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自然薯のムカゴが食べたい!

2017/10/01

 

今回のお話の主人公は、食べられるツル性植物「やまのいも」

 

すりおろしてとろろにしたり、海苔で包んで磯辺揚げにしたり、短冊切りにしてサラダで食べてもおいしいおいもです。

自然薯(じねんじょ)とも呼ばれていますが、こちらの名前ほうが有名かも?

一般的にスーパーで見かけるのは、だいたい「ナガイモ」だそうで、ナガイモは「やまのいも」に比べると水分含有量が多いため、すりおろしたときの粘りに乏しいおいもです。

 

今回は地中の「やまのいも」本体ではなくて、地上のツルの部分にできる小さなおいも「むかご」を採取するのが目的です。

むかごは、やまのいものツルに生える0.5センチから2、3センチくらいのとても小さな実で、そのお味は「じゃがいもとサトイモのあいのこ」らしい。

ちなみにやまのいも本体を掘り出す時期は、地上部が枯れてからということですので、まだまだ先のお話です。

 

さて「やまのいも」、そこらへんに自生しているということですが。

先日、むかごをつけたツル植物をみつけて「もしかして、やまのいも!?」と、小躍りしたんですけど、同時に「コレってほんとにやまのいも?」という疑問も湧いてきまして。

自然の植物って、外観の似ているものがとても多いので注意が必要です。

ただ外見が似ているだけならば問題ないんですが、一部のきのこのようにニセモノには毒がある場合もあるので、採取する前の下調べは必須です。

 

ということで、まずはヤマノイモを探すときのポイントを確認!!

ヤマノイモ

1、葉は縦長のハート型で、先端は鋭く尖る。

2、葉の腋にムカゴ(珠芽)を付ける。

3、葉は対生する。

4、ツルは左手親指方向に巻いている(上から見て反時計周り)。※左手でツルを掴んだときの親指の方向にツルが巻いている状態。

 

そもそも、「葉は縦長のハート型で、先端は鋭く尖る」という、ヤマノイモの葉の特徴と良く似たツル性植物がたくさんあるんです!

見分けるポイントとして、「ムカゴ」「葉が対生」「左手親指方向のツル」が当てはまれば、たぶん大丈夫?

つる植物の右巻き左巻きについてhttp://syokubutukensaku.o.oo7.jp/TPmakikata.pdf

 

そんなわけで、むかごをつけたツルを発見した場所へ確認をするためにやってきました。


1、葉の形状と付きかた

葉は長くて先端の尖ったハート型。対生。 

 

2、ツルの巻く方向

ツルは左手親指方向巻き(上から見て反時計回り)!

 

3、むかごの有無

むかごが付いている!!


これは!!

「ヤマノイモ」に違いない!!

 


一方、こちらは家の前の柵に絡んでいるツル。

1、葉の形状と付きかた→互生、葉は3裂

2、ツルの巻く方向→確認できなかった

3、むかごの有無→なし

 

一見、ヤマノイモのツルと似ていますが、これは「カエデドコロ」??のようです。

 

ヤマノイモに良く似ている代表的な植物に「オニドコロ」「ニガカシュウ」「カエデドコロ」があります。

それぞれヤマノイモに似た特徴と、見分けやすい特徴があるので、書き出してみます。

オニドコロ(鬼野老)

1、大きなハート型(縦長ではない)の葉

2、葉は互生する

3、ツルは右巻き(上から見て時計まわり)

4、ムカゴをつくらない

注意:根はとても苦い。有毒。食べると嘔吐や麻痺、胃腸炎などを起こす。

オニドコロは、見分けポイント満載!

葉の付きかた、ムカゴの有無、ツルの巻方向がヤマノイモと違います!

 

ニガカシュウ(苦何首烏)

1、普通のハート型の葉(大きいもので12~15cm)

2、葉は互生する

3、ごつごつしたムカゴをつける

4、地下の根は球形

5、葉柄の両端に縮れたヒダがある

6、ツルは右巻き(上から見て時計まわり)

注意:地中の根を乾燥させたものを薬用に用いる。ムカゴ、イモ(地中の多肉根)ともに苦みあり。

ニガカシュウはムカゴを付けるため、ヤマノイモと間違えやすいと言えますが、区別ポイントも沢山!

葉の付きかた、ムカゴの形状、ツルの巻方向、葉柄のヒダの有無。

 

カエデドコロ

1、葉は互生

2、葉は3裂または掌状に5〜9裂(カエデの葉のような感じ)

3、葉柄の元に1対の小突起がある

4、ムカゴはつけない

5、ツルは左手親指方向に巻いている(上から見て反時計周り)。

注意:根茎に含まれる成分には溶血作用があり、大量に食べると嘔吐などを引き起こす

カエデドコロはツルの巻く方向がヤマノイモと同じですが、葉の形が違うので見分けられると思います。

 

ヤマノイモに似ているツル植物たち

↑葉の形はヤマノイモと似ているけれど、右巻き(上から見て時計回り)のツル。ムカゴは付いていなかった。

 

↑葉が互生。丸いハート型の葉。ムカゴなし。

 

↑真ん中の葉がヤマノイモ。右がたぶんカエデドコロ。左わからない。

 

ちなみにナガイモですが、

ナガイモ(栽培種の野生化)

1、茎や葉柄は普通紫色を帯びる

2、基部が左右に大きくはりだす

3、葉は対性する

4、タマゴのようなハート型の葉(ヤマノイモより丸い葉)

注意:花が咲く前のツルでは、葉が互生をしていることがあるので、区別は難しい

 

さて、こちらが採取してきたムカゴです。

 

素揚げにして塩でいただいてみます!

皮がしっかりしていて、中はホクホク・モチモチ。

例えるなら・・・ドイツパンのような食感?うーん、確かに「じゃがいもとサトイモのあいのこ」です!

実を割ると、若干みどりがかった黄色をしていました。



素揚げのほかにも、ごはんに混ぜて炊いて「むかごごはん」にしたり、煮物にしたり、じゃがいもとおんなじように食べることができるそうです。

ですが、もっと有効な使い方は、むかごをヤマノイモの種イモとして庭に植えることではないでしょうか?

エンビパイプやトタン板、もしくはドラム缶などの縦に長い容器を使って、根(イモ)を掘りやすく工夫すれば、簡単にヤマノイモを楽しむことができるというんです!


注意すべき点として「むかごを種イモに使う場合、収穫は1年後のシーズンから」、種イモを充分太らせなくてはならないそうです。

2シーズン目からは、採取したヤマノイモ本体の端を切って地中に残しておくと、再び大きく成長するので、毎シーズン楽しめるということです。

 

むかごは海外では「エアポテト」などと呼ばれ、ちいさなジャガイモとして食べられています。

東南アジアなどでは、地中のイモは食べずに、通常はむかご(エアポテト)のみを食用として、食料が不足したときにイモを掘って食べる習慣があるそうです。

うまくすれば、放っておいても毎年収穫できる便利なヤマノイモ。

いくつか庭に植えておこうかなー。

 

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