タイニーハウス

[入植16日目] - スリランカ人に騙されたうえに地元住民に怒鳴られた話 / 《おまけ》:断熱材、内壁貼り、荷物の搬入

2016/06/08

《 2015/02/26更新の記事に[加筆修正&写真の差し替え]をしました 》

 

前回までの振り返り

屋根下の隙間とお勝手口の横に採光取りを作った。断熱材を貼り進めている段階。猫とマンションの明け渡し期限が気がかりで、作業が終わったら東京へとんぼ返り。

本日の作業《※おまけ》

1.断熱材を貼り終える
2.内壁を貼る
3.荷物の搬入

今回も東京での滞在は1日だけ。その間に壁紙(足りなかった)や、スタッドレスタイヤを購入しました。
どうやら購入した土地は雪が降り積もるらしいので、せめてタイヤは買おうと思ったのです。(僕の軽ワゴンは2WD)

余談となりますが、カー用品店でスタッドレスを購入したら、タイヤ交換を無料で行っていただけました。

その際、担当者の方が言っていたのですが、元々装着していたタイヤは僕の軽ワゴンには合っていないもので、高速道路で走ったりすると、破裂の危険があったらしい。

しかもこのままでは車検も通らないとのこと。

何度も高速道路を利用していただけに、冷や汗が出ました。

day16 (2)

スリランカ人に騙された話

僕の買った車検付きの軽ワゴンは、インターネットを通じて購入したものです。

車の受け渡しにはスリランカの方が立ち会いました。スリランカには行ったことがなかったものの、近い国々や同じような文化圏には行ったことがあったので、話が弾みました。

本来名義変更が済むまではデポジットで3万円を預ける約束があったのですが、その必要はありません、と言っていただけたり、引き渡しまで停めていた駐車場の料金も支払ってくれたり、ジュースも買って渡してくれたりしました。

とても気の良い奴だと思いました。

インターネットに掲載されていた説明文には、「パワステ」「エアバック」「集中ドアロック」「パワーウインドウ」等の記載があったのですが、実際には装備されていませんでした。

安く買えたことに価値があると思っていたので、それらのことはそれ程気になりませんでしたが、危険なタイヤを装備されていたことは残念に思いました。

彼は「タイヤはアルミを履かせておいたから」と、まるでお得なおまけをつけてくれたかのように言っていたことを思い出します。

車検を通した後、タイヤを取り替えてしまったのだろうか?

慣れない国で苦労しているのではないかと心配したものですが、彼は随分と逞しく生きていたのだった。


1.断熱材を貼り終える

前回同様、断熱材を丁度よい長さに切ってはタッカーで貼っていきました。天井以外ぐるっと白い断熱材の貼られた姿は、まるで小屋が布団に包まれたようで少し面白かった。

2.内壁を貼る

内壁は外壁で使った12mm合板ではなく5.5mmの合板を使いました。安くて施工も楽になりましたが、思いのほか薄く、場所によっては押すとたわみます。

この上に化粧板を貼ったり、漆喰などを塗るまではチープな内壁となりそうです。

※石膏ボードの方が安いし暖かいと思うけど、後々始末に困りそうだと思ったので見送りました。

day16 (4)

写真がなかったので、少しだけ後のものです。

3.荷物の搬入

大分処分したとはいえ、まだまだ沢山の荷物があります。

そろそろ搬入を開始しないと間に合わなくなりそうだったので、当面使わなそうな荷物を中心に運び込むことにしました。

取りあえずロフトに山積みです。

day16 (3)

地元住民に怒鳴られた話

日が暮れてきたので作業を止め、車に積んだままの引っ越しの荷物を小屋に搬入することにしました。

僕は、ロフトの上が搬入した荷物で溢れていたので、それを並び変えたり、積み重ねたりしていました。

残り少なくなった荷物を車に取りに行ったニテヒさんは、誰かと話をしているようです。

揉めているかもしれないと思いました。

それは車を停めていた道路から大きな怒鳴り声のようなものが聞こえて来たからです。

慌てて手に持っていた荷物を投げ出し、車を停めていた道路に、そして怒鳴り声のする方向へ走りました。

そこには地元住民と思われる小柄だけどガタイの良いおじさんと、横付けされた軽トラックが見えました。

「ここ買ったのーー!?」
「あんた永住する気なのか!?」
「普通、家建てるなら最初に駐車場作るもんだろうが!!」


そのようなことを言っているようです。

僕が間に入り、

「何かご迷惑をお掛けしたようですが?」

と、出来るだけ丁寧に対応しました。


すると、僕の存在に気がついたおじさんは、

「いや別に迷惑ってことじゃないんだけどさ、ここに車を停めてたら周りの人に文句言われちゃうと思ってさ...」


ニテヒさんはいいました。


「事情があってどうしても家を先に作らなくてはならなかったけど、後一週間もすれば駐車場も作れる余裕が出ますので、もう少しだけ待って下さい」



おじさんは、最後は愛想良く、

「そうか、そうか。」

と落ち着きを取り戻してくれたようにみえました。


しかし去り際に、薄ら笑いを浮かべながら言った言葉が気に掛かりました。


「あんたらさ、敷地に生えてるその赤松が倒れてきたら、あんなの簡単に潰れて死んじまうぞぉー」

あんなのと指さされた対象は、僕の建てた小屋のことです。


僕らは意識して、道行く人に出くわした際は出来るだけ愛想良く挨拶をしていたのですが、このおじさんは初めて見る顔でした。


購入した土地には何十本もの大木が生えています。その多くは赤松です。
僕はこのような自然に囲まれた場所で暮らしてみたかったのです。

木が倒れ、家を潰すなんて想像もしていませんでした。

さっきまでうっとりと眺めていた木々が、今では恐怖の対象となってしまいました。

この後直ぐに東京へ戻ったのですが、その車内ではいつまでもおじさんの怒鳴り声と、家の何倍もの高さのある木々のことが頭にこびりつき、離れませんでした。

それにしても、こちらは出来るだけ丁寧な対応を心がけていたにも拘わらず、最後まで人の首根っこを押さえつけようとするかのような威圧的な態度に腹立たしさを感じずにはいられませんでした。

冷静に考えれば、車は土地に斜めに乗り上げた格好でしたが、敷地内に収まっていたこともあり、余計に腹が立ちました。

その時は、自分の思い描いた生活をしようとした結果、折れた木に潰され死んだとしても悔いはないと本気で思っていました。

day16 (1)

過去を振り返ってみて

・自分の家の木が倒れ、その倒木が家と人間を潰すところなんて想像したくはありません。

他人を殺す訳ではなく、あくまで自爆ですので、自業自得で済んでしまうかもしれませんが、そんなことで死んでしまってはもったいないと思います。


怒鳴られたことに腹を立てるだけだったり、死んだって構わないとムキになったりするよりも、自分の理想と現実の丁度良い折衝点を探る方が、人生を面白おかしく生きる為には良いかもしれないなぁ...と、今なら思えます。

 

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