壁の温度を測ったら見えてきた薪ストーブの真実|[A_Life ]赤外線放射温度計(非接触レーザー温度計)
先日不注意でガラスの温度計を割ってしまいました。
Amazonで代わりになる温度計を探していると、「非接触のレーザー温度計」というものを見つけました。
ログハウスで薪ストーブを使っているお宅では、このような温度計を使って煙突内の温度が急上昇していないか調べていたことを思い出し、僕も欲しくなりました。
探せば安価な物も多く見つかったので、その中で「A_Life 赤外線放射温度計」なるものを買ってみました。
我が家のステンレス製煙突の場合は、温度計のセンサーを反射してしまうようであまり良い精度の温度は出ませんでしたが、それでも非常に多くのことが分かったので、薪ストーブに関する温度のあれこれをまとめてみることにしました。
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[A_Life]赤外線放射温度計が届いたよ!
Amazonプライム会員の特典により、注文してから24時間と経たずに到着してしまいました…驚きです…。
さっそく付属の単4電池を入れてトリガーを引いてみました。
赤いレーザーが照射されたと思ったその瞬間には、ディスプレイに温度が表示されていました。
トリガーを引きっぱなしにしている限りは測定を続けるので、ある範囲の中で一番熱くなっている場所を探すような場合にはこの方法が便利そうです。
※参考価格:1/14現在は[1499円]でした。
『それでは薪ストーブ周りの温度を測ってみよう!』
薪ストーブに火入れをしてから30分後
※煙突の温度は正確ではないと思います。48℃しかないのかと思って触ってみたところ、火傷してしまうくらい熱かったです。体感ですが、100℃前後はあると思います。
半分以上の薪が熾き火となっている状態(5時間後)
※商品の性質上、ステンレス煙突の温度は正確ではありません。
※ロフト上(寝室)の温度は「32℃」でした。
薪ストーブに近い壁の温度
薪ストーブを使い始めた当初は火事を起こしてしまわないかと心配していたので、壁の前にはレンガやコンクリートブロックを積んでいました。
しかし700mmしか離れていない壁の温度は、僅か「32℃」しかありませんでした。
我が家の薪ストーブの場合、直ぐ側の壁の温度はそれほど高温にはならないと分かったので、少なくとも耐火レンガを壁に敷き詰めるような必要はないと思いました。
追記:次々に薪を焚べて試したところ、700mm離れた壁の温度は、「40~45℃」くらいまで上昇しました。
炉床回りの温度
炉床を正面にみて、四方の温度を計ってみました。
火がついているところは、「HI」という測定不能の表示が出てしまいました。
薄いレンガと灰を敷いている底面や、耐火レンガを立てている左右に比べると、何も断熱材がない上部の温度は高くなっていることがわかります。
また、薪ストーブの側面を外から測ってみたところ、熾火だったこともあり、「53℃」しかありませんでした。
※追記:次々に薪を焚べた状態で側面を外から計ってみたところ、「150℃~200℃」まで上がりました。
おまけ
自分の額や口の中に照射するだけでは飽き足らず、綱吉の温度も計ってみました。
この温度計は表皮の温度を計るので、室温に近い温度が表示されました。
※レーザーが猫の目に入らないように注意しましょう。
いつも猫たちが潜り込んで暖かくなっている寝袋の中は、35℃くらいになっていました。
これは服をめくって計ってみた僕のお腹の温度と同じくらいでした。
「A_Life 赤外線放射温度計」
今年一番のお気に入り商品となりました。
薪ストーブや薪風呂を使っている人はもちろん、料理の時や車、バイクのマフラー温度の測定などにも便利だと思います。