[DIY]アウトドア、キャンプ用のガス缶でウッドガスストーブを作ろう!(TLUDストーブ)
2018/02/12
確かに田舎では働く場所が少なかったり、働く条件が合わなかったりすることが多いように思います。
そんな環境の為、何か自分で商売出来ないかな?って考える訳ですね。
色々考えてはやってみて、何となく手応えの感じられたものだけが継続出来ます。
一つの販路で食べていければ良いのですが、売上が少ない場合は売り方を工夫するか、販路を増やすかしなくてはなりません。
そんな販路の一つに、手作りの『ウッドガスストーブ』を考えたのですが、結論から言うとダメそうです。
何故なら作るのが簡単過ぎるからです。
先ずはプロトタイプを作って、自分なりに工夫を重ねる覚悟で始めたのですが、適当に作ったのにいきなり普通に使えてしまいました。
誰でも簡単に作れるものなのでお金をいただけるとは思えなくなったのです。
そんな訳で、作り方を公開します。。
作り方もネット上に幾らでも紹介されている方法とあまり変わらないので、過度の期待はしないで下さい。
ただ、使った材料の素材や形状が少し変わっているかもしれません。
ウッドガスストーブは入れ子になった二重筒が特徴です。
各種ストーブについては以前に少しだけ触れています。
宜しければどうぞ。
関連記事:ストーブの見本市|ロケットストーブ、ウッドガスストーブ(TLUDストーブ)、アルコールストーブなど
1.くり抜く
一回り小さな筒(燃焼室)を入れる為、上部をくり抜きます。
中に入れる筒を缶上部に乗せ、マーキングをしたらその線の内側を細めのドリルで穴を開けます。
ドリルで穴を開ける前に、ポンチで軽く叩いておくと滑らずに穴が開けられます。
ドリルで開けた穴と穴の間をニッパーで切断します。
2.叩く
切断面は汚いですが、見えなくなるのでそのままです。
ハンマーで上手に叩いて凹みを補正します。少し難しいですが、ここが肝要です。
3.燃焼室を作る
続いて内側に入れる燃焼室の加工です。
素材は普通のトマト缶です。
空気の吸入穴ですので、出来るだけ沢山開けたいところ。
かといって、穴を開けすぎると脆くなるので良い加減を模索中。
プロトタイプのつもりで作ったので、マーキングは適当です。
ポンチで簡単に穴が空きました。
ドリルを使わずとも、ポンチ穴で良しとしました。
マーキングにとらわれず、その時の状況に合わせ穴を開けましょう。笑
続いて二次燃焼させる燃焼室上部の穴を開けます。
適当な木をあてがい、筒の形状を歪ませないように慎重にポンチで凹ませてからドリルで穴を開けます。
最終的な穴の大きさは7~8mm程度のしっかりとした穴を開けています。
細いドリルで開けた穴を更に大きくするには、このようなものが便利です。
ドリルで開けた穴のバリを綺麗に取り除く為に、このようなものを買ってみました。
4.燃焼室を叩き入れる
叩いて燃焼室が歪まないように木をあてがってから叩き入れます。
失敗したら燃焼室の作り直しです。慎重に叩きましょう。
※外側の缶の下部に8箇所、1cm程度の穴を開けました。外気取り込み口です。
5.完成
6.試運転
燃えやすいように出来るだけ細く割った木を入れました。
山などへ携帯した場合には、そこら辺に落ちている枝を燃やしましょう。
松ぼっくりなどが手に入れば着火がとてもスムーズです。
周囲が明るいので上部の穴から二次燃焼している様子が見え辛いですね。
火力ばバッチリです。
燃焼後、どの程度外缶の塗装が剥がれるか気になっていましたが、上部だけしか剥がれませんでした。
塗装を剥がしてシルバーで使いたい方は一度焚き火等で外缶を燃やすと良いでしょう。
外缶底部が凹んでいるため、燃焼室に接している部分が焦げています。
また、外筒底部の空気取り入れ口の穴を開けた時に、勢い余って余計な穴まで開けてしまいました。
次回があれば、せめて穴開けだけでも慎重にやろうと思います。
これだけ集めたのですが、これらのガス缶でウッドガスストーブを量産するか、作らずに捨ててしまうか悩んでいます。
・最後に
外缶の底部が繰り抜かれていない形状のウッドガスストーブを作りたいと思ったのがきっかけでした。
以前作ったウッドガスストーブは外缶の底面が無かったので、火の粉が落ちて危なかったのです。
一度うっかりしていて、パレットの上でウッドガスストーブを使い、危うくパレットを燃やしてしまうところでした。
ちょっと怖い思いをしました。
更に外筒の底部が盛り上がっていることにより、燃焼室底部の吸入穴までの道が狭まり、ベンチュリー効果も期待出来るかもしれません。
それと、今回使った外缶はキャンプ時などに使うガスの空き缶です。
とても頑丈なので、持ち運びにも気を使わないと思いますし、僕個人の感想ですが、缶の形状やデザインが良いと思ったのでした。