お風呂のない生活に耐えかねて...|清潔さを保ちたいという欲は深い
2018/04/04
このブログを読んでいる皆様は熱々のお風呂に浸かれておりますでしょうか...?
僕はといいますと、以前と同じような環境のお風呂ですが、それでもまた熱々のお風呂に浸かれるようになったので、今日はその報告をしたいと思います。
小屋の裏側にはまだ未開部分があり、そこを開拓して新たにお風呂小屋を建てようと思っていたので、それに伴い、既存のお風呂は一時的に撤去していました。
新しいお風呂小屋が出来るまでの辛抱だと思っていましたが、どうも進捗状況が芳しくありません。日中でも氷点下のことがあるこの土地では、地面がカチカチに凍ってしまえばそれ以上作業を進めることが出来なくなってしまうのです。
凍った地面に鍬を振り下ろしたこともありますが、手が痺れるばかりで歯が立ちませんでした。
凍った地面のイメージは石に近いと思います。
また、建設費も底をついてしまったので、しばらくは大人しくしているしかなさそうなのです。
こういった状況なので、二度手間にはなるのですが、また仮設のお風呂を設置することにしました。
1.鋳物の風呂桶を運ぶ
これまでも重たい物を運ぶということは多々ありましたが、この風呂桶も、「あれは重たかったな...」と思い出すものの一つです。
といっても、今回は敷地の中を移動させるだけです。
風呂桶の片側だけを持ち上げ180度回転させながら移動することが出来るので、腕力はそれほど必要としません。
このようにして運ぶのは時間が掛かりますが、しかし時間だけはあるというのが僕の強みでもあります。
まぁ、遊んでいるようなものなのかもしれません。
風呂桶を囲むように、いただいた園芸用のアーチを骨組みとして使うことにしました。
骨組みはビニール紐などで固定し、その上からブルーシートを被せます。
風呂桶と風呂釜を専用のパイプで繋ぎ、煙突を乗せたら「お風呂場」の完成です。
最近100円ショップで良いものを買いました。
スマホ(僕はiPhoneです。)のカメラに取り付ける魚眼レンズです。
完成したところを画角内に収めるために魚眼レンズを取り付けた訳ですが、全体像を写すことは必ずしも良いことばかりではなさそうです。
写真に撮り、それを改めて見るというのは、第三者の目で見るようなところがあるように思います。つまり、家の風呂場のビジュアルに多少の戸惑いがあったということです。
室内?です。
これは風呂桶からの絵です。
2.水汲み
20Lタンク2つを3~4往復します。
タンクで直接、水をすくいます。
水の流れがある程度速いので少し力技ですが、あっという間に20Lタンクは一杯になります。
※このような水路が血管のように地域内をぐるぐると張り巡らされています。重大事故も多いので気をつけなくてはいけません。
本当に気をつけなくてはいけませんね。
タンクを落とした場所が水位の低いところで良かったです。
こんな水位のところでも、タンクを拾いに入ってみると意外に流れが強くて驚きます。
3.風呂焚き
風呂桶に水が張れたらいよいよ風呂焚きです。
風呂釜の前でうちわを扇いでいればお湯の温度は上がりますが、逆を言えば僕がお風呂に入っている間は冷めていく一方です。
その為、お湯の温度は少し高めに設定しておくのがコツかもしれません。
僕の目安にしている温度は、45~47℃です。
お風呂が湧くまでの時間は天候に大きく左右されますが、それでも2時間もすれば大分温まる印象です。
熱々のお風呂が待っていると思えば、水を汲んでくることも、うちわで扇ぐこともそれほど苦ではありません。
寒さで皮膚が粟立つとしても、熱々の湯に思い切って浸かれば、「全てが報われた...」と思うことが出来るはずです。本当!?
Hunger is the best sauce!
おしまい。
おまけ
使い終わった後にお湯を抜いておかないと、次回は氷が張っています。
風呂桶を洗う時には、ちりとりで氷を取り出します。
風呂桶と風呂釜を繋ぐパイプ内もカチカチに凍っているので、そんな時は45~47℃が非常に遠くなります。
入浴のコツ
風呂釜の扇ぎ手がいなければ、風呂の温度はどんどん下がっていきます。
少しでも湯気が逃げないよう何かで蓋をするのは大きなアドバンテージとなります。
※僕は近くにあった合板を使っていますが、これは濡らすとあまり良くないので、違う素材で蓋になりそうなものを探しています。
当然、風呂を沸かす時にも風呂桶には蓋をしておきましょう。
最後に
家のお風呂は、見た目はアレですが、これまでのお風呂では味わうことのなかった心地よさと刺激を体験することが出来ると思っています。
過去を振り返るようになった時には、意外とこんなことが良い思い出として残るような気がしています。
[露天風呂]これが底辺の生活なのか?|インフラのない小屋暮らしの風呂事情移住したばかりの頃、周囲の方々からあれこれといただくことが続きました。その中の一つに、「鋳物製の風呂桶」があります。 鋳物製なので下から直接火で熱しても良いのだろうけど、煤で汚れそうだし、将来は綺麗にして室内で使いたいという思いもあるので、「薪専...最初の頃の入浴スタイルがまとめられていますが、今回の記事はいらなかったと思うほど、お風呂に関しては進歩がみられません。
頭のなかには新しい風呂小屋のイメージは出来ているので、暖かくなるのを待つと同時に、少しでも建設費用を貯めておきたいと思います。