[移住前に考えたこと]昔作った小屋の模型写真が出てきました
2017/03/16
移住前に作った小屋の模型写真が出てきました。
当時はこれでも一生懸命やっているつもりでした。
今にして思えば、小屋のデザイン以前にもう少し考えるべきことがあったのかもしれないと思うことがあったので簡単に書きます。
10平米以内の小屋の模型(紙)
移住前のまだ土地が決まっていなかった頃の話です
土地を買って小屋を建てようと思ったまでは良いけれど、何から手を付ければいいのだろう?
パっと頭に浮かんだのは、、
・インターネットや現地の不動産屋で土地を探す
・小屋の作り方を勉強する
・土地を買う際の、また、小屋を建てて暮らすうえでの約束事(法律とか条例など)を学ぶ
確かに必要なことだと今でも思います
上の3つが実践的なことだとすれば、もっとやっておけば良かったと思うのは、初心(心構え?)といった、もっと自分に近い部分の、感覚的なことだったのだろうと思います。
実践的な段階に入る前に、感覚的なところをもう少し考えてみることで、もしかしたら小屋暮らしをしなくても叶う生活だと気がつくかもしれないし、今直ぐにでも小屋暮らしを始めなくてはならないと焦ることになるかもしれません。
例えば僕の場合は、、
初心:(根幹部分)
シンプルで健康的かつ気楽な生活を持続させたい
実践的:(詳細に)
1.積極的に情報を断つ→シンプルの観点から
2.こだわりの有機野菜を作る→健康の観点から
3.雇われ仕事はやらない→気楽の観点から
1.《シンプル》サラリーマンだった僕は会社に行くことがストレスになっていました。その反動か、良く買い物をしました。休みの日の朝、起き抜けにAmazonの欲しい物リストを覗き、一度読んだら捨ててしまうような漫画を買ったり、やらないのにGAMEを買ったり、本も買うけど積んだまま。
会社からの帰宅後も休日も、極力何も考えなくて済むようなTV番組を選んでいたし、目的もなくPCの電源をいれる日々でした。
会社の人間関係と通勤でヘトヘトなのに、家に帰って来てからも、読みかけの本や新品のDVD。ホコリの積もったレコードとか触ってない楽器、機材。そういった大好きである筈のものまでが、知らぬ間に僕を追い込んでいたのかもしれません。
間違えているかもしれないけど、実際にやってみて検証したいと思い、移住後1年以上は意識して情報を絶っていました。
2.《健康》パーマカルチャーという分野に興味があります。今はまだ注力出来ていませんが、予定に入ってます。その為に少し大きめな土地が欲しかったのです。離れた畑に通うよりは敷地内でやりたいですからね。作物の配置に多様性を持たせたり、水やりが面倒だから土地に傾斜をつけたり、配管を通したりして簡略化したりと、想像するだけで楽しいです。
3.《気楽》夏季のみですが、これまでに働いてきた中でもかなり有利だと思える職場に恵まれました。それでも辞めるタイミングを図っているのは気楽に生きる為です。どんなに有利でも雇われているという事実は僕を苦しめるし、何より自分で稼ぐというのは面白い。
実践的な部分は幾らでも取り替えることが出来ます。選択の幅があるともいえますが、幅があり過ぎるのも厄介だったりします。
ただでさえ、選択の連続となる実践的パートなのに、この段階に入る前の初心の部分がガタガタのままだと、実践パートを幾ら頑張ったとこで理想の生活には近づけません。
初心(根幹部分)にたっぷりと時間を掛けておけば、困ったり不意に失ったりした時の行動の指針になります。
灯台のような役目だと思うと良いかもしれません。
一見変わった生活をしていると、稀にではありますがトラブルの火種のようなもの(特に対人関係)に遭遇することがあります。
そのようなときにも、きっと力になってくれると思います。
自分がこのように生きたいという思いは、若しかしたらワガママなのかもしれません。それでも地に足をつけ、力強く生きていく為にはこのようなことも必要なのかもしれませんね。
【昔作った小屋の模型写真】
ジオデシック・ドームとか10平米以内の小屋の模型(紙)を作ったり、原生林とか山が手に入ったら土の生活がしたいとも考えました。
でも時間もお金も無かったから、色々と諦めました。
転職とか起業と同じように、小屋暮らしも働きながらゆっくりと準備を進めるべきだったのかもしれませんが、幸運なことに今のところ後悔したことは一度もありません。
「緑の星の家づくり」-地覆住宅のつくり方-
マルコム・ウェルズ著