[セルフビルド]風呂&トイレ小屋を自作しよう!⑦|薪風呂編ⅲ|イラスト図解で分かりやすい薪風呂の作り方|風呂桶の設置とメガネ石
2019/01/24
previous:風呂トイレ小屋の建設②|コンクリートブロックの種類とグラインダーを使った加工|メガネ石の制作
この記事には、[[イラスト図解]薪風呂の焚口][焚口の作成][風呂桶の設置][排水パイプの接続][吹上口のメガネ石][火止めの作成]が書かれています。
※買ったものの詳細や金額、使った道具の説明などは、頃合いを見て一つの記事する予定です。
[イラスト図解]薪風呂の焚口
・薪風呂の焚口は[耐火レンガ]で作りました
・立てて使った耐火レンガは、グレーで色付けしました
・焚口の入り口から奥に向かって2つのレンガは、130mmにリサイズしました
焚口の作成
焚口は耐火レンガを使用しますが、かなりの数を使うことが分かりました。
足りない物は買うしかありませんが、少しでも費用を抑える為に、小屋の薪ストーブの下で使っていた耐火レンガを流用することにしました。
先ずは耐火レンガ接着のためのモルタルを作ります。
※余らせないように少しづつ作っています。
前回張った水糸をガイドに、先ずは大雑把にモルタルを伸ばしてみました。
接着面やレンガは、予めジョウロなどを使って湿らせておきます。
レンガの水平を出す為には、ある程度の厚みでモルタルを敷き、ハンマーで叩いて調整するといい感じでした。
[完成]
積み終えた後は、目地にもモルタルを充填しました。
※耐火モルタルは高価だったので、接着の為のモルタルは通常のセメントを使用しています。
雨が降って来たので急遽、濡らさないように傘をさしました。
風呂桶の設置
一晩モルタルの硬化を待ち、焚口がカチカチになったことが確認出来たので、いよいよ風呂桶を設置することにしました。
この風呂桶は鋳物製なので、かなりの重量があります。
いきなり焚口の上に乗せると、いかにも焚口は耐えられずに壊れてしまいそうです。
そこで、先ずはコンクリートブロックを焚口以上の高さになるまで積み重ね、一旦その上に風呂桶を乗せることにしました。
※一人で持ち上げたり、片側を持ち上げている間にコンクリートブロックを追加したり抜いたりするのは大変なので、可能なら二人以上での作業が好ましいと思います。
鋳物製の重たい風呂桶なので、焚口に乗せるまでは心配でしたが、カチカチに硬化していたお陰で問題ありませんでした。
下げ振りを使って微調整をしています。
焚口と風呂桶の隙間にはモルタルを充填しますが、このモルタルでわずかに傾斜をつけ、排水口方向に水が流れるように調整しています。
排水パイプの接続
排水口とパイプが直線でピタリと繋がる予定だったのですが、僅かにズレてしまいました。
まぁ、このくらいのトラブルは想定内です。
とはいえ、ホームセンターを何往復かしてようやくこの接続方法に辿り着くことが出来ました。
45度エルボ2つ使っています。
チューブを使うとか、コンクリートを駆使するなど、色々と思案したのですが、この方法がもっともスマートだと思います。
念のため、100円ショップのエポキシを使って、僅かな隙間も埋めることにしました。
※エポキシで接着すると今後のメンテナンスに支障が出そうですが、最終的にこのパイプは土とコンクリートで埋めることになります。そもそも外側からのメンテナンスは出来なくなるので、エポキシでガッチリと接着することにしました。
吹上口のメガネ石
前回の記事の最後に、耐火モルタルで作ったメガネ石が硬化しました。
なかなか硬化しなかったので、結局3、4日ほど待ちました。
型枠を外しました。
厚みはありませんが、良い感じです。
メガネ部を作る為のスペーサーを抜く際に割れてしまいました。
スペーサーは固まる前に抜くべきだったのかもしれません...。
念のため、少しだけ残しておいて良かったです。
また数日待たなくてはなりません。
[2日後]
無理な荷重を掛けたりしない限りは大丈夫だと思います...。
グラインダーでバリを落としたり、角を落としたりしたら、メガネ石の完成です。
火止めの作成
薪ストーブと同様に「火止め」を置くことで、焚口からの炎が直接煙突内に入っていくことを防ぎます。
これは焚き火台などの底に敷いて使う、「ロストル」というものです。
この中古のロストルを加工して、火止めを作ります。
ディスクグラインダーを使って、先ずは欲しい高さにカットします。
次に、折りたい位置に薄く筋を入れます。
レンガなどの直角の出た硬い物をあてがい、ハンマーで叩いて折り曲げます。
あっという間に「火止め」が完成しました。
吹上口の前に、このようにして設置しました。
吹上口の上に、先程のメガネ石を接着します。
次回はいよいよ煙道、薪風呂の囲いを作っていきます。