[1/2] 生活用水と排水について
2017/03/10
人間らしく生きていく為に最低限必要なことはなんだろう?
僕は第一に「水」を思い浮かべました。
幸いなことに土地近くで飲むことが出来る湧き水を無料で汲むことが出来ます。
それはこの土地に決めた大きな理由の一つでもありました。
生活用水としてなら、土地の直ぐ近くの沢水を汲みに行くことも出来ます。
しかし、毎日水汲みとなるとそれは大変な作業です。いつも晴れているとも限らないし。
短い期間であればそんな日々も面白いけど、暫くはこの土地に腰を据えて生活していきたい。
そう思うと、出来るだけ楽ができるようにと思考するようになりました。
生活用水は雨水で賄おう
都会での生き方しか学んで来れなかった僕でも、直ぐに思いつけるほど雨水利用は身近になったと思います。
タイでは雨水を飲むと現地の人に教えられたことも思い出されました。
タイとは環境が違うので下調べが必要だとは思うけど、困った時は雨水を沸騰させて飲むことだって出来るだろうと思う。
前置きが長くなってしまいましたが、雨水を生活用水として使うことは特別難しいことではありません。
最も頭を悩ませたのは生活排水のこと
どんなに綺麗な水であっても家から排出される水は下水か浄化槽を通さなくてはダメなんだと。
気を使っている家の生活排水が自然環境に問題がないのだと一々証明出来れば胸を張って?垂れ流し出来るのですが、悔しいけど今の僕には出来ないのだから仕方ない。
どうしても通らないというのであれば、将来は浄化槽を入れなくてはならないのでしょうが、やれることはやってみたい。
折角、色々と試せる土地を手に入れたのだから。
苦肉の策のように思われるかもしれませんが、思いついた排水システムは、、
「排水ゼロ」排水?システムです
綺麗な排水なんだから再利用すれば良いのだと思ったのです。
排水は植物の水やりに十分使えます。
《 草案 》
ダメだったら次を考えます。
このシステムを作るには何が必要だろうか?
ろ過フィルターに使う容器、ろ過材、シンク、蛇口やパイプ類
出来るだけお金を掛けたくはないので、ろ過フィルターに使う容器はドラム缶を使うことにすればタダで貰えるかもしれないと思いました。
いつも行っているガソリンスタンドへ行ってみることに。
実はプラスチック製で雨水を貯められそうなタンクが既にあります。初めて行った太陽光ワークショップで知り合った方に頂いた物です。
ワークショップはこの一回しか行けていませんが、とても楽しかったのでお勧めです。
何か作る時に思うのですが、これから購入予定の物を近くの誰かは不必要な物として物置などにしまっているかもしれない。
このマッチングが出来れば素晴らしいですよね。
普段ガソリンを入れるだけの付き合いですが、今日はそれだけではありません。
「タダで下さい」ということは、こんなにも緊張するのだと知りました。過度に緊張する自分が不思議でした。
スタンドの方は嫌な顔一つせず、呆気無くドラム缶だけでなく、ペール缶まで渡してくれました。
処分に困っているとは言っていたけど、本当にタダでくれたのです。
帰りの車内では感動と興奮に包まれました。
しかし、残りの材料は買うしかないように思われました。
でも、お金を出して買う物にも良い所はあります。
新品だから劣化してないし、数多くの商品の中から好みの物を選べるのです。
必要な物を揃えた後の下準備
そう、貰ったドラム缶は元々オイルが入っていたものなので綺麗に洗浄しなくてはなりません。
そのためには蓋も開けないとならない。
今回はここまで。
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