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小屋暮らしの雇われ仕事[2016]OPEN準備は便利屋さん

2017/03/10

関連記事:小屋暮らしの雇われ仕事[2015]|次も期待してしまう卑しい気持ちへ

 

小屋暮らしの醍醐味だったのかもしれないと今振り返る冬の期間。

僕は連日、薪ストーブを焚いた小屋で日が昇るまで夜更かしを楽しんだ。

早々に電気の無くなった小屋。
薪ストーブの小窓から漏れるオレンジの光の中、時折薪のはぜる音が妙に心地よかった。

ランタンの明かりを頼りに、ページをめくったり、なにかしら書き物をしてみたり、息抜きにインターネットに繋いでみたり、そしてたまには夢中になったり。


こんなにも早く冬の日々を思い出すには当然理由があるはず。


それは、約半年振りに働きに出ているからで間違いないと思う。


仕事内容は多岐に渡るけど、その殆どは僕の日常の中にある仕事と似通ったものばかり。

初年度から毎年働いている宿泊施設での仕事なのですが、実際のところ、便利屋さんみたいだと思ったりもしています。

まだ働きだして間もないのですが、冬の一日と比べ、圧倒的に動きのある日々です。

ブログを意識すると、どうにもアウトプットしたくなるのです。
これもまた、やってみないと分からなかった、新しい感覚の一つです。


始業時間は[9:00]です。
車で10分と掛からないので、目覚ましは[7:40]です。

※朝は満員電車、帰りも座れることは稀。移住前の往復3時間の通勤環境を思えば、雇い主にも僕にも有利なことが多いように思います。

また、目覚ましで起こされる朝は最悪だと改めて思っています。
目覚ましで嫌々起きることも含め、仕事なのだと以前の僕なら言うだろうとも思います。

まぁ、外作業ということもあるので、これは仕方ないところもありますが。

ゴールデンウィークの繁忙期までにやらなくてはならない仕事は結構あります。

全てを書ききることも出来ますが、喜ぶ人よりウンザリする人が多いだろうと想像出来ますので、大きめの仕事や珍しそうなものだけを掻い摘んでやってみます。

屋根の葺き替え

一番大きな仕事は屋根の吹き替えでした。
といっても、小さなプレハブの屋根ですので、二日予定の仕事が、大方一日で終わってしまいました。

これは喜ぶべきことと思いがちですが、雇われである場合、少し複雑な気持ちになるものです。

Handyman (8)
小さなプレハブの上には透明のポリカ波板が乗っていました。
約15年も経過すると柔軟性は失われるようで、カチカチに硬化していました。

木の枝などが落下すれば、直ぐに穴があいてしまいそうです。

また、ポリカ波板の下には合板が使われていました。
端の一列が特に激しく劣化していたので、防腐・防虫剤を塗布した新しい合板に張り替えました。

Handyman (7)
合板を張ったら、いよいよガルバリの屋根材を専用釘で打ち付けます。

Handyman (6)
大方の作業が終わりました。後は次の日に、鼻隠しなどをつけたらお終いです。

Handyman (11)
約15年経過した、恐らく雨にも晒された合板です。やはり屋根に使う材は合板ではなく、野地板が良さそうです。

ウッドデッキの塗装

離れにある小さなログハウスのウッドデッキに防腐・防虫剤を塗布しました。

何棟かあるので、掃除したり塗ったりで、結構時間が掛かりました。

Handyman2 (1)
《Before》

Handyman2 (5)
《After》

Handyman2 (3) 

 Handyman2 (2)
油性のペンキを使った後処理は、灯油が便利です。
刷毛を使い捨てにするのは勿体無いですからね。

階段の修理

階段の修理なんかは簡単だろうと思っていたのですが、地盤が石だらけだったので、地味に手こずりました。

Handyman (5)
これらの道具を使いました。杭の先は打ち込みやすくする為に、チェーンソーで尖らせます。

Handyman (4)
《Before》

Handyman (2)
《After》

補修箇所が少し目立ちます。
この反省は、自分の家で生かせると思います。雇い主(以下BOSS)には少し悪い気もしますが、石をしっかりと詰め込み、頑丈には仕上がっているので許して欲しい。

 

[ちょっと休憩]

今はオープン前の準備のような期間なので、職場には朝[9:00]に顔を出し、その場でノルマを与えられたら、あとは基本的に自由です。

与えられた仕事を自分の好きなペースでこなします。

観念して就職するまでの間、結構な種類の職場を経験してきたように思いますが、このような働き方は今までにありませんでした。付け加えると、これは結構良いな、と思っています。

でもそれは、一年目、二年目と同じ仕事をこなして来たからこそなのだと思っています。

ある仕事を任されたとき、そのやり方を熟知している場合とそうでない場合では、気持ちの持ちようはガラリと変わりますよね。

初年度はまだ、[日本式サラリーマン]で鍛えられた生真面目さが前面に出ていた時期だったので、過度に気を使い、仕事は一生懸命でした。

本当は肩の力を抜いて、楽しみながらやれるのが、効率含め一番良いのかもしれませんが、まぁ、3年目にして思うことは、日本人らしい、実直さ、(愚直かも?)生真面目さも、最悪ではないと思っています。

ただ、窮屈で仕方なかったとは思います。
これは特に人間関係の話に繋がっていくので、ここまでに留めておきます。

 

小さな仕事とおすすめ工具

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チェーンソーで作られたウリ坊とバンビがいます。
無塗装だった部分が少し苔っぽくなって来たのでヤスリました。

Handyman (14)
小さなサンダーですが、この集塵袋がとても便利でした。
サンダーやグラインダー作業は、なんといっても微細の削りかすが嫌になります。

シャワーを浴びなくては部屋に入りたくないと思うほど真っ白になることもあります。

その為、これらの作業をする時はいつも覚悟をして臨んでいたのですが、この集塵袋があれば、大分敷居が低くなるように思います。また、集塵袋の中に集められた削りかすは、堆肥作りに良さそうです。

ペンキ塗り

壁を同一色で塗り替える際、何故でしょう?一度落書きをしておかないと損した気持ちになります。

悪さへの憧憬というものが、まだ僕の中に息づいているのかもしれません。

...いや、最近思うのですが、僕は幼児返りをしたかのように、少し身勝手になってきたように感じています。

確かに僕は気楽になったのですが、そのせいで人に迷惑だけは掛けたくないな、と思ったり、思わなかったりと、頭の中も少し身勝手です。

Handyman (17)
《Before》

Handyman (1)
《After》

Handyman (13)

当初、職場で見つけた食べられるキノコ・山菜をおまけで掲載しようと考えていたのですが、長くなってしまったので、次回に持ち越したいと思います。

[おまけ]

Handyman (12)
今回は大きめの仕事や珍しい物だけを取り上げましたが、実は作業の大部分は掃除です。

写真は浴場を掃除しているものだし、居室や敷地の掃除、沢山あるレンタル品の清掃整備だけでも何日も掛かります。

そんな中、素晴らしいアイディアを教わったのでシェアしたいと思います。

強めの洗剤を使う時など、ゴム手袋を使用しますが、手袋の裾を折り上げることで、腕を上に伸ばしての水仕事をしても、水が腕を伝ってびしょ濡れになることを防げます。

地味なアイディアですが、こういうことに気が付ける人は柔軟で頭も良いのかもしれませんが、ゆとりのある環境で働けている人なんじゃないだろうか?と想像しました。

今日はここまで。
おしまい。

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