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(new)割れた茶碗を修理する|簡易金継ぎ#4|かけらを接着編

2016/08/04

 

前回までは、小さく欠けたうつわを修理していましたが、今度は盛大に割れてしまったうつわを直してみます。

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今回は、お皿とお茶碗の2枚だけです。

このお茶碗は、割れてから3年以上経過していますが、いつか修理しようと思って捨てずにいたものです。

割れたお茶碗

ついにその日が来たかと思うと感慨もひとしお。


思えばこのお茶碗も、前回修理した6枚のうつわも、みな「KOHORO(コホロ)」という二子玉川にあるお店で購入したものでした。

このお店に並んだうつわは、そのほとんどがいわゆる「作家」ものなので、一見同じうつわでも、微妙に大きさやカーブや色合いが異なっています。
とくに好きな作家さんがいるわけではないので、購入の決め手は完全に「質感と見た目」です。
どうも白くて黒いボツボツがついている土っぽいものばかりを選んでしまいます…。

ちなみにコホロでは、雑誌などでおなじみの金継師である黒田ゆきこさんに金継を依頼することができるそうなんですが、さすがにこれだけの数をお願いしたらどうなるのか…。(金銭的に)

 

1.組み立ててから接着する


複数に割れたものは、いったん組み立ててみて、カケラの並びを把握して、わかりやすく並べておきます。

かけらを並べる

すべてのカケラと本体のエッジを、ダイアモンドヤスリで軽くこすり、布巾で粉を払いました。

やする

エポキシの2剤を混合して、本体もカケラも、断面すべてにヘラを使って薄く塗っていきます。
(厚く塗ってしまうと、組み立て時に上手くカケラがはまらなくなることがあるのです)

2剤を混ぜる

ヘラの作り方:こちらの投稿の下のほうにあります→ はじめての金継|欠けた器を修理する|準備編 

塗ってすぐには組み立てずに、ある程度硬化が始まって粘り気がでてくるまで待ちます。

そして、頃合いを見計らって接着!

うつわを上向きにしておくと崩壊してしまいそうだったので、ふせるようにしました。


しかし、パーツとパーツの間に少しずつ隙間ができてしまう…。

マスキング

指で押さえつつ、急いでマスキングテープで補強します。

接着
そのまま翌日まで待ちます。

 

もうひとつのお皿は、爪先ほどのパーツが取れてしまったので、それを割れたお茶碗と同じ手順で接着しました。

接着


あっ、隙間があるよ!


と思いましたが、よくよく見たらこの隙間、最初から空いている隙間でした。
一瞬、パーツ無くしたかと思ったのでヨカッタ。


こちらも明日まで待ちます。

翌日、しっかりと固まったことを確認してから、はみ出したエポキシを削っていきました。

ヤスリがけ

平丸刀を使います。
平丸刀には6ミリ、3ミリ、1.5ミリとサイズがありますが、6ミリの刃が器のカーブに具合よく当たって使いやすかったです。


彫刻刀とやすり

デザインナイフ

こんなデザインナイフも用意してみましたが、使いやすさは断然平丸刀です。

光の反射を利用しながら、はみ出したエポキシを削ったら、次は耐水ペーパーでヤスリます。

このあとまたエポキシを塗るので、あんまりキレイにしなくても大丈夫そうです。


長くなってしまったので、つづきます・・・

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