寂しい自転車
2017/02/24
越して来る前、毎日の通勤に家から駅まで5分、自転車をこいでいました。
自転車は数年前に安物を購入し、遠かったけれど店から家までそのまま乗って帰ってきたもの。
黒くて飾り気のないごく普通の自転車でしたが、インドで買ったシールを貼って「インド号」と名付け、それなりに大切に乗っていました。
そのインド号が数年のうちに何度もパンクし、ホイールが歪み、満身創痍といった風体になったので買い換えることにしました。
その頃「森のテロル」さんは、車体が軽くてペダルをひと漕ぎするだけでスイーっと遠くまで行ってしまうロードバイクに乗っていまして、それを羨ましく思っていた私は同じものが欲しくなったのです。
さっそく下谷にある「Tokyo bike」へと出掛け、試乗させてもらいました。
当時のtokyo bikeは現在よりも型も色も少なくて、3種類ほどの中から型を、数種類から色を選び、車体以外、つまり前カゴや後ろに荷物を乗せる金具、泥除け、鍵などはオプションとなっていました。
「BISOU」という普通のママチャリのような型のものと「TOKYO BIKE 26」 というスポーツバイクの2つを試乗させてもらうと、跨りやすいのはBISOU、乗りやすさは両者さほど変わりがないように感じたんですが、疾走感といいますか、姿勢がやや前傾になるTOKYO BIKE 26のほうが乗っていて気持ちが良かったので、そちらに決めました。
続いて色を決めなくてはなりません。
UKなイメージでダークグリーンにしようと決めていたんですが、店頭に飾られているブルーグレーの車体がどうにも可愛く思えて、さんざん悩んだ結果ブルーグレーを選択。
オプションの前カゴは迷わず付けてもらい(藤のカゴかワイヤーかで少し迷ったけれど藤は劣化が早そうだったので却下)、シンプルさと色が気に入って「Knog」というメーカーのシリコーンラバー製のライト「strobe」とロック「party frank」も合わせて購入。
しかし結局のところ、ロックは走行中に落として紛失、ライトはボタン電池が直ぐに切れてしまうため「CAT EYE」というライトに買い換えました。
あとは届くのを待つだけだったけれど、泥除けが無いと雨の日に困るよなあと悩み始め、電話で泥除けを追加注文。
ここでも素材をファイバーにするか金属にするかで大いに悩む。
知り合いの乗っているプジョーの自転車の泥除けがファイバー製で、何処かにぶつけたのか劣化なのか割れてしまっているのを思い出し、金属の方が良さそうな気がしたので金属を。
そして数日後に届いたのは、車体もペダルもとっても軽くてシンプルな、ピカピカの自転車でした。

その気になれば片手で持ち上げられるほど軽い。
駐輪場からの出し入れなど自転車を押して歩くとき、走り出し、坂道、ちょっとした段差を乗り越えるときの身体に受ける衝撃、それら全部の負担が軽減されるんです。
はー、すごい。
スタンドはもともと片脚のものが装着されていましたが、駐輪するときに他の人の邪魔になるし不安定なので、あちこち探してようやく見つけた両脚スタンド(見た目も良い)に付け替えました。
このスタンドは本当にオススメです。

当然山への引越しの際も車に積んで持ってきました。
しかし山というのは坂道ばかりで、出かけるにしてもどこも遠すぎる。
そんなわけでほとんど自転車には乗らなくなったのです。
で、先日、カバーを掛けられたまま放置された自転車を出してきまして、ひさびさに磨こうかと思ったら。
ひええ。
車体の汚れはそれなりに綺麗になったけれど、悲しいことにサドルのカビはほとんど取れませんでした。
泥除けは、サビていたので磨いてから油を塗ってみました。
ほかにもチェーンのところがサビてきてしまったので、これ以上進行しないようオイルをこってり塗っておきました。
こんなことになるなら、綺麗なうちに誰かに譲れば良かったかもなあ。
たまにしか乗らないけれどしっかりとした場所で管理してあげたい、マメに手入れもしたい・・・。
こちら「KNOG」というメーカーの自転車ロック。豊富なカラーから選べます。
私が購入したのはウグイス色。シンプルなデザインとシリコンラバー製で手触りも柔らか。
ただし、普通の鍵なのでダイヤル式やプッシュ式と比べて鍵の管理が面倒くさいという難点はありました。が、見た目がいいので気にしません!
そしてこちらは同じく「KNOG」のシリコンラバー製LEDライト。(Amazonではピンクしか見つからなかった・・・)
小さいけれど十分な明るさ。でも電池がボタン電池のせいなのか、すぐに切れてしまう。
残念だけれど買い替えました。
「CAT EYE」。これは優秀なライトでした。
一度盗まれてしまったんですが、また同じものを購入したほど。姿はイマイチですが、良いライトです。