[前編][ジムニー(JA12)]ユーザー車検を受ける前にやるべきこと|光軸の合わせ方|タイヤのはみ出し|オイル交換|排気温度警告灯|各種メンテナンス[2017年6月]
2017/06/06
[2017年6月2日]に車検が切れるので、今回もユーザー車検に行ってきました。
[5月30日]に検査を受けに行ったところ、幾つかの問題を指摘され落ちてしまいました。
[6月2日]問題点を改善し、車検有効期限の最終日にもう一度ユーザー車検を受け、無事に通すことが出来ました。
今回のユーザー車検はとても苦労しました。
あまりに長くなってしまったので、前後編に分けてお届けします...。
2年前の記事は詳しく書いてあるし、比較的ストイックにまとめてあると思います。
それにしてもあれから2年が経過したのですね...。リアルタイムでこの記事を読んで下さった皆さんは森のテロル歴が2年以上ということになりますね。僕はいい感じに成長したでしょうか...?
ヘッドライトを交換する
この時にヘッドライトを片側だけ交換しました。
左右で明るさが変わってしまったので、もう片側も同じLEDのものに交換します。
先ずは作業がし易いように、グリルを全て外しました。
前回はカプラから外しましたが、電球のソケット部を回して外したほうが楽だったかもしれません。
古い車なので、バルブだけの交換は出来ません。ヘッドライトユニットごとの交換になります。
取り付けリングは使い回しです。
前回はビス穴と押さえ金具の位置を優先していますが、今回は押さえ金具の位置のことは気にせず、ヘッドライトユニットの「KOITO」と書かれた文字が水平に来るように取り付けました。
回数を重ねる毎に知識が増えて上手に交換出来るようになりますが、きっともう二度とやらない作業なのだと思います...。
黄丸=ネジのある場所
赤線=板バネがあるので、マイナスドライバーなどで押さえつけてグリルを外しましょう
緑線=プラスチックの爪があります。取り外しに注意しましょう。
※ちなみにですが、このクルマの板バネやプラスチックの爪は、ヘタっていたり折れていたりしています。黄丸のネジがしっかりとまっていれば問題なさそうです。
オイル交換
オートバックスでタイヤのはみ出しを指摘されオイルの交換作業を断られてしまったので、今回は自分でやりました。
車の下に潜り込んでいます。
これがエンジンオイルの入っている「オイルパン」です。そしてこのボルトが、「ドレンボルト」です。
「ドレンボルト」は磁石になっていて、タンク内の鉄粉などを吸着させるようになっていると思っていましたが、ボルトには何も付着していなかったので、これは磁石タイプの「ドレンボルト」ではなかったのか、くっつくような鉄粉がなかったのかもしれません。
「ドレンボルト」を外す前にエンジンオイルキャップを外していると、オイルは勢い良く出てくるので、僕は1.ドレインボルト→2.エンジンオイルキャップの順番に外すようにしています。
ちょっと受け口が小さいとは思いましたが、1.5リットルのジュースの空ボトルで受けることにしました。
これでは足りないことが予想されるので、もう一本同じものを用意しておいた方が無難です。
ドレインボルトからあまりオイルが出てきませんでした。
エンジンオイルのキャップを外しても変わらなかったので、大分オイルは少なくなっていたようです。
一番安いオイルです。
3Lで[1580円]でした。
注ぐ場合にも、ペットボトルを切ってロートを作りました。
ペットボトルは便利ですね。
用意したオイル3Lは全て入りました。
油量チェックをします。車を走らせて油を回してからもう一度チェックしておきましょう。
抜いたオイルはたったのこれだけしかありませんでした。
これは予想外です。
様々な要因が考えられますが、良いことはなにもありません。
チェックを怠らず、これからも減るようなら逐一継ぎ足していこうと思っています。
この油量の少なさには驚きました。
エンジンブレーキ、オイル下がり、オイル上がり、前回入れた量が少なかった...
さて、原因は何でしょう...。
排気温度警告灯とウォッシャー液とシフトパターン
実はこの車、排気温センサーのランプが点灯することがあります。
ジムニーでは故障でもないのにこのランプが点灯してしまうことがあるようですが、
「このランプが点いている状態では車検は通りません」
取り付け義務がなくなったと聞いていたので、検査には関係なくなったのかと思っていましたが、車検場のトイレのポスターにそう書かれていました。
黄枠の中の警告ランプが「排気温度警告灯 」です。
触媒のアース不足が点灯の原因という場合が多いそうなので、ソーラーパネル関連で半分に切ったブースターケーブルを使い、ボディーアースをとってみて、これで警告灯が消えるかテストしようと思いましたが、いくら待っても警告灯は点らず、日を変えてもダメでした。
これは本番当日に点らないことを祈るしかないようです...。
不安が一つ増えてしまいました。
次はウォッシャー液ですが、これは馬鹿には出来ません。
車検場では、ウォッシャー液を出してワイパーを動かすというテストがあるのです。
ちゃんと補充しておきましょう。
この車は中古で買った時から後付のシフトレバーが装備されていたのですが、これにはシフトパターンが刻印されていませんでした。
これも車検ではNGの対象になります。
前回はレバーに油性マジックで直接書き込むことで許されましたが、今回は自作して見易くしました。
これでは車検は通りませんでした。真似しないで下さい。
タイヤのはみ出し対策
オートバックスで指摘されたタイヤのはみ出しです。
[車体からタイヤがはみ出していたら車検には通りません]
このタイヤも中古で買った時から装備されていたものです。純正ではありません。
2年前の車検ではこのタイヤのまま何事もなく通ったので、スタッドレスタイヤを新たに買う際も、まったく同じ大きさのものを買ってしまいました。
これは不覚でした。
何もしなくても問題ないだろうと思いつつも、折角オートバックスが懸念事項を教えてくれたのだと思って、少しは対策をしていこうと思います。
で、ホームセンターで買ってきたのがこのモールです。
こんなものでも、[700円]くらいしました。
これは尖った角部などに付ける柔らかい素材のものなのですが、これを半分に切ってフェンダーのように貼ろうと思います。
多分5mmくらいは有利になると思います。
これでは車検は通りませんでした。真似しないで下さい。
強力な両面テープは意外に高価だったので、家にあるもので足りるだろうと買わずに帰ってきたのですが、思ったほど残っていなかったのでケチって貼ることになってしまいました。
色的にもあまり目立ちませんが、これに気がついた人はちょっと吹き出してしまうかもしれませんね。
僕は結構笑わせてもらいました。
ヘッドライトの光軸の合わせ方
ライトの光軸テストで引っかかるという話をよく聞きます。
僕はヘッドライトを2つとも自分で交換しているので、よく調べておかないとなりません。
自分で調整して通ればラッキーですが、ダメならどこかで見てもらわないといけないかもしれません...。
ライトの調整には、ヘッドライトに向かって、12時、5時、7時くらいの場所にあるプラスネジを回して調整します。
どのネジがどの方向を司っているのか、そんなところから調べつつやってみました。
調整には1時間近く掛かったと思います。
とても難しかったです。
素人がダメ元でやってみた方法なので、あまり参考にはならないかもしれません。
試験場でのテストは、僕のジムニーは古い為、全てのテストを「ハイビーム」で行いました。この調整にどれほど意味があったのかは不明です。しかし一発で合格することができました。ある知り合いは、車検のテスト中にどっちにどれくらいズレたかをよく見ておいて、適当な駐車場で微調整をしてから再度テストを受け直すという人がいました。
僕もダメだったら何度かトライしてみるつもりです。
JAFのページなどを参考にしたので、自分でやってみるという人はこちらもチェックすることを推奨します。
[カットオフラインの調整]
1.バルブの高さを計る
※どこで計っていいのか分かりませんでした。特に目印も無かったので、ランプの中ほどということにしました。
2.2m離した時に、バルブの高さより1%下がって調整されているかチェック
※10m下がった時に10cm下がる調整と書いてあったので、2mでは2cm程下がっていればOKということにしました。
[光軸調整]
1.ロービームで1mの距離まで近付く
2.一番明るい点をマーキング
3.10m離れた時にどれだけずれるかをチェック
左右27cmまで
上10cmまで
[ライトの向きを調整する]
1.壁に照らされた左右のライトの中心から中心を図り、その間隔を保ちながら左に3cmずらす
※これは10m離れた状態で調整しました。正しかったのかどうかは分かりません。
[光軸調整のまとめ]
先ず第一に、壁に照射された光の中でどこが一番明るいかなんてしっかりとは分かりませんでした。
近寄ったり遠ざかったり、目を細めたりと色々と試しましたが、一番分かりやすかったのはスマホの「カメラ越しに見る」でした。
ピントを合わせる場所を工夫しながらやっていると、たまに見えやすくなることがあったのです。
やることは単純ですが、全てをピタリと合わすのは至難のわざだと思いました。
[前編]の最後に
長くなったので今回はここまでです。
次回は実際に車検場でやることや準備書類、"再検査"の様子など、最後まで書く予定です。