食卓

地元のおばあちゃんに教わった山菜「こごみ」とシダ植物の見分け方

2016/06/08

////  これは2015年5月19日の「今日のニテヒ生活」の記事に追記したものです ////

 

外で作業をしていると、地元のおばあちゃんが通りかかりました。
その手には、根の付いたシダの仲間らしき植物が。


「それ、何ですか?」

と訊くと、

「ああこれね、ワラビ。庭に植えようと思ってね。」

と言うので、感心して

「よく見分けられますねえ、私なんかコゴミと他のシダの区別がつきません。」

と言うと、

「見分け方があるのよ。茎の下の方にね・・・」

 

そういいながら近くに生えているシダ植物の茎の付け根を見せて、

コゴミはここにね、スーっと線があるの。これは無いでしょ?」

 

私も顔を近づけて観察するけれど、比較しようがないのでうーんと首を捻っていると

「私、一度帰ってまたここ通るから、そのとき見本を持ってきてあげる。」


おばあちゃんは元気よく歩いて山を下って行きました。

 

数十分後

一台の軽トラがやってきたので、そちらを見やると、シダ植物の葉を二枚手にしたおばあちゃんが。

「これが、コゴミ。これが、「似てるの」。
この「似てるの」、沢山生えてるから気をつけてね。」


「・・・間違えて食べても大丈夫ですよね?」


「やや、ダメよ!
口に入れるものだから間違えちゃダメ。」


「ええ、そんなの難しいです!」

 

そしておばあちゃんは軽トラに乗り込み走り去ったのでした。

 

右:似てるの 左:コゴミ



1、全体

こごみ

2、茎

こごみ
コゴミの茎には線が入ったように見える窪みが縦に走る。



3、葉を比較

こごみ

4、裏

こごみ


裏を見ると「似てるの」にはブツブツした気持ち悪い胞子嚢がびっしり。
一方のコゴミにはそれが無い。

もしかしたらこれが見分けるポイントなのかも?
それともコゴミにもそのうち出来るのかなあ。


・・・と思って軽く調べたところ、コゴミの葉には胞子嚢は現れず、葉とは別に蔓のようなものが伸びてきて、そこにブツブツがたっぷりと出来るんだそうです。

 

こごみの葉の裏には胞子嚢がない!

おお、これは良い見分け方だ!

(実際には春先のまだくるりとした状態の若芽を摘んで食すので、今の内にコゴミの在り処に見当を付けておくと良いよとのおばあちゃんからの助言です。)

 

2016年5月

去年のこのおばあちゃんのアドバイスのおかげで、今年は遠目からでも「こごみ」かそうでないかを見分けることができるほどになりました。
(摘む前には、茎にラインがあるかどうか確認しています)

見分けることができる目を持って見渡してみると、あっちにもこっちにもこごみ!
おひたしにしたり、からしマヨネーズで食べたり・・・。

湯がくだけで食べられるので、春のおかずに重宝しました。

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