドのようなもので接着されていました。
破かないように恐る恐るビニールを剥がしていきました。
剥がしたビニールの下にiPhoneを突っ込み写真を撮ってみました。
リアゲートの鍵の機構はこのようになっているようです。
ざっと見回したところ、特に摩耗して削れているようなパーツを見つけることは出来ませんでした。
分解したはいいけど元に戻せなくなるという最悪のケースは避けたいので、これ以上分解していくのは止めておこうと思います。
これは「骨折り損のくたびれもうけ」となってしまうのでしょうか...?
とりあえずの「5-56」
厳密に言えば僕の持っている潤滑剤は、「KUREの5-56」ではありません。
「KUREの5-56」の類似品です。
せっかく開けたので、せめて潤滑剤を塗布しておこうと思います。
リアゲートのノブを上下させながら、バネ回りを中心に、可動部に潤滑剤をスプレーしました。
「直せなかったか...。」と思ってリアゲートを閉め、ノブを上げてみたところ、なんと異音もなく、調子が悪くなる以前の「9~10」くらいであっさりとリアゲートが開いたのです。
僕がやったことは、可動部やバネに潤滑剤を塗布しただけなのですが、なんと症状は劇的に改善されたのでした。
※この時から一ヶ月以上経ちましたが、今でも快適です。
恐らく雨よけのビニールだと思うので、剥がしたところは、上からテープで補修しておきました。
またトリムピンを取り付け、熱線のピンを元に戻したらお終いです。
僕個人に出来ることは限られていますが、今後もやれるだけのメンテナンスはやっていこうと思います。