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作った食べもの

日本のスーパーと庭で調達した代替品でつくるトムヤムクン

2017/02/27

 


タイのごはんには美味しいものがたくさんありますけれど、特殊な調味料を使っていることが多いので家で作るのには若干ハードルが高い気がします。


今日はそんなタイ料理のひとつ「トムヤムクン」を、タイからやってきた材料で作ったものと、日本のわが家でとれる代替品の材料で作ったものとで食べ比べをしてみましたので、その様子をお届けいたします。

参考にしたレシピは、トムヤムクン用のスパイスを購入したときに付けてくれた、曰く「タイの友人直伝」のものです。

 


その1 タイからやってきた材料で作ったトムヤムクン


用意したもの

スパイスはタイ産ですが、具材は日本のものを使います。

トムヤムクンに使うスパイス

上から時計回りに
1.みどりの葉っぱ「バイマックル」(こぶみかん)
2.カー(ガランガル)(「トムカーガイ」のカーです)
3.コリアンダーの根(これはウチでとれたもの。葉とは違った風味がある)
4.トウガラシ(タイの辛いトウガラシ:プリッキーヌー)
5.レモングラス(見たところ葉の部分ではなく、茎をナナメ切りしたもののようです)

具材はたまねぎ、火の通りやすいピーマン類4種ときのこを用意しました。
(きのこはどんこを水で戻したものを使いました。

そのほかに ココナツミルクを150mlと、水を50ml、しょうゆ小さじ2、ライム汁(レモン汁でも)小さじ2~3用意します

トムヤムクンの具材


これはベジタリアン仕様なので、お好みでエビなんかを入れても良いかと思います。

そもそもトムヤムクンの「クン」がエビという意味なので、エビがないのにトムヤムクンとは呼んではいけない気がします。


つくりかた

1.レモングラス、バイマックル、ガランガルを香りが立つまで乾煎りする

2.たまねぎ、つぶしたコリアンダーの根、トウガラシ、ココナツミルク、水を加えて煮る

3.きのこ類、ピーマンなどの具材を加えて火が通るまで煮る

4.しょうゆとライム汁(レモン汁)を加え、パクチーの葉を散らしてできあがり


完成

できたトムヤムクン

レモングラスが口に残ってジャマですが、お味は結構!

口に入れたときに「あ、これタイで食べた味だ」と思ったくらいなので、記憶半分としても美味しくできたと思います。

 

 


その2 身近で手に入る代用品の材料で作ったトムヤムクン

 

用意したもの

庭のトムヤム・材料


上から時計回りに

1.レモンバーベナ(バイマックルの代用。庭に生えていた)
2.しょうが(ガランガルの代用。買った)
3.コリアンダーの根(庭に生えていた。枯れていて特に風味はしなかったけれど、とりあえず加えてみた)
4.トウガラシ(庭に生えていた)
5.レモングラス(庭に生えていた。茎ではなく葉を使ってみた)

 

代用品について

バイマックル(こぶみかん)の代用としては、レモンゼスト(レモンの皮のぷちぷちした部分)、レモンバーベナ、レモンタイム、乾燥ベイリーフなどが考えられるそうです。

ガランガルの代用にはショウガがよく用いられるそうですが、実際のところガランガルとショウガの共通点は外見だけだと思います。

それでも、ショウガ + シナモン + 黒コショウ + メイス (ナツメグの皮の部分)を組み合わせることでそれっぽい風味になるようです。
わたしはショウガとシナモン、黒コショウだけ使いました。

レモングラスは茎の部分を使うべきでしたが、そこまで風味に影響するとは思えなくて、葉の部分を使ってみました。

 

そして、タイの友人レシピには「ココナツミルクのかわりに豆乳でもよい」とあったので、今回は豆乳を使うことにしました。



できあがり

代用品のトムヤムクン

大事なことを忘れていました。

豆乳に酸味(レモン汁)を加えると、分離してしまうんでした・・・。


ちょっと味見をしたところ、まっっったくもってタイ式のものとは香りも味も違うので、あわてて追加でもう一度作ることに。

この代用品のスープは、やさしい豆乳スープといった味です。
ハーブの香りも異国の風味もナシです。



その3. 追加の一品

使ったハーブ

・バイマックル
・ガランガル
・とうがらし(プリッキーヌ)
・コリアンダーの根(乾燥)
・レモングラスの茎(庭に生えいるもの)

上の「代用品式トムヤムクン」との違いを確かめるために、スープは豆乳を使いました。

使用したハーブによって、はたしてどれだけ風味に差が生まれるのでしょうか?

 

できあがり

豆乳とタイのスパイスで作ったトムヤムクン


分離した豆乳が雑な印象ですが、これがですね、先ほど作った代用品のものとはぜんぜん違うんです!!

ほんものを使うとこんなにも香りが立つなんて・・・

トムヤムクンの決め手は、ハーブの香りと味だということがよくわかりました。

そして、その風味は決して代用品では出せないということも・・・。

 

 

ところでトムヤムクンはもっとスープが赤かった気がしたので、トムヤムクンのレシピを検索してみましたら「チリ・イン・オイル」という干しエビ・たまねぎ・ニンニク・唐辛子などを油で炒め、砂糖・塩を混ぜて作るオイルを加えて作るのが一般的だそうです。

タイの友人レシピにしょうゆが登場したときに「?」と思ったんですけど、今回貰ったレシピはきっと、日本向けにアレンジしてくれたものだったんですね。

上で作った3種のスープに「チリ・イン・オイル」を加えていたら、もっとおいしかったに違いないと思うとざんねんです・・・

 

つぎは「チリ・イン・オイル(ナムプリックパオ)」から自作してみたいものです。

 


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