ネコ

恐怖の全員感染!ネコカリシウイルス?ネコがみんなダウンした話

2016/07/19

(これは2015年5月20日の「今日のニテヒ生活」の記事に加筆したものです)



2年前の5月のことです。

その頃は、仕事で朝早くから夜まで家を空け、帰宅してからもお風呂に夕飯の準備、明日の支度なんかで忙しくしていて、猫にかまうのは寝る前の少しの時間のみという毎日でした。

そんなのは言い訳にもなりませんが、とある日曜日、出窓で日向ぼっこをしているクロを撫ぜるとガリガリのヨタヨタになっていて、このままではクロちゃんが死んでしまう!と慌ててケージを出してきてクロを押し込み、病院へと向かいました。

普段のクロなら、ケージになんぞそうやすやすとは入らず、頭脳戦となるのが常なのに、この日のクロは悲しいくらいに簡単に、お尻を軽く押しただけでヨロヨロとケージに入って行ったので、「いよいよ大変なことになった、何故こんなになるまで気が付かない程にネコを放っておいたんだろう」と自責の念でいっぱいになりました。


少し熱があり、食欲もなく、鼻水が溢れているクロは注射を打ってもらい、人間で云うところのネブライザーをするために透明の箱に入れられました。

やがて白い霧に包まれたその姿は、いっそうはかなさを増したようでした。


そのように力ないクロでしたが、注射器で強制給餌をしようと身体を押さえると、頭を振り回して嫌がるので、すぐに「これは無理だ」と判断して、クロが好きそうな「おやつ系ゴハン」を買ってくることにしました。

モンプチの濃い香りが、クロの詰まった鼻にも届いたらしくガツガツ食べてくれ、その後もモンプチの匂いのお陰で食欲が回復、数日後にはすっかり元気を取り戻した様子だったので安心していたのです。

みんなで猫草を食べる(みんなで猫草を囲む)


ところが今度はミシェルが涙を流して鼻水もびっしり、食欲もなく、ちぐらに引きこもってしまったのです。

1日に何度も眼と鼻を濡らしたタオルで拭いてやり、匂いのきついゴハンを持って行くも食べず。
そしてミシェルも病院へ。

眼が充血しているためこんなにも涙が出るとのことで、目薬と錠剤を処方してもらい帰宅しました。

けれども、この薬がいっこうに効かないのです。


そうこうしているうちにツナヨシとトラが同時にダウン。
特にツナヨシの症状が酷く、鼻を真っ赤にして口をぱかっと開いて上を向き、よだれを垂らす。

トラも鼻を赤くして口をパクパクさせて苦しそう。

はじめは食欲のあったツナヨシでしたが、次第に食べなくなり、鼻詰まりのせいなのか水すら飲めなくなってしまったのでした。

水皿の前でじいっとしゃがんでいるだけで、飲まない。飲めない。

トラは手を水の中に突っ込み、その手に付いた水を舐めるという手段で水分補給をしていましたが、ツナヨシにはそれができないのです。


手で水を飲む猫ミシェル(日頃から手で水を飲むミシェル。)


ネコは鼻がきかなくなると、ゴハンだけでなく水を飲むことも難しくなるのだと気がつきました。
が、気づいたところでどうしようもないのです。

このままではツナヨシが脱水になってしまう・・・

他の症状も良くならないので、ツナヨシを病院に連れて行くことに。


ツナヨシは体重が健康時よりも1キロ以上減っていて、高熱を発していました。

クロと同じく注射を打ってもらい、脱水が心配なんです、と言うと、先生は背中に注射器で何やら水分を注入してくれました。

首の少し下の辺りの背中ににもっこりとしたこぶし大の水分のコブができたツナヨシ。
ここから水分が徐々に体内に浸透していくとのこと。

よかった、これでしばらくは脱水の心配がなくなる・・・病院に掛かった安心感も手伝って私の気持ちは少し和らぎました。

 

ツナヨシに処方された錠剤をトラとミシェルに飲ませてもいいかと訊くと、大丈夫とのことだったので、帰宅後さっそく二匹に飲ませたところ、ミシェルに効果てきめん。
トラは元々症状が軽かったこともあって静かに回復していきました。


この後も、ツナヨシだけは回復が遅く、水を飲むことも食事もできない日々が続いたので、強制給餌をしたり、水のみ用の器具を買ったりと、いろいろありましたが、それは割愛いたします・・・。

ただ今回も、ニオイの強い「おやつ系ゴハン」に助けられました。(ツナヨシは「Mio COMBO(ミオコンボ)amazonにリンク」で食欲を回復しました)

 

一体どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。

先日、それはもしかしたらネコカリシウイルスに感染しているかも?と教えて頂き(ありがとうございます)調べてみましたら

FCVはネコのかかる代表的な呼吸器感染症の1つであり、初期には高熱やくしゃみ、鼻水やよだれを垂らす、食欲減退などの症状を起こす。症状が長引くと舌や口に潰瘍が出来たり、口内炎が出来るときもある。また潰瘍や口内炎の二次感染として肺炎を起こし、最悪の場合死に至る。 ウイルスの感染力は強く、感染したネコと直接触れ合ったことによる感染、感染したネコのくしゃみ等による空気感染、感染したネコと人間との接触を介しての感染など多岐にわたる。 Wikipediaより

 

ああっ! FCVの初期症状がウチの子たちのと同じ! さらに

子ネコの場合は、生後3~9週間程度までは母ネコから受け継いだ免疫によって守られるが、それ以降、生後10週間以降の子ネコは受け継いだ免疫がなくなってしまうためFCVに感染しやすくなり、症状が重くなることも多い。ただし3歳を過ぎる頃になると、発症しても軽微な症状のみか、感染しても発症しないことが多い。 Wikipediaより

 


クロは正式にウチの子になってから、クロ以外は生後半年ほどで病院に行きワクチンを接種しました。

3匹は病院に行くとき以外には外に出たことがありませんが、 クロは元ノラです。
ウチの子になる前、どんな幼少時代を送ったのかを知る術はありませんが、もしかしたら外で出会ったネコから感染していたのかも知れません。

全員がウイルスに感染している恐れがあるので、体調管理やストレスにはこれまで以上に気を配らなくては!


山の小屋に越してきてネコと過ごす時間がぐっと増えた現在。

ブラッシングしながらみんなの身体のチェックをする毎日です。

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