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[燃焼テスト]BBQでも使えるペーパーログで薪いらず!?|実際に燃やして試してみた

この土地に移住したのは12月の寒い時期でした。

東京から高速を使えば2時間半くらいの距離だというのに、これほど寒くなるのかと恐れおののきました。

人生で初めて「霜焼け/しもやけ」を経験しましたし、小屋の中ではテントを張り、布団の中には寝袋まで入れていました。

吐く息は白く、住み始めて直ぐに小屋暮らしの厳しさを痛感しました。

 

しかしこの時の寒さは外壁を張っていなかったことや、床の隙間の多さによるものが主でした。

そしてなんといっても、暖を取るための「薪」が不足していたのです。

 

そんな時に「ペーパーログ」の存在を知っていれば、少しは違ったのかもしれません。

 

現在は薪も十分にあるし小屋にも手をかけることが出来たので、冬の寒さ対策はバッチリです。

 

そんな「ペーパーログ」の存在を忘れかけた頃になって、フリーマーケットで偶然見つけました。

特別必要ではありませんが新品が殆どタダみたいな値段だったので、連れ帰ることにしたのです。

 

説明書を読んで驚く!

(※思ってたのと違う...)

ただ、作り方は至ってシンプルです。絵を見るだけでわかりますね。

 

さっそく作ってみる

「ペーパーログ」を作るキット以外に用意するものは、、

・新聞紙(ひとブロック辺り17枚が目安)
・水を入れたバケツ

 

新聞紙を水に十分に浸す

 

説明書には、濡らした新聞紙を"ゆるく丸める"と書いてあります。

 

「17枚」の新聞紙を水に浸し、丸めて容器に詰めるという作業は僕にとっては少し大変でした。

 

ハンドルを下に押し込むことで、新聞紙の水が切れます。

 

押し込む力の目安ですが、"顔が赤くなるくらい"です。

つまり力いっぱい押し込みましょう。

 

大変な作業なので、ハンドル上に乗っかってしまうのが良いかもしれません。

 

「ボロッ」

案外難しいようです...。

 

作業に取り掛かる前は、10個20個作っておこうかな?ってノリでしたが、3個で満足しました。

 

薪棚に使い終わった器具を干していますが、薪を入手出来る人はやっぱり丸太を斧で割った方が楽かもしれません...。

 

ペーパーログの乾燥

乾燥期間は6日間です。カチカチになりました。

説明書には一週間以上と書いてありましたが、僕は乾燥を早める為に薪ストーブの上に乗せたりしていたので、よく見ると表面が焦げています。

危ないので真似しないでください。

 

魚を焼くように、直接薪ストーブの上に乗せて乾燥させるのは危険だったので、薪ストーブの上に吊るした網で乾燥させることにしました。

 

多少ボロっとしましたが完成です...

 

3つ目に関してはもうボロボロです。

豆炭という、石炭の粉を練り固めた固形燃料がありますが、見た目はそれっぽいです。

 

燃焼テスト

僕の薪ストーブの焚付方法は、「新聞紙→ダンボール→細木→中木」で炉内を満たし、十分に火が回ったら「太木」を入れます。

写真にあるように、着火剤として松ぼっくりを使うとスムーズなのでよく使います。

 

いつもはこの細木を3本くらい、そして中くらいの太さの薪を入れますが、、

 

今回はこれら「ペーパーログ」だけを使ってみようと思います。

 

薪ストーブの扉を閉めることで、空気の取入口が機能し、あっという間に火が回ります。

野外の焚き火なんかよりもずっと簡単です。

 

「ペーパーログ、豆炭ver」は、思った以上に良く燃えるようです。

 

細木も中木も入れない代わりに、思い切って全ての「豆炭ver」を投入しました。

 

[火入れから約20分後]

 

勢い良く燃えている瞬間を逃さず、さっそく2本の「ペーパーログ」を投入しました。

豆炭verが「中木」、しっかりと固まったペーパーログが「太木」というイメージで扱っていますが、「薪」というよりは、どちらかというと「炭」に近いかもしれません。

 

[火入れから30分]

 

「薪」より「炭」に近いかも?と書きましたが、やっぱりこれは「ペーパーログ」という第3の燃料のようです。

「ペーパーログ」だけでは炎が上がらず、このままだと燃え残ってしまいそうです。

 

 

再掲しますが、やはり説明書の通りでしたね。

 

「ペーパーログ」が燃え残ってしまうのは困るので、「細木」3本追加しました。

 

[火入れから約1時間後]

火が消えそうだったので、再度「細木」3本追加しました。

 

合計6本の細木を継ぎ足し、「約1時間30分」「ペーパーログ」は燃え尽きました。

 

まとめ

通常の薪を燃やす時に比べ、燃え尽きた後に残る灰の量が多いように感じます。

「ペーパーログ」づくりは手間が掛かりますが、薪を購入している人など、極力薪の消費を減らしたい人には確かに効果はあるようです。

説明書には、『通常の薪の量の「1割~2割」程度でのご使用をお薦めします。(単独では燃えません。)』と書いてありますが、頑張ればペーパーログ主体でも燃やせることは分かりました。

 

最後に

 「ペーパーログ」作りは、僕にはちょっと大変でしたが、一度は使ってみたかったので良い経験にはなりました。

しかし、このままではせっかく巡り合ったペーパーログキットは再度使われることなくしまい込まれてしまうような気がします。

 

ちょっとやってみたいアイディアがあるので、もし上手くいったら「ペーパーログ作り第2弾」があるかもしれません。

 

僕のは上の「紙与作」っぽいです。

 

 

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