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季節労働[2015]夏季の仕事について|お仕事マニュアル

2017/03/10

関連記事:小屋暮らしの雇われ仕事[2015]|次も期待してしまう卑しい気持ちへ

 

「誰かに雇われることなく自活したい」

これは悲願ですが、誰もが最初から達成出来るとは思えません。

興味の湧いた職種でアルバイトをしてみたり、派遣でスキルを磨いたり、就職して社会の厳しさを痛感したり。
なんにせよ知らない世界で働くことはとても緊張するし、なかなか踏み出せないこともあると思います。

そこで、夏は観光地となる町のとある職場風景をお届けし、その雰囲気をお伝えすることで、何だか面白そうとか、自分にもやれそうかな?と思って貰える方が一人でもいれば嬉しいので、今回はそんなことを記事にします。

※某宿泊施設での仕事です。詳しく書けなくて申し訳ないのですが、やってる仕事内容はだいたいこんな感じです。
※ペンタブレットを使ってみたかったということも、この記事を作る切欠となっているので、過度の期待は禁物です。
☆タブレットについては《こちら》(Twitter画面が開きます)


【期間は7月下旬~8月一杯】
※オープン前の準備に1ヶ月、GW期間にも仕事はある。

職場へは車で20分、飛ばせば15分。
しかし飛ばすのは禁物です。

なぜならこの期間は、田舎道に慣れていない都会からの観光客が激増しているからです。

【就業時間は8:30~17:00】

従業員専用の駐車場に車を停め、"手ぶら"(最近はiPhoneを携帯)で職場へ。
就業時間の10分前くらいを目処に到着します。

始めの頃は、

「おはようございます!よろしくお願いします!!」

って感じだったけど、2年目で殆どの仕事を任せて貰えるようになってからは、

「うぃーす!」

に変化しました。

※2016年5月追記:現在の朝の挨拶は、蚊の鳴くような声で「うっす...」へと変化しております。これではいけないな、と思う朝は、「うっす...」の挨拶時に、オーナー夫婦と目を合わせ、ニコッと笑顔を向けるよう心掛けております。

恐らく季節の変わり目であること、杉や松の花粉が多く舞っていることが原因で、少し元気が出ないのかもしれません。

木の芽時」というキーワードで検索することが多いです。


オーナー夫婦とは"打ち解けている"と感じています。

その為、「うぃーす!」も失礼な態度とは思いません。
朝からお互いニヤニヤしたりして、少し気持ちが悪いくらいです。

これまで働いてきて辛かったのは、仕事内容よりも人間関係であることが大半だったので、この職場へ行くときのストレスはこれまでやってきた仕事に比べ、大分少ないように思います。

何かこの辺りにヒントがあるのかもしれませんね。

summer_job (2)

・職場に到着して最初に行う仕事は、お客さんの出したゴミの回収

お客さんには指定された場所・時間に、ゴミを分別して持ってきていただくことになっています。
そのゴミの受け取りが最初の仕事になります。

・所定の位置に各種ゴミ箱を設置する

お客さんの宿泊するエリアはAsite、Bsiteと2つあるので、その両方にゴミ箱を設置します。
あっという間にゴミ箱は一杯になるので、A、Bsiteを何度か往復しなくてはなりません。

 summer_job (3) 

・トラックでゴミ処理場へ


ゴミ袋はピックアップトラックに載せて運びます。
ゴミの回収時間は1時間のみ。

ここが力仕事の山場です。

ゴミの回収が終わったら、ピックアップに載せられたゴミ袋が落ちないようにゴムバンドで固定します。

ゴミ処理場では、燃えるゴミ、カン、ペットボトル、ダンボールを分別して捨てます。
ごみ処理施設は宝の山なので、社長と仲良くしておくと良いことがあるかもしれません。
※ゴミを捨てた後は灯油を買って帰ったりなど、ちょっとしたおつかいを頼まれることもあります。

 summer_job (4)

・午前中最後の仕事は客室の掃除

1.ウッドデッキを箒で掃く

2.客室内の床を掃除機で清掃し、最後はモップで磨く

3.窓ガラスは塗れ拭き後、乾拭きで仕上げる

4.冷蔵庫の掃除は冷蔵庫専用のフキンを使うこと


☆チェックインが迫っていると思うと焦るけど、普通にやっていれば終わります。大丈夫。

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・午前中の仕事が終わり次第、昼休憩へ

早ければ11:30頃に終わり、遅くなれば、13:00を過ぎることもあります。
※忙しさに応じて休憩時間は変化します。


・午後からは交通整理

チェックインの13時が近づくと、ゲートの周りにはチェックイン待ちの車で一杯になります。

交通整理をせずにゲートを開けっ放しにしてしまうと、Reception(受付)までの道が車で一杯になってしまいます。
すると、外へ出たいお客様が通れなくなってしまうので、ゲートを閉めて入場規制を行います。

駐車スペースへお客さんの車を誘導したら、後方確認を手伝ってあげます。

「オーライ、オーライ」

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【上記挿絵の①②について】

①:駐車スペースに曲がって停めてしまうお客様がいます。隣の車との距離によってはやり直してもらいます。

②:お客様が、駐車スペースを通り越してReceptionの前に乗りつける場合があります。愛想良く注意しましょう。

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・チェックインが落ち着いた後は、特に決まった仕事のない時間

偉そうに書きましたが、基本はオーナーと無駄話をするか、新聞を読むか、Twitterみるか、お菓子を貰って食べています。

とはいえ、たまには灯油を入れたり、センサーライトを直したり、敷地内の見回りや、お客さんに周囲を案内をすることもあります。

今日はあまり仕事がしたくないなぁ、という日は「写真」「車」の話題を持ってオーナーのところへ行けば、相手をしてもらえます。

 
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・17:00になったら作業終了。おつかれさまでした!


オーナー夫婦にはオフグリッドでの小屋暮らし生活であることを伝えてあります。

その為なのか、何かと世話を焼いてもらっています。

作業終了後には必ずお風呂かシャワーに入れて貰えます。
宿泊施設ならではですね。

お客さんの少ない日はジェットバスに入れることも!

シャワーBOXもとても快適なのですが、4分間で200円掛かります(200円はオーナーに貰えます)時間節約の為に、お湯を入れた桶を持って入ります。

持ち込んだお湯で頭や身体を洗ってしまってから200円を投入し、シャワーで泡を流します。賢いですね。

また、帰宅時には高確率で大量の野菜をいただけます。掃除のお婆ちゃんが農家なので、毎日大量の野菜を持ってきていただけるのです。

とてもありがたいです。


更にこの職場ではお客様から何かしらいただける機会が多いです。
例えば、BBQで使った炭の残りとか、使いかけのガス缶、アウトドア用品などなど。

どうやら小屋暮らしと相性の良い仕事口を見つけたように思います。

それでも思います。


来年こそは...

雇われずに自活したい!



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