[冬支度]軍モノの防寒具、灯油ストーブ、猫に湯たんぽ
2017/03/16
「今年は暖かいですね」
散歩していて偶然誰かに会ったり、家の前を誰かが通りかかったとき、会話を始める最初のクッション言葉というのか、口慣らしのように使われるのは気候に関することが多いです。
今年の会話の出だしには、如何に暖冬であるかという驚きが多いようです。
師走に入り、大晦日のことを考え始める時期だというのに、日が落ちるまでは確かに少し暖かいことが多いです。
とはいえ、この暖かいはこれまでの冬に比べてのことですから、当然半袖で過ごせるといった季節感を無視するような変化ではありません。
夜中には当たり前のように氷点下まで冷え込みます。
因みに30年前は、今より10度近く寒かったという話を聞いたことがあります。
-20℃を超えることも珍しくなかったようで、テントの中の水タンク(20L)が凍るとも言っていました。
恐ろしい世界です。
避暑地で定住するわけですから、一番大事なことは越冬準備と言っても過言ではありません。
そこで今回は冬支度の一部を紹介します。
軍物の防寒具
(ミリタリージャケット)
ミリタリージャケットのインナーです。室内に限り、寒い時に着ることがありました。
冬になればやはり所定の場所で活躍してもらいます。
合体しました。
年代物のジャケットはご覧の通りボロボロです。ボロいだけあって、2~3000円くらいで買ったように記憶しています。
このようにライナーを取り外し出来るので、その気になればこのジャケット一着で半年は戦えるかもしれません。
(オーバーオールタイプのインナー)
これも軍隊で採用されているものです。あらゆる箇所にジッパーがついています。
丈の短いところが惜しいですが、これはもの凄く暖かいです。
軍モノを海外で使う場合、国によっては配慮する必要があると思います。ですがここは日本ですから何も気にすることなく、気楽です。
※以前、迷彩柄のビクトリノックスを海外へ持って行ったことがありますが、使うことが憚れる場面があり、封印した経験があります。
中古の軍モノは、兎に角安くて丈夫で機能的なので、上手く使えば有利かもしれません。
包丁やライターなどと同じように、その物自体はとても便利なものです。それをどのように扱うのか、それは人間側の問題ですからね。
年代物の防寒具
(綿入れ)
実はこの綿入れ、今回の記事を書こうと思った切欠でした。
以前、神奈川県の骨董市で何と100円で購入したものです。
自分で着るために買ったのではなくて、こんな和物が欲しいという外国の方が頭に浮かび何着かまとめて買ったのでした。
ただ残念なことに、これだけは虫喰い穴が目立つことを理由に、引き取り手もなく残っていました。
処分しようかな…と考えていたときにふと、暖かそうだよな?と思い直し自分で着てみました。
暖かいのは勿論、驚いたのは袖の作りです。これがポケット代わりになり、とんでもなく便利!なのです。
左袋にiphone、モバイルルーター、右袋にはちょっとした食べ物(みかんが2つなど)が入っています。
灯油ストーブ
これは移住前から持っていた灯油ストーブです。
家では薪で暖をとりますが、朝起きて家を出るまでの短い間や、ストーブが何らかの原因で使えなくなった時の保険で持っています。
念のため、毎シーズン、10Lだけ灯油を買っておきます。
余談ですが、東京ではお金を出して買うしか手に入れることの出来なかったこのストーブですが、何故か移住してからは縁があり、現在合計3台に増えています。
実は歴史のあるストーブで、見た目にはそれほど変化はしていませんが、年代によって価値が変わります。
こんな雑学を覚えてしまうと、なかなか手放せなくなってしまうものなのです。
困ったものです。
と締めようと思いましたが、実は全然困っていません。3台並べて眺めてみるのも結構よいものです。
まぁ、そのうち生活に窮した時にでも手放すかもしれません。
猫に湯たんぽ
猫は寒さに弱いと聞いたことがあるし、実際そのように思います。
当然個体差はありますが、家の4匹は概ね寒さには弱いように思います。風邪でもひかれたら大変です。
春になって暖かくなるまでは、毎日湯たんぽの準備が必須となります。
賢いもので、湯たんぽを寝床に入れると猫たちは次々と集まって来ます。
おまけ
猫に湯たんぽ(湯たんぽを仕込んだロフト上の寝床)
※僕の中でロフト上は非常にプライベートな空間(殆ど手付かずで酷い有様)なのであまり写したくない部分です。